夜のタイドプール「いざり」は楽しい。もちろん注意しなければならないこともあるが、面白い生き物に出会うチャンスがある。
このカニはクモガニの仲間でモクズショイという種類である。名前の通り、イソギンチャクやカイメン、海藻などを体にくっつけ、浅いサンゴ礁を徘徊するのである。昼の海で本種を見つけてもほとんど動くことがないのでわからないが、夕方から夜には磯をはい回るのでわかる。
サンゴ礁の夜間の磯では様々な甲殻類に出会うことができ、中にはこのような甲殻類を食用とする人もいるというが、とくにカニの仲間はやめたほうがよいだろう(毒化しやすい)。実際に奄美諸島では過去にウモレオウギガニという、大きく食するのによさそうなサイズのカニにより多くの人が命を落としているのである。
今回の種のアドバイスもHirayama Shoさんより。ありがとうございます!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます