Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

ロシア杯2012女子フリー(改訂版)

2012年11月11日 21時57分27秒 | スポーツ

 今大会は2日間で一気に行われたから慌ただしい^^;
 フィギュアスケート・グランプリシリーズ第4戦ロシア杯女子フリージャッジスコア)。結果、SP2位のキーラ・コルピが逆転優勝、グレイシー・ゴールドが2位、アグネス・ザワツキが3位とアメリカの若手たちがGPシリーズ初の表彰台。村上佳菜子は4位、惜しかった
 フリー1位115.64のキーラ・コルピ。

 自己ベスト更新 ループで転倒があったが、「公式練習や6分間練習であまり決まっていなかったルッツやフリップを決めたのは、さすがベテラン」(解説の荒川静香さん)。腕がいつも水平にぴーんと伸びてる姿勢が多いんだけど、それでもプログラム全体を美しく見せることに集中している感じ。滑走&ジャンプの繰り返しが続いても不自然にならない音楽の選び方も巧いと思う。丁寧なステップはレベル4。
 GPシリーズの優勝はこれが2回目で、初めてのファイナル進出。
 フリー2位、112.87のグレイシー・ゴールド。

 次々ジャンプを決めていくが、ループと後半のルッツで2回転になってしまった分で逆転を許した。フリップジャンプの踏み切りエッジエラーが今後の修正点かな。誰かがTwitterで「タラ・リピンスキーを思い出す」と言ってたが、たしかに!(これがすぐわかる人は世代が近い
 フリー3位、109.56の村上佳菜子。

 パートナーとタンゴを踊っているかのようなプログラム、めっちゃ素敵 2本目のフリップがコンビネーションにならなかった以外はミスもないように見えたが、最後の3回転トウループが無効0点扱い。なぜ???「ジャンプのうち1つはアクセルでなければならない」のに、入ってなかったために最後のジャンプ要素が無効にされたという。
 2本目のフリップ、元々シークエンスでダブルアクセルを続けるはずだったが、つなげられなかった。フリップのあとピョンと半回転ジャンプを跳んでいるように見えるが、半回転ではジャンプ要素として認められない 戻ってきたときコーチに「アクセルどうだったかな」みたいなことをちらっと言ってるのが聞えたが、本人も心配だったんだろう。
 半回転でなく1回転半のシングルアクセルなら、フリップに続けて行っていればシークエンスとして認められ、「アクセルジャンプが含まれたプログラム」となる。ここさえできていればフリー2位、総合3位になれたところだった。
 インタビューで「よくなかったけど、次につながるような“よくなかった”だから」。なるほど
 フリーは106.43の4位、総合3位のアグネス・ザワツキ。ジュニア時代から村上佳菜子のライバルらしい。ブルーの衣装で「ラプソディ・イン・ブルー」、曲の緩急をうまく使った構成でいいプログラム。NHK杯の成績次第でファイナルは、、、あり?
 フリー5位102.42のヴァレンティナ・マルケイ、SP9位から順位を上げられなかった。「アーティスト」の可愛いプログラムなんだけど、あんまり演技構成点が上がらない。3連続コンビネーションとか、技術点も上げたいところかな。
 フリー6位101.87、ポリーナ・コロベイニコワ。ジャンプをどんどん決めて盛り上がったけど、最後は「少し疲れましたね」(解説・荒川静香)。終盤のダブルアクセルで転倒は口惜しい。来週のエリック・ボンパール杯でリベンジしよう。
 100.87でフリー7位と不本意だったアデリナ・ソトニコワ。冒頭の3回転ルッツで転倒、立て直したかと思われたが中盤のフリップとループで続けて転倒。どんどん余裕がなくなっていく 僅差で総合5位にとどまったのが奇跡的なほど?
 アリョーナ・レオノワは98.42、フリー8位。最初の3回転+3回転決まった、と思ったがミスが出始め…シーズン後半で完成形が見られるだろうか。
 ヴィクトリア・ヘルゲソンも100点台にのらない97.38。大きなミスはなくても、回転不足続きだと点が出ない。どうでもいいけど、髪型が中途半端なのが気になってしまう^^;
 キャロライン・ジャンの92.06は、今の彼女としては悪くはなかったのかな。音楽と振付がもう少しマッチするといいのに、と思う。かつての代名詞だったパールスピンはやらなかった。

 今大会でファイナル進出が決まったのはキーラ・コルピ1人。村上佳菜子は20ポイントとしたが、これはちょっと可能性が低いかも。
 ファイナル進出予想はまたあとで。

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ロシア杯2012男子フリー(改訂版)

2012年11月11日 17時54分20秒 | スポーツ

 今日もBS放送見ながら改訂版作成^^;
 フィギュアスケート・グランプリシリーズ第4戦ロシア杯男子フリージャッジスコア)。ジョニー・ウィアーは臀部に痛みがあるということで棄権と伝えられた。
 結果、優勝パトリック・チャン、262.35。ちょっと差がついたが2位229.99で小塚崇彦、3位にSP6位から盛り返してミハル・ブジェジナ、224.56。織田信成も5位まで順位を上げた。

 フリー1位176.91、パトリック・チャン。

 4回転2本を最初に決めてしまえば、あとはもう気楽^^; トリプルアクセルで無理せず2回転にとどめるなど、“減点されない”方針でいける。演技構成点の全項目9点台は出過ぎ、、、とは思うが、彼の滑りがあまり好きではない私でさえ「きれい…」と思ってしまうスケーティング。ステップの中で、進行方向と違うほうに顔を向けた状態で動く部分などがめっちゃ難度高そう
 SPフリーともに、衣装の胸元が大きめに開いていて、少し色気を意識し始めたかな
 フリーは2位の織田信成、154.74。

 転倒した4回転も回り切ってたし、ステップなどもいい感じに音楽に乗っていた。英語解説では「このプログラム大好き~」 4回転と回転不足になったサルコウが完全だったら、ぎりぎり表彰台に届いたかも?だけど、十分次につながる演技だったことが何より。
 フリーは3位だった小塚崇彦、153.65。

 4回転2本とも回転不足、コンビネーションにしなければならない2本目で転倒と得点はここで大きく落としたが、プログラム全体ではしっかりまとめる。「僕のスケーティングはバイオリンの曲に合う」と本人が言うとおり、音楽との調和はぴったり。細かいところで修正点はあるんだろうけど、12月のソチを期待
 フリー4位のミハル・ブジェジナ、150.73。4回転サルコウをなんとしても跳びたい…が、1本は転倒で1本は2回転。ほかのジャンプが質がいいだけに、4回転が決まりさえすれば一気にトップに立てそうだから、あくまで挑戦するしかないのかな。ちょっとジャンプばかりが目立つプログラムという気がする。
 146.99のフリー5位で総合4位、自己ベスト更新だが惜しくも表彰台を逃したコンスタンティン・メンショフ。冒頭の4回転が見事だったのに、2本目は3回転に。後半少しぐらついたり2回転になったりでもったいない。とはいえ29歳!何歳になっても向上できる証明みたいな選手。演技構成点をスケートアメリカよりも上げてきた。
 6位143.45、総合も6位のリチャート・ドーンブッシュ。ジャズ調の曲がロシアでもけっこう受けている。アクセルのパンクが惜しいけど、3回転ルッツ+3回転トウループともに両手上げは凄い。この選手もシビアな全米の戦いが待っているんだな…
 7位135.77のアルトゥール・ガチンスキー。黒の衣装、テレビ画面のアップで見るとさりげなくラメだかクリスタルできらきら 4回転2本を回り切ってなんとか転倒せずに下りたが、後半のジャンプで2回転になってしまったのが2本。振付や雰囲気は自分の世界を作っているが、ステップがレベル2などあまり点になってない。ロシアは世界選手権1枠なんだけど、誰が出てくるんだろう・・・
 124.87、8位ザン・ブッシュ。SP4位で観客の大きな声援をもらって出てきたが、挑んだ4回転は2回転に。最後まで頑張ってたが、まだあまりスケートが伸びてないのかな。「スピンで回転数の足りてないポジションがあったかも」と本田武史氏の解説どおり、最後のはレベル1だった。
 9位118.35のデニス・テン。リスクを取って4回転に挑むが、転倒とか回転不足以前に回れず。タイミングのずれは後半の3回転ジャンプにも影響してしまったようだ。以前はロシアでトレーニングしていた彼としては、残念

 パトリック・チャンと小塚崇彦がファイナル進出決定。町田樹と合わせて3人、あと3人は誰が? 残り2大会。

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ロシア杯2012男子フリー(速報2)

2012年11月11日 00時38分45秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ第4戦ロシア杯男子フリーの後半グループ。
 後半の最初はアルトゥール・ガチンスキー、135.77。2回転になってしまったジャンプがいくつか。なんか安定しきれない。
 ザン・ブッシュ、124.87。こちらもジャンプが安定しない。ガチンスキーほど演技構成点がもらえないので、さらに厳しい
 そして小塚崇彦、153.65。冒頭の4回転はなんとか下りて、2本目は転倒してコンビネーションにできず。ほかは頑張ってまとめた感じ。229.99でトップに立ち、表彰台を確定すると、日本人の観客から拍手。この時点でファイナル進出が決まった。
 コンスタンティン・メンショフ、146.99。最初の4回転+3回転決まった!トリプルアクセルめっちゃ高い!ところがちょこちょことぐらついたり2回転になったり、2本の予定の4回転も1本だけ。シーズンベストは更新したが、小塚を抜けず。
 最後はパトリック・チャン。もう滑る前から決まってるというか^^; 余裕で4回転2本を下りたら、トリプルアクセルは回避(?!)しても176.91。
 結果、優勝は262.35でパトリック・チャン、小塚が2位。3位はブジェジナ、メンショフはスケートアメリカに続いて4位。
 男子も女子も、3人ずつ出場したロシア勢が、1人も表彰台に乗れなかった。地元の観客としては残念

 改訂版はあとでまた。

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