フィギュアスケート・世界選手権2014、男子フリー(ジャッジスコア)。ソチ五輪の年、世界王者になるのは誰?
<グループ1>
#1 エラジ・バルデ(カナダ) SP:62.84 FS:132.55 合計:195.39
ピンク・フロイド「Shine On You Crazy Diamond」♪ アシュリー・ワグナーのSPと同じ曲。最初に4回転、トリプルアクセル+2回転のコンビネーションを決め、波にのった。片手をついたのと軽くオーバーターンがあった以外はジャンプにミスがなく、後半にもトリプルアクセルが決まった。終わってガッツポーズ、第1滑走からいい演技が出た。
#2 アブザル・ラキムガリエフ(カザフスタン) SP:61.77 FS:121.78 合計:183.55
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」♪ 冒頭は4回転の予定だったが3回転に。トリプルアクセル2本が決まり、おおむねジャンプが安定していた。シリアスな雰囲気の曲調から最後にデキシーランドジャズのリズムになると、手拍子が後押し。
#3 マチェイ・チェプルチャ(ポーランド) SP:63.07 FS:112.90 合計:175.97
「ラグタイム」♪ 太田胃酸のCMのメロディで始まった^^; 後半のコンビネーションで転倒したが、ほかの3回転ジャンプは安定していた。長身を大きく使う動きがカッコいい。
#4 ステファン・バルケル(スイス) SP:64.40 FS:99.51 合計:163.91
「Shades of Marble」「Nero」「Guardians of the Gate」♪ 冒頭のトリプルアクセルで転倒、2本目は1回転? 3連続コンビネーションは決まったが、後半に転倒やダブルになるジャンプが出て、ちょっと不本意 。ピアノの調べにのった柔らかなステップはよかったんだけど。
#5 ゾルタン・ケレメン(ルーマニア) SP:63.23 FS:113.58 合計:176.81
「Breathe」「Life」♪ 最初のアクセルは1回転で下りてしまったが、2本目のアクセルはきれいに決まった。後半に3連続を頑張って下り、力のこもったステップやコレオシークエンス。作品としてなかなかいい。
<グループ2>
#6 クリストファー・カルーザ(フィリピン) SP:64.69 FS:128.54 合計:193.23
グリーグ「ピアノ協奏曲ハ短調」♪ 3回転までしかない選手だけど、高い芸術性は折り紙つき。スパイラル、イナバウアー、イーグルの間にきれいなジャンプを跳ぶ。3回転ループからの3連続コンビネーションでは、セカンドとサードで手を上げた。音楽にのって次第に激しさを増すコレオシークエンス、自然に拍手がわく。終わってガッツポーズ、キス&クライでもにっこり。
#7 キム・ジンソ(韓国) SP:69.56 FS:133.24 合計:202.80
「Legends of the Fall」♪ 17歳の若さいっぱい、活力にあふれた滑り。最初に高いトリプルアクセルのコンビネーションを決める。多少ずれても膝を深く曲げてきれいに着氷するところ、韓国の織田信成か キャメルスピンの姿勢がいいのは体幹をちゃんと鍛えてるのかな。フリー、合計ともに自己ベスト更新で手をたたいて喜んだ。
#8 ケヴィン・レイノルズ(カナダ) SP:68.52 FS:146.99 合計:215.51
「Excelsius」♪ この選手がこの滑走順だけど、、、4回転サルコウ入った!後半に4回転トウループ、セカンドがループの3-3も。緩急のあるプログラムはもうジャンプだけなんて言わせない。
#9 イヴァン・リギーニ(イタリア) SP:69.43 FS:143.66 合計:213.09
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」♪ あごひげが印象的な選手。トリプルアクセル2本入り、両手上げルッツやフリップを美しく決める。曲調が変わるところで、顔を上から撫でてぱっと表情を変える演出が面白い。終わって両手の拳で氷を叩いて喜んだ。
#10 ナム・グエン(カナダ) SP:66.75 FS:147.31 合計:214.06
バッハ「G線上のアリア」「ファンタジアとフーガ」♪ 世界ジュニアを制してシニアに初登場。最初にトリプルアクセルのコンビネーション、次のトリプルアクセルも下りて波にのる。全部の3回転を跳び、最終盤に3連続コンビネーション。シニアの最後の30秒、コレオシークエンスもスピードが落ちなかった。ノーミスの演技にガッツポーズ、大拍手。フリーの自己ベスト更新。
#11 ヨリク・ヘンドリクス(ベルギー) SP:65.56 FS:131.22 合計:196.78
「ラプソディ・イン・ブルー」♪ トリプルアクセルのコンビネーションをまず決めた。一歩が大きく伸びるステップ、スローパートの中で3連続コンビネーションがいい。長いイーグルとイナバウアーのコレオシークエンスも魅力。
<グループ3>
#12 マックス・アーロン(アメリカ) SP:78.32 FS:147.34 合計:225.66
「カルメン」など♪ ジャンプ6つを後半に入れる構成。冒頭の4回転サルコウ+2回転トウループをなんとか下り、次の4回転サルコウもステップアウト。トリプルアクセルは2本目がコンビネーションにできなかった。やや不本意な出来かも。
#13 シャフィク・ベセギエ(フランス) SP:76.80 FS:147.39 合計:224.19
「Passion」「Egyptian Disco」「Reborn」♪ アルジェリアの血を引く選手。冒頭に4回転トウループ、トリプルアクセルと続いて決まった。パーカッションの“ディスコ”パートでステップ、手拍子が起こる。後半にトウループの3-3-2コンビネーション、最後までジャンプにほぼミスなし。終わって両手の拳を突き上げた。自己ベスト大幅更新。
#14 ジェレミー・アボット(アメリカ) SP:79.67 FS:166.68 合計:246.35
「エクソジェネシス交響曲第3部」♪ これが競技生活最後の演技。滑走姿勢だけで絵になる。冒頭に4回転を下り、トリプルアクセルをこらえてコンビネーションに。ジャンプの準備から跳躍、着氷と全ての流れがお手本のよう。後半に3回転ルッツ+3回転トウループ+2回転トウループまで決まった。コレオシークエンスで幸せそうな顔・・・それが見られて嬉しい・・・
終わって感極まっていた。スタンディングオーベーション。キス&クライで「みなさん、ありがとうございました」。こちらこそ、ありがとう
#15 アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:69.73 FS:141.51 合計:211.24
「ノストラダムス」♪ 以前はウクライナ代表だった選手。トリプルアクセルをこらえてコンビネーションに、4回転を決める。アクセル1本がシングルになったが、後半に3回転フリップ+3回転トウループ+2回転トウループのコンビネーションも。
#16 ペーター・リーベルス(ドイツ) SP:74.02 FS:137.90 合計:211.92
「Who Wants to Live Forever」「Smells Like Teen Spirit」♪ おなじみの背中が水色のベストで登場。今日は4回転決まらず、ベストには遠かった。スケーティング自体は昨年あたりに比べると成長したと思う。
#17 マクシム・コフトゥン(ロシア) SP:84.66 FS:162.71 合計:247.37
チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」♪ 最初の4回転サルコウは跳べなかった。4回転トウループは決まり、次の4回転は回避してルッツに。トリプルアクセル2本入り、将来を感じさせる豊かな表現力をステップやコレオシークエンスで魅せてくれた。
<グループ4>
#18 トマーシュ・ヴェルネル(チェコ) SP:89.08 FS:134.06 合計:223.14
