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世界ジュニア2014ペア・フリー

2014年03月14日 20時09分18秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2014ペア・フリージャッジスコア)。
 一番最初に登場するのが須藤/チジコフ組

<グループ1>
#1 須藤澄玲/コンスタンティン・チジコフ SP:39.70 FS:67.71 合計:107.41
 
 ベートーベン「ピアノ協奏曲第5番『皇帝』」♪ ミスなく滑りきった あとはスロージャンプにもう少し高さが出るようになれば^^; スケーティング自体がきれいだから、技術的なことはこれからついてくると思う。
#2 ユリア・リンク/コンラッド・ホッカー=ショラー(ドイツ) SP:36.09 FS:68.98 合計:105.07
 「Western Medley」♪ 女性のお下げ髪が可愛い 女性がまだ14歳だが男性はすでに21歳、来シーズンはジュニアもシニアもISUの大会には出られないかも スローがきれいに決まった。おんぶみたいなダンスリフトも可愛い。
#3 エカテリーナ・プリビロワ/イェゴルス・ニキータ・アドミラロフス(ラトビア) SP:31.88 FS:63.16 合計:95.04
 「Art on Ice」「Winter」♪ 女性のピンクの衣装が鮮やか。サイドバイサイドスピンを丁寧に合わせていた。

<グループ2>
#4 小野真琳(Marin ONO)/陶瀚林(Hon Lam TO)(香港) SP:40.05 FS:63.36 合計:103.41
 「ブラック・スワン」♪ 高さのあるツイストなど前半頑張ったが、終盤のスローで転倒したのが残念。リフトでブレードをつかんでそのまま下りてくるのが面白い。
#5 ケイトリン・バッド/ニキータ・チェバン(アメリカ) SP:41.74 FS:75.62 合計:117.36
 「スマイル」「道」♪ この2曲を組み合わせるって^^; コロコロした体形の女子。いきなりトリプルツイスト決まった。スローも決まり、悪くない出来。
#6 アンナ・ドゥスコヴァ/マルティン・ビダル(チェコ) SP:41.29 FS:72.56 合計:113.85
 「Jungle Berlin」「Show Me How You Burlesque」「Bound to You」♪ 女子の長い手足を生かす振付。サイドバイサイドジャンプで男性が転倒したが、ダブルアクセル+2回転トウループのコンビネーションを決めた。スローも決まって嬉しそう。
#7 アヤ・タカイ/ブライアン・ジョンソン(アメリカ) SP:40.24 FS:71.66 合計:111.90
 「パガニーニ・ラプソディ」♪ 女性の藤色の衣装がきれい。アクセルが1回転になったり、スローの転倒はあったが、落ち着いて最後まで滑ったと思う。

<グループ3>
#8 タラ・ハンチュロウ/ウェズリー・キリング(カナダ) SP:42.35 FS:86.33 合計:128.68
 マスネー「タイスの瞑想曲」♪ 18歳と21歳だけあって、大人っぽい雰囲気を醸し出す。サイドバイサイドジャンプでそろって転倒してしまったが、決まったコンビネーションは3-2、ツイストやスローもトリプルで、さすがに後半グループだけある。
#9 メアリー・オー/フェラン・シンプソン(カナダ) SP:45.14 FS:86.88 合計:132.02
 「Dueling Banjos」「Farewell Cheyenne」「Country」♪ バンジョー系のメドレー 女子が細くて軽そう(笑) サイドバイサイドジャンプをうまくそろえ、リフトから降ろすときに男性の膝の上で女性が逆立ち、会場が沸いた。
#10 アレサンドラ・チェルニスキ/フィリポ・アンブロジーニ(イタリア) SP:44.90 FS:79.05 合計:123.95
 「パール・ハーバー」♪ 題材が戦争の話なので衣装はカーキ系。女性はわりと大柄で、“先輩”のステファニア・ベルトンに雰囲気が似てる。3-2-2のコンビネーションを入れていたが2-1-1になってしまった^^; スロートリプルなどは安定している。
#11 マデリン・アーロン/マックス・セトレージ(アメリカ) SP:51.95 FS:92.96 合計:144.91
 「Adagio of Phrygia and Spartacus」♪ スローで転倒1回がもったいなかったが、演技全体の完成度が高い。ツイストリフトの回転が速かった サイドバイサイド・ジャンプシークエンスがぴったりシンクロしてたのもいい。アメリカ期待のペアになりそう。

<グループ4>
#12 マリア・ヴィガロワ/エゴール・ザクロエフ(ロシア) SP:55.32 FS:97.16 合計:152.48
 「ジゼル」♪ ヴィガロワ選手、童顔でお人形みたい。そうでなくても14歳なのに^^; サイドバイサイドジャンプを下りた後で男性が転倒、スロージャンプでも転倒があったり、合わせる気がまるでなさそうなスピンとか、ジュニアっぽい部分はあるが、なんだかんだいって技術的には高い。リフトのスプリットポジションがきれい。
#13 ワシリサ・ダワンコワ/アンドレイ・デュプタット(ロシア) SP:58.35 FS:92.32 合計:150.67
 「ノートルダム・ド・パリ」♪ 大きなミスはなかったが、スロージャンプが2本とも2回転になってしまったのが得点に大きく響いてしまった。
#14 于小雨(Xiaoyu YU)/金揚(Yang JIN)(中国) SP:62.58 FS:111.19 合計:173.77
 「オペラ座の怪人」♪ 珍しくスロージャンプで転倒があったが、2本目はばっちり。サイドバイサイドジャンプもソロの3回転、ダブルアクセルのシークエンスとシンクロも完璧。すでに芸術性もかなり高い。ジュニアでは他の追随を許さないレベルだ。
#15 エフゲニア・タラソワ/ウラジミール・モロゾフ(ロシア) SP:59.46 FS:108.74 合計:168.20
 「G線上のアリア」「四季」♪ 雷鳴やコーラス、ドラムも入った豪華なアレンジ。ツイスト高い。スロージャンプも高い。こちらも堂々たる演技だった。

 結果、優勝は于小雨/金揚、2位にタラソワ/モロゾフ、3位ヴィガロワ/ザクロエフ。4位もダワンコワ/デュプタットでロシア勢が2位から4位を占めた。
 須藤/チジコフは12位。
 来年の出場枠は、中国が3、ロシアが3、カナダも3。アメリカは2に減り、イタリアとチェコが2枠獲得。しかし、今大会は複数枠を使い切ってない国も多かった。来年はもう少し出場ペアが増えるといいんだけど。

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世界ジュニア2014男子SP

2014年03月14日 01時06分49秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2014男子ショートプログラムジャッジスコア)。日本勢は2人とも最終第7グループに登場、36番滑走が田中刑事選手、38番(全員の中の最後)が宇野昌磨選手。2人とも頑張れ

 ジュニア男子の必須要素はこちら。
 (1)ステップシークエンス (2)フライング・シットスピン (3)足換えキャメルスピン (4)足換えコンビネーションスピン (5)ソロジャンプ:ダブルまたはトリプルループ (6)ダブルまたはトリプルアクセル (7)3-2または3-3コンビネーションジャンプ
 SPでは4回転は跳んではいけない。コンビネーションが単独になったからといって、ループをコンビネーションにしてもいけない。

 さすがに人数が多いので第3グループから^^;
<グループ3>
#11 ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア)
 「Chambermaid Swing」「Capone」♪ ダブルアクセルが入って少し緊張がほぐれたが、ループで転倒。3-2のコンビネーションは頑張った。42.02。
#12 ヴィクトル・ブスタメンテ(スペイン)
 「The Impossible」♪ 波の音が入る静かな曲でしっとり滑った。全体に流れがあるスケーティング。3-2のコンビネーション、ループ、ダブルアクセルと安定している。53.74。技術点28.35、来季はヨーロッパ選手権も狙えそう。
#13 スラヴィク・ハイラペティアン(アルメニア)
 「ノストラダムス」♪ 世界選手権のミニマムスコアがかかっていたが・・・。スピードをしっかり出して滑っていく。ループ、3-2のコンビネーション、イーグルからのダブルアクセルとうまく決めた。ステップはなかなかいい。47.53、技術点23.39はちょっと残念。
#14 デニス・ヴァシリエフス(ラトビア)
 「Jazz Machine」「Hey Pachuco」♪ まだ14歳、いかにも小柄だけど元気一杯 飛距離のあるダブルアクセル、3-3も頑張って下りた。スピンの姿勢など柔軟性もある。62.50、10点も自己ベストを更新。ここまで断トツの得点。
#15 アレクサンデル・ヴィエルデ(ドイツ)
 「L'Indifference」♪ アコーディオンの音色でロマンチック。3-3は頑張ったが、アクセルが1回転になったのは痛かった。51.81。

<グループ4>
#16 ソンドレ・オドヴォル・ボエ(ノルウェー)
 「Crime Spree」「The Strength of the Righteous」♪ なるほどノルウェーあたりの人って感じの顔^^; 3-2コンビネーション、ループ、ダブルアクセルと高さもまあまあ。コンビネーションスピンで少しふらついたかな。54.31、自己ベスト更新とフリー進出決定でコーチと一緒にガッツポーズ。
#17 ジョーダン・モイラー(アメリカ)
 「Crystallize」♪ アメリカ勢で最初の登場。いきなりトリプルアクセル!コンビネーションも3-3、ループも余裕。終わって「やった!」という顔。66.38、自己ベスト大幅更新でトップに立った。
#18 グラハム・ニューベリー(イギリス)
 「The Breakfast Machine」♪ 155cmの小さな身体でくるるんと回るジャンプ。3-3を決め、幅のあるダブルアクセル。終わってにっこりガッツポーズ。55.17、自己ベスト更新。
#19 藏文博(Wenbo ZANG)(中国)
 「ラ・クンパルシータ」♪ わりとすっきりしたイケメン 凝り過ぎない振付は悪くない。トリプルアクセルでステップアウト、3-3は入ったがループでちょっと手をついた。57.77。
#20 マテオ・リッツォ(イタリア)
 「Take Five」♪ 後半は「Sing Sing Sing」♪も。コンビネーション3-2、ループは2回転。スケートは端正な感じ。46.65。ISUでは自己ベストだけど、ヘルムート・ザイブト・メモリアルで55.27出してるので、少し残念そう。

<グループ5>
#21 シモン・オコー(フランス)
 「Burlesque」♪ すらっと手足が長い。アクセルはダブルだが、3-3はきれいに入った。このグループあたりから、国際大会の経験がそれなりにある選手たちが出てくるので、キャメルスピンなど基本的な技術がしっかりしているのが見える。62.01、自己ベスト更新。
#22 イワン・パヴロフ(ウクライナ)
 「ロクサーヌのタンゴ」♪ 冒頭に3-3を決め、長い丁寧なステップでも稼ぐ。アクセルではちょっと手をついたが、かなりいい出来。59.39、自己ベスト更新。
#23 ダニエル・サモヒン(イスラエル)
 「Road of the Gypsies」♪ アクセルはダブル。3-3は惜しくもステップアウトしたが流れは切れず、後半にループを決めた。最後のステップはなかなか切れがいい。58.84。
#24 ネイサン・チェン(アメリカ)
 ヴィヴァルディ「四季」より「夏」「冬」♪ メダル候補の一人。トリプルアクセルは回りきって転倒。3-3とループは後半に。達者な足捌きのステップは相変わらず見事。身長はまだ小さい14歳。69.65、彼としては少し残念な得点。
#25 曹志禕(チャオ・チーイー)(台湾)
 「Fantasy for Violin and Orchestra」♪ 世界選手権ミニマムスコアのクリアがかかっていた選手。3-3、ダブルアクセルとジャンプは一応入った。気持ちのこもった演技で、コーチのアンソニー・リュウ氏が笑顔で迎えた。59.83、技術点は31.15、、、惜しい。
#26 ロマン・サドフスキー(カナダ)
 「Live and Let Die」「ジェームス・ボンドのテーマ」♪ 可愛らしすぎるボンド^^; 3-3が入り、アクセルはダブル。とにかく細くて、スピンの回転がめっちゃ速い。60.79、ベスト更新にも表情を変えず。

