やっと終わった、というか、とうとう終わっちゃった、というか。オリンピック寝不足症候群から早いとこ立ち直らなきゃ^^;
<滑ってナンボ>
当たり前だが、スキーだのスケートだのは、やっぱり“よく滑った者が勝つ”のだと思った。荒川静香選手の金メダルは、ジャンプで転倒しなかったとかスピンのレベルが高かったとかもさることながら、なんといってもスケートが他の選手よりよく滑っていたように思う。スパイラルシークエンスやイナバウアーで見せられるのも、滑りの良さが基本にあるからじゃないだろうか。スピードスケートは最後の100m、最後の1周でどれだけ滑れるかで決まったように思うし、ショートトラックは駆け引きより一気の加速とスピードを維持する力がモノをいってたと思う。モーグルも日本選手はエアで見せたが、結局ターンの上手い人が勝った。いろいろあるだろうけど、結局は基本なんだろうな。
<面白さ発見>
新種目を含めて、今回いろいろ発見があった。カーリングはやっとルールや戦術が少し理解できたし、あのお掃除、じゃなくてスイープがいかに大事かということもようやくわかった^^; 今後競技人口が急上昇するに違いない。スピードスケートのパーシュート、これを専門にするチームを作って強化してもいいかも。スノーボードクロスはスリル満点だし、二人並んで滑るパラレルも面白かった(2本目は1本目の時間差どおりにスタートなんて、デジタルなことができるもんだ)。ショートトラックのリレーも、タッチのとき背中を押すのが面白いし、その押された直後の加速で追い抜いたり、かなりわくわく。フィギュアスケートは技と難易度の説明を聞きながら見ていると、以前は全体の好き嫌いしか考えてなかったアイスダンスも、技術の高さがよくわかって面白かった。
<全然見てなかった・・・>
アイスホッケー。日本が出てないと、ついつい、、、。女子もあるって、その体力がすごい!と思うのは日本人だから? パラリンピックのアイススレッジホッケー、前に見たとき迫力あって面白かったから、こっちは忘れずに見よう。
スキー距離で初入賞の女子スプリント、全然見てませんでした。次回は忘れずに見ます。
<懐かしいあの人達>
競技の解説は懐かしい元・選手の皆さんがほとんど。
ノルディック複合・三ヶ田さん…金メダルトリオの一番地味だった人!なんか穏やかな話し振りで、選手だった頃と同じ?
アルペン・川端絵美さん…弾丸娘!理路整然と技術面の解説してて、大人になった?
アルペン・木村公宣さん…いつのまに解説の人になってしまったの~という感じだけど、技術的な解説しながら日本選手にはひたすら応援になってました^^;
フィギュアスケート・五十嵐文男さん…「フリーだけなら世界一」と言われた、芸術点の高かった選手。なんか、ロマンスグレーのおじ様になってますね^^;
フィギュアスケート・佐藤有香さん…やはりスケーティングの美しさで世界チャンピオンになった人。ペアもやった人なので、ペアの技術解説が詳しくてよかった。
スピードスケート・白幡さん…選手時代のことはあんまり覚えてないけど^^;長距離のスペシャリストだったそうです。エッジの角度だの、重心の乗り方だの、細かいことをいろいろ言ってくれてわかりやすかった。
<これから>
今後の強化についてはいろいろ問題があるらしい。世代交代がスムーズにいってないとか、競技人口が減ってるとか、リンクの閉鎖が続いてるとか、新しい橇が買えないとか(涙)、、、
結局は、日頃の地道な努力しかないんだろうと思う。選手は自力で世界を転戦するくらいの自立度を身につける。指導者は各地で競技人口を増やし、若い選手を育てる。メディアは小さな大会でも丁寧に報道して、応援する視聴者の興味をつないでほしい。次のバンクーバー、メダルの数より出場選手みんなが実力を出し切れることを期待してます。