「Oblivion」「Adios Nonino」「Libertango」「La Cumparsita」♪ アストル・ピアソラのタンゴ・メドレー。これが競技生活最後の演技。4回転トウループは片手をついた。アクセルが抜ける、3回転がダブルになる、、、頑張れ! 手拍子の後押しに、トリプルアクセルを最後にもう1本決めた。エッジの深いステップ、見納め。
#19 町田樹 SP:98.21 FS:184.05 合計:282.26
ストラヴィンスキー「火の鳥」♪ このチャンスを絶対にものにする!という強い意志を感じる滑り。4回転2本、トリプルアクセル2本、多少こらえても、とにかく立つ。力を振り絞って飛翔した。自己ベストを更新、280点越え。
#20 閻涵(Han YAN)(中国) SP:86.70 FS:145.21 合計:231.91
「美しき青きドナウ」「Gourmet Valse Tartare」♪ 得意のトリプルアクセル、びゅーんと大きな幅で跳んだ。次の4回転は2回転になり、続くトリプルアクセルで転倒、背中で転がってしまった。それでもジャンプに入るたびに凄いスピードで行くから、ちょっとはらはら コンビネーションのセカンドやサードが1回転になったり、さすがに少し痛みがあったか。それでも最後まで頑張った。
#21 羽生結弦 SP:91.24 FS:191.35 合計:282.59
「ロミオとジュリエット」♪ こちらも根性で跳びきった。4回転サルコウ、少しかしいだが成功。4回転トウループ、きれいに決める。トリプルアクセルのコンビネーション、少しこらえたけど大丈夫。見上げる先のジュリエット、3-1-3も今日はちゃんと認定されるように跳べた。最後のルッツが決まると、気持ちのこもったコレオシークエンス。終わった瞬間、氷に突っ伏した。立ち上がったとき、少し足が痛そう。
大逆転に、1人のキス&クライで大喜び(次がフェルナンデス選手なので、オーサーコーチが座ってなかった)
#22 ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:96.42 FS:179.51 合計:275.93
「Peter Gunn」「ハーレム・ノクターン」♪ 羽生選手の後でも会場は温かい。4回転3本入った!ハーレム・ノクターンの髪をなでつけるポーズで歓声。ルッツが1回転になるミスに、終わってちょっと口惜しそう。
#23 小塚崇彦 SP:85.54 FS:152.48 合計:238.02
「序奏とロンド・カプリチオーソ」♪ 最終滑走、冒頭の4回転下りた! トリプルアクセルは片手をついたり、ちょっとステップアウトになったり^^; 終盤3回転ルッツ+2回転トウループも決まって、“たかちゃん”の滑らかなスケーティングがあった。
結果、優勝は羽生結弦。アレクセイ・ヤグディン以来の、オリンピック金メダリストでその年の世界王者となった。
わずか0.33差の2位に町田樹、日本勢の1、2フィニッシュ 銅メダルは2年連続でハヴィエル・フェルナンデス。
4位にマクシム・コフトゥンが上がってきて、5位ジェレミー・アボット、6位小塚崇彦、7位閻涵、8位マックス・アーロン。
来年の出場枠は、日本はもちろん3、アメリカも5位+8位=13で3を獲得。スペイン、ロシア、中国、フランス、チェコが2枠。SPの結果1枠に減る危機かと思われたカナダは、11位+12位=23で2枠にとどまった。
二人並んでのインタビューで「意地を出さなきゃいけない点差だったので燃えました」という羽生、「来年は容赦なく、ぶっ潰しに行きます」という町田。
世界選手権初出場の選手がメダルを獲り、オリンピックに出られなかった選手が6位入賞する、層の厚い日本(オリンピックに出られなかったもう一人の選手、無良崇人は四大陸選手権を制した)。今後がさらに楽しみ
フィギュアスケート・世界選手権2014、アイスダンス・ショートダンス(ジャッジスコア)。
キャシー&クリス、まずはフリー進出目指して頑張って!
