この間購入した魚の中に入っていた小さな2匹の魚。これはマトウダイ目・ソコマトウダイ科のソコマトウダイである。ソコマトウダイはマトウダイ目だが、重要食用魚であるマトウダイとは異なりその小さい(成魚でも10cmくらい)体のためめったに食用にはなっていない種類である。底曳網ではよく漁獲されるが、ほとんど利用されていない魚である。ということで、今回はソコマトウダイを唐揚げにして食べてみた。左の2匹である。上の魚はホウボウ科のカナド。
頭が非常に硬い。身は骨ごとたべることができるが、鰭の棘がやや硬い。まずくはないが、頭が大きいのもあり食べにくい。利用しにくい魚といえる。食べられていない魚、というのはそういう理由もあるのだろう。
今回は沼津市戸田 青山沙織さんの「ヘンテコ深海魚便」より。ありがとうございます。