昨日まで県北で12時間ハードな立位修行?をやっておりました。今日だけ解脱(解放)されたので、ちょっと一休み。
さて、写真は高知県の湾内の様子。湾内は岩礁やサンゴ礁と異なりヘドロが堆積されている。餌は多いが、ちょっとしたことでヘドロが舞ったりするので透明度が悪い。写真の魚はアカササノハベラ。四国ではササノハベラ属は2種類とも多い。宿毛あたりではホシササノハベラも見られると思うのだが、大月~土佐清水だとこの種がほとんどのよう。ヘドロの中に顔を突っ込み、中の餌(ゴカイや甲殻類)などを捕食していた。
魚の種類は意外と多い。アカササノハベラのほか、トゲチョウチョウウオも餌を目当てに出現した。確実に越冬しているサイズであるが今年は浅瀬の水温が著しく低いときがあった。今年入ってきたのは越冬できなかったかもしれない。もう1種奥から出てきたのはテンジクスズメダイ。この種はオヤビッチャの仲間であるが、内湾に多いイメージがある。琉球列島では見られず、南日本の太平洋岸~台湾、中国、西太平洋などにいる奇妙な分布域。千葉県以南の太平洋岸では幼魚が数多くみられる。
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