しばらく更新していませんでした。申し訳ないです(ネタがなかった)。
この変わった魚はアカギンザメ。「サメ」という名前がついているがサメの仲間ではないどころかサメと同じ板鰓亜綱であるエイの仲間でもなく、全頭亜綱というグループに含まれている。ギンザメ科、テングギンザメ科、ゾウギンザメ科の3種からなり、ギンザメ科はさらにギンザメ属とアカギンザメ属の2属に分けられる。アカギンザメはギンザメ属とことなり、臀鰭がないらしい。
アカギンザメの頭部。眼は写真ではわかりにくいかもしれないが、きれいなブルーをしている。顔の様子などから「ラットフィッシュ」などと英語で呼ばれている。学名のHydrolagusのlagusというのは「ウサギ」のことらしい。顔や歯にちなむのだろう。胸鰭がかなり大きくて変わっている。背鰭には毒棘があり、切られていることも多いのだが、しっかり背鰭がついている状態で届いた。ヘンテコ深海魚便の青山沙織さんに感謝したい。
刺身と肝。刺身はあまり味はなかった。フカの湯引き、として販売されるもののうちニュージーランド産のものであればこのアカギンザメ属のものである可能性があるらしい。肝は濃厚で刺身はかなり美味しい。
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