<グループ1>
#1 タニヤ・コルベ/ステファノ・カルーゾ(イタリア)
「ニューヨーク、ニューヨーク」「ボルサリーノ」♪ けっこう世界ランク上のほうのカップルだけど、第1滑走で登場。52.08。
#2 フェデリカ・テスタ/ルーカス・チョリー(スロバキア)
「シカゴ」「オール・ザット・ジャズ」など♪ 胸の下から3段になってるスカートがかわいらしい。51.56。
#3 ユスティナ・プルトウスカ/ピーター・ガーバー(ポーランド)
「Le Jazz Hot」♪ スピード感があってよく動けていた。51.99。
#4 アリソン・リード/ワシリー・ロゴフ(イスラエル)
「Hit the Road Jack」「Rhythm」♪ キャシー&クリスの妹アリソン登場。ブルーと白の衣装がさわやか。ツイズルがうまく合って、躍動感もあった。46.05、シーズンベスト。
<グループ2>
#5 ガブリエラ・クボヴァ/マテイ・ノヴァク(チェコ)
「Vive Le Swing」「You Are the One For Me」「Soy lo que me das」♪ ほかのカップルよりスローな曲がメイン、個性に合っていて丁寧に滑れてよかったと思う。50.43。
#6 アンジェリーナ・テレジナ/オタル・ジャパリゼ(グルジア)
「Show Me How You Burlesque」「フィーバー」♪ ツイズルは頑張って合わせた。42.85。
#7 ドラ・トゥロッチ/バラツ・マジョル(ハンガリー)
「That Man」「Dixie Biscuit」♪ 1920年代風の衣装がキュート。ツイズルで男性が少しふらついたが、楽しげなチャールストンを最後まで踊った。48.49、シーズンベスト。
#8 サラ・ウルタド/アドリア・ディアス(スペイン)
「My Melanchony Baby」「Broadwalk Empire」ほか♪ 滑りの質がここまでで一番いい。ヨーロッパ10位、オリンピック13位と今季急成長の実力を見せつける。55.06。
<グループ3>
#9 ダニエル・オブライエン/グレゴリー・メリマン(オーストラリア)
「コットンクラブ」ほか♪ 織田信成のプログラムを思い出す曲。全体の動きはよかった感じ。51.06。
#10 イリナ・シュトルク/ターヴィ・ランド(エストニア)
「Booty Swing」「Sixteen Tons」「Do You Thing」♪ 男性がイーグル姿勢のリフトがきれい。パターンダンス2つを最後に持ってくる構成は面白い。53.03。ソチオリンピックには出場してないカップルだけど、いい点が出た。
#11 アリサ・アガフォノワ/アルペル・ウチャル(トルコ)
「Stepping Out With My Baby」♪ 一蹴りがよく伸びて、動きに切れがある感じ。男性の足に女性が横になるような振付で拍手。53.07、シーズンベスト。
#12 ラモーナ・エルゼナー/フロリアン・ルースト(スイス)
「I'm Sitting on Top of the World」「Call Me Irresponsible」♪ 軽くジャンプしてからツイズルに入る。特に個性的な振付があるわけではないが、堅実な感じ。50.64、シーズンベストにVサイン。
#13 ヘンナ・リンドホルム/オッシ・カネルヴォ(フィンランド)
「スイングしなけりゃ意味がない」「I've Got You Under My Skin」♪ 今年の課題フィンステップが生まれた国、フィンランドの代表。女性のミントブルーの衣装がきれい。最初がツイズルだったが若干ずれた。それ以外はとてもスムーズ。50.61、減点1があるがシーズンベスト。
<グループ4>
#14 ヴィクトリア・カヴァリオワ/ユーリ・ビエリアイエフ(ベラルーシ)
「Lazy River」「Creep」♪ すらっと背が高い二人、いかにも若い。パターンダンスは雰囲気が出し切れてなかな^^; 41.08。
#15 ローレンス・フォルニエ・ボードリー/ニコライ・ソレンセン(デンマーク)