<グループ6>
#27 パヴェル・イグナテンコ(ベラルーシ)
 「Ragtime Vabank」♪ もう18歳なので大人の感じ。冒頭にトリプルアクセルがきれいに決まったが、コンビネーションは3-2になってしまった。それでも全体に安定感はある。62.18。
#28 アレクサンデル・ペトロフ(ロシア)
 「ゴッドファーザー」♪ ほっぺの赤い14歳。いきなりトリプルアクセル、ちょっと手をついた。3-3はばっちり。アップテンポのアレンジにのってぐいぐい滑る。69.72、ベスト更新および70点越えならず。
#29 ショータロー・オオモリ(大森勝太朗)(アメリカ)
 「The Last Airbender」♪ 今季はあまり試合に出てなかったので久々に見る。髪を少し染めた? トリプルアクセルは転倒(回転は足りた)。コンビネーションの第1ジャンプで転倒してセカンドが跳べなかったのは痛い 51.81、フリー進出が、、、
#30 ペトル・コファル(チェコ)
 「ラスト・オブ・モヒカン」♪ 19歳になったのでジュニアは最終シーズン。3-3、ダブルアクセル、ループと丁寧に決めた。63.92は自己ベスト更新。技術点34.67もシニアに向けて嬉しい。
#31 アディアン・ピトケーエフ(ロシア)
 「At Voland's Ball - Waltz」♪ ジュニアグランプリファイナル2位、メダル候補の一人。べらぼうな高さのトリプルアクセルと3-3を決めて波に乗ったかと思ったが、まさかのループが1回転 68.76。
#32 ブレンダン・ケリー(オーストラリア)
 「Nothing Else Matters」♪ オリンピックに出場していた選手。きれいなスケーティングにのって、3-3が決まる。ところがアクセルが途中で開いてしまい、1回転と判定されたようだ。ベストには遠い58.10。

<グループ7>
#33 イ・ジュンヒョン(韓国)
 「For You」♪ ムーディーな楽曲で少し大人っぽく滑り出す。トリプルアクセルは転倒したが回りきった。コンビネーションは3-2、セカンド3回転したかったところ。イーグルからのループはきれいだった。58.11。
#34 ナム・グエン(カナダ)
 「Unsquare Dance」♪ 小塚選手のとはかなりアレンジが違うが、ピアノの鍵盤模様の衣装もおなじみ。トリプルアクセルがスムーズに入り、ループや後半の3-3も余裕。ファンキーなノリノリのステップもばっちり。72.87、自己ベスト更新でトップに立つ。
#35 張鶴(He ZHANG)(中国)
 「And The Waltz Goes On」♪ アクセルがダブルだが、スケーティングはなかなかしっかりしていて、3-3もループも流れの中できれいに跳べていた。ワルツの雰囲気も出ている。67.72、自己ベスト更新。
#36 田中刑事
 「Instinct Rhapsody」♪ いよいよ最後の世界ジュニア。トリプルアクセルは片手をついたが、3-3は迫力十分。全体にスピードと力強さがあったと思う。70.57、フリーで逆転可能な位置につけた。
 

#37 金博洋(Boyang JIN)(中国)
 「La Bayadere」♪ まだ細くて小柄だけど、動きはシャープ。トリプルアクセルでオーバーターンしたが大きなミスにはならず、3-3とループは問題なし。スピンで少しトラベリング^^; 71.51。
#38 宇野昌磨
 「The Blessed Spirits」♪ SPではトリプルアクセルに挑戦せず、ダブルアクセルで全体の完成度を高める作戦。3-3も入り、ループは元々得意。豊かな表現力を存分に発揮して、ISU自己ベスト更新の70.67、3位につけた
 
 スピン、ステップ全部レベル4、見事

 結果、トップに立ったのはナム・グエン、2位に金博洋、3位宇野、4位田中、5位ペトロフ、6位ネイサン・チェン。トップから9位のジョーダン・モイラーまでの特典差が6.49、表彰台争いは熾烈になりそう。

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