沖合底曳網漁業ではコチの仲間も漁獲されます。メゴチが多いのですが、今回はこんなのも来ていました。
マツバゴチRogadius asper (Cuvier, 1829)です。
マツバゴチは以前の沖合底曳網でも漁獲されてはいたのですが、写真で紹介するのは初めてになります。浅海から大陸棚縁辺付近まで広い範囲にみられるようです。
マツバゴチの特徴はまず頭部の棘が非常に小さいこと。棘は鋸歯状です。同じように微小な棘がある種はほかにササノハゴチなども知られています。
トップの写真でも見ることができるのですが、前鰓蓋骨に前向きの強い1棘があるのもマツバゴチの特徴です。今回の個体は体長15cmほどなのですが、これですでに成魚です。小型種であまり食用にはなっていないようです。
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