「All Of Me」「I Never Knew」♪ フランク・シナトラのボーカル、軽快でロマンチックな曲にのって。アップテンポの前半からややスローな後半にスムーズに移る編曲がいい。ツイズルで男性が少しふらついてしまったが、伸びやかなノータッチステップでは拍手。48.46。
#16 アレクサンドラ・ポール/ミッチェル・イスラム(カナダ)
「クレイジー・フォー・ユー」♪ いきなりハイレベルなツイズルから。よく伸びるスケートに、ミュージカルのような魅力的な振付、手拍子も起こる。コーチのパスカーレ・カメレンゴ氏とアンジェリカ・クリモワさんが喜んでいた。57.68。
#17 ユリア・ズロビナ/アレクセイ・シトニコフ(アゼルバイジャン)
「ピンク・パンサー」「シング・シング・シング」♪ ツイズルはまあまあ合わせた。ポジションチェンジの素早いリフト。「シング・シング・シング」はつい手拍子したくなる曲 スピード感のある滑りだった。57.01。
#18 ガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン(フランス)
「Cool Cat in Town」「バーレスク」♪ 昨年世界ジュニア2位のカップル。去年より背が伸びた?いっそうすらっとして見える。今年の課題はあまり得意でなさそう^^; 55.11。
<グループ5>
#19 ヴィクトリア・シニツィナ/ルスラン・ジガンシン(ロシア)
「Let the Good Time Roll」「Swing Baby」♪ 音にぴったり合ったツイズルでさっそく拍手。ロカビリー系の前半からスイングの後半とめりはりがあって、あっという間に終わった感じ。62.11、シーズンベスト。
#20 アレクサンドラ・エルドリッジ/ダニエル・イートン(アメリカ)
「Man with the Hex」「The Business of Love」「Hey Pachucco」♪ なかなかスムーズなパターンダンスから。流れはよかったんだけど、ロテーショナルリフトで持ち上げる時、女性の手が男性の頭にぶつかって一瞬ひやり、でも大丈夫だった。このカップルもカメレンゴ&クリモワがコーチ。53.34。
#21 キャリー・リード/クリス・リード
「Puttin' On the Ritz」「ハーレム・ノクターン」♪ いつものように、胸をトン、両肩をポンとして滑りだす。ツイズル、無難にこなした。クリスの裾のベルトがはずれかかってる? 落ちなければ大丈夫、気にせずにパターンダンスをこなし、伸びやかなノータッチステップ。回転スピードの速いリフト決まった! 終わってガッツポーズのクリス。55.18、シーズンベスト フリー進出決定。
#22 イサベラ・トビアス/デヴィダス・スタグニウナス(リトアニア)
「A Fine Romance」「Diamonds Are a Girl's Best Friends」♪ マリリン・モンローのナンバー。長身のカップルが燕尾服と白いドレスで映える。女性の仕草がほどよくお色気 スピードと切れがあり、スプリットポジションのリフトは迫力。55.37。
#23 シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア)
「キャバレー」より「Money, Money, Money」「Cabaret」「Big Spender」♪ きびきびとよく動くカップル。53.98、細かいところが雑になっちゃったのかな。
<グループ6>
#24 ネリー・ジガンシナ/アレクサンダー・ガジー(ドイツ)
「Le Jazz Hot」♪ 日本でも人気のカップル、歓声の中で登場。いつものドラマ風の振付で始まる。ツイズルがスムーズに決まり、パターンダンスの中にもキャラクターらしい味付け。最後までスピード落ちなくてよかった! 62.27、自己ベスト更新。キス&クライで今日も“変顔”見せてくれた
#26 マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ(アメリカ)
マイケル・ブーブレ・メドレー♪ こちらも大歓声に送られて登場。高速ツイズルに大拍手。ノータッチステップの中で互いに指さすタイミング、ぴったり。背中から上がるローテーショナルリフトもきれい。同じアーチストの曲でメドレーは、曲調が途中で変わっても全体の一体感があっていいと思う。63.55、トップに立った。
