マーガレット・サッチャー元英首相が亡くなったというニュース。
「鉄の女」と呼ばれた。ニュースではフォークランド紛争の強硬な姿勢や、サッチャリズムと呼ばれた経済政策などが取り上げられるが、私の頭に浮かんだのは、小平と会談する姿。この二人が、香港の中国返還を正式に決めたのだった。
中文では各地で表記が違うようで^^; 大陸(簡体字)では撒切尔、台湾では柴契爾、香港では戴卓爾。“鉄の女”こと鉄(铁/鐵)娘子”は共通だ。
女男爵(Baroness)の称号を与えられていたのは知らなかった。一代貴族で、世襲はされないものだそうだ。首相、国会議長、重要閣僚の経験者などに与えられているとか。なるほど。
メリル・ストリープが彼女を演じた映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」、そういえば見てなかった。今度見てみよう。
認知症を患っていたという晩年、英国の姿はどんなふうに映っていたんだろう。。。R.I.P.
NHKBSで馬術競技の国際大会を放送していて、なんだか面白くて見てしまった。
種目はグランプリ障害飛越。コースの中に設定された障害を飛び越えていく。飛び越えるとき障害のバーを落としてしまうと1回につき減点4。制限タイムを超えると減点1。
踏み切るとき障害に近すぎると前足で引っかけやすくなり、遠いと後足で触ってしまいそうにいなる。触っても落ちなければいいのは、陸上の高跳びなんかと同じ^^;
減点0で通過できた選手たちで、優勝決定のジャンプオフが行われた。前半よりも短いコースで障害の数も少なくなるが、その分小回りで走らなければならず、意外と大変。タイムの争いでもあるので、減点0でなおかつ速く、が求められる。
優勝したのはドイツから参加した若い選手。さすが本場という感じ。海外からの選手たちは自分の馬を連れてくるわけではなく、日本で提供される馬を短期間で乗りこなさなければいけないのだが、それで優勝しちゃうんだから見事
見てると馬たちにも表情や個性があって面白い。飛び越えるタイミングがずれかかって「あ、ヤバい」という顔をしたり ぐいっと手綱を引っ張られてちょっとむっとしたり ゆったりしたリズムの馬、ガンガン走る馬、乗り手の作戦もあるんだろうけど。体型も、がっちりしたパワータイプ、ほっそりした軽いタイプと様々。どの馬も、両耳を覆う帽子みたいなのをつけている。大きな歓声などに驚かないためなんだろうか。
選手と馬の名前が同列に並べて表示される。アナウンサーの表現が「ジャンプオフに8組が進出となりました」。人と馬がペアを組んで、初めて参加者というわけだ。馬の名前がそれぞれ工夫していて、白い馬が「ラパンドゥネージュ(雪うさぎ)」、がっちりした元気な馬が「やっくる」(「もののけ姫」に登場する名前)、似合ってる。
「昨日の競技で奥さまと1、2フィニッシュとなった」と紹介された日本の選手がいた。馬術競技は、あまたあるスポーツの中でおそらく唯一、性別によるカテゴリー分けがないので、そんな素敵なこともあるのだった。
一度くらい馬に乗ってみたい、かな