#27 エレーナ・イリニフ/ニキータ・カツァラポフ(ロシア)
「素敵なあなた」「Sixteen Tons」「Sing, Sing, Sing」♪ オリンピック銅メダリストの登場。中盤まで完璧だったのに、ツイズルの2つ目に入るところで二人がぶつかり、男性がツイズルを続けられなかった。それでも65.67、トップを奪う。
#28 ナタリー・ペシャラ/ファビアン・ブルザ(フランス)
「Roxie」「Sing Sing Sing」「Mein Herr」♪ 優勝候補カップル登場に会場が沸く。ツイズルで男性が一瞬ふらついたが耐えた。曲が変わるたびに雰囲気ががらっと変わる。“熊ちゃん抱っこ”からポジションチェンジしていくリフトがカッコいい。68.20、明らかに完成度が高い評価。
<グループ7>
#29 マデリン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメリカ)
「Hollywood」「ショーほど素敵な商売はない」ほか♪ ちょっとPCの前を離れてたら終わるところだった(涙) 男性の肩まで持ち上げるリフトは、ペアのリフトもできそうなくらい軽々。チョック選手の靴にハートが 67.71、自己ベスト更新。
#30 パイパー・ギルス/ポール・ポワリエ(カナダ)
「Just One Dance」「You Don't Leave Me」♪ フェンスにもたれてダンスのお誘いを待つポーズから登場。男性がブレードを支える姿勢から男性の膝の上に移動するリフトが面白い。3連続ツイズル、一瞬女性がバランスを崩したが持ち直した。キス&クライで「アリガトウゴザイマス」。59.42。
#31 アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア)
「42nd Street」「ブロードウェイの子守唄」♪ こちらも優勝候補のひとつ。二人のタイミングもぴったりのツイズル、回転するときに顔が最後にくるっと回るのがダンスの基本どおりで素晴らしい。リンク全体をぐいぐいと滑る。69.70、トップに立った。
#32 ペニー・クームズ/ニコラス・バックランド(イギリス)
「I Won't Dance」「Swing Set」♪ 「僕は踊らないよ」というタイトルの曲(笑) スピードに乗ったパターンダンス、女性を男性の体の周りでぶんぶん回すリフト。このリズムでは珍しく打ち込みが入っている曲というのも面白い。61.21。
#33 ケイトリン・ウィーバー/アンドリュー・ポジェ(カナダ)
「42nd Street」♪ 人気のカップルが最終滑走。ツイズルをうまくこなすと、お手本のようなパターンダンス。タップを踏んだらムーディーなステップ、もうミュージカルそのもの。終わってご挨拶でもタップを見せてくれた。キス&クライで「アリガトウゴザイマシタ」、2011年のモスクワ大会で「Pray for Japan」の紙を持っていた姿を思い出す。69.20、僅差の2位。
結果、SD1位はカッペリーニ/ラノッテ、2位ウィーバー/ポジェ、3位ペシャラ/ブルザ、4位チョック/ベイツ、5位イリニフ/カツァラポフ。シブタニ兄妹が6位、ジガンシナ/ガジーが7位。オリンピックで5位だったボブロワ/ソロヴィエフは棄権した。
キャシー&クリス・リードは14位、フリーは第2グループになる。明日のフリーも楽しみ
フィギュアスケート・世界選手権2014、ここ数日「タイムテーブル」「スケジュール」などのワードで検索してくる方が多いので^^;
詳細なタイムテーブルはこちら アイスダンス・ショートダンス 男子フリー
PDFが開けない方は、こちらのブログで。
(リンクしただけですみません)
キャシー・リード/クリス・リード組は第5グループの3番目、午後2時5分ごろ。
日本男子は全員最終グループ。町田樹が2番目で8時25分ごろ、羽生結弦が4番目で8時34分ごろ、小塚崇彦が6番目で9時ごろ。
みんな頑張れ~~~