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GPS2016・スケートアメリカ男子SP

2016年10月23日 14時23分24秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2016、第1戦スケートアメリカ。宇野昌磨が出場する男子ショートプログラムジャッジスコア)。

#1 ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:71.62(9)
 「雨に唄えば」♪ 定番のナンバー。冒頭の4回転トウループは転倒したが、ルッツ・トウ3-3を決めて拍手をもらい、トリプルアクセルは必死でこらえた。すごくユニークというわけじゃないけど、楽しげな雰囲気をしっかり醸し出して、見ていて気持ちよいプログラム。

#2 金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:72.93(8)
 「スパイダーマン」♪ 衣装には蜘蛛の巣 スピード感あるが、得意なはずの4回転ルッツで転倒、トリプルアクセルでステップアウト、さらに4回転トウループも転倒とジャンプ不調。軽快に踊って拍手をもらっていたのはよかった。

#3 ティモシー・ドレンスキー(アメリカ) SP:77.59(6)
 「Awake My Soul」♪ 最近実力をつけてきている地元アメリカ選手。3回転ルッツ、トリプルアクセルをしっかり決めた。パーソナルベスト大幅更新。

#4 セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) SP:78.68(5)
 「The Skin I Live In」♪ 大ベテラン、調子はどうかな? 4回転トウループは転倒したが、トリプルアクセルとループ・トウ3-3は決めてまあまあ悪くない。ただ、トップをうかがうには4回転2本決めないと厳しい時代になっている^^;

#5 ナム・ニュエン(カナダ) SP:79.62(4)
 「Love Me or Leave Me」♪ 昨季不調だったが、コーチと拠点を変えて復活なるか。サルコウ・トウ4-3決まった トリプルアクセルも大丈夫。元気よく踊って観客もノリノリ。思ったより点が出なかったのは、シットスピンが無効で

#6 マクシム・コフトゥン(ロシア) SP:67.43(10)
 「Bahamut」♪ ヒッチハイクのポーズからスタート。サルコウ・トウ4-3鮮やかと思ったら、単独トウループ2回転、アクセル1回転 この選手の“パンク”癖はなんとかならないかな…。コミカルなストーリー性のプログラム。

#7 ヨリク・ヘンドリクス(ベルギー) SP:76.62(7)
 「Broken Vow」ジョシュ・グローバン♪ しっとりした雰囲気が出せる選手。今のところ4回転はないようなので、トリプルジャンプを全部決めたいところ。今日はやや着氷で乱れたのでベストは出なかった。

#8 ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:85.75(3)
 「Writing's on the Wall (James Bond - Spectre) 」♪ 昨季全米選手権に出場できなかったため、世界選手権を逃していたが、万全の状態で戻ってきたか。4回転トウループは転倒したが、数年前は苦労していたトリプルアクセルは軽々。後半にルッツ・トウ3-3、圧巻のステップ。なのにシットスピンが無効って、、、

#9 宇野昌磨 SP:89.15(1)

 「ヴァイオリンと管弦楽のためのファンタジー」♪ 映画「ラヴェンダーの咲く庭で」の曲なので、衣装は淡い紫色。4回転フリップ、高さ十分! 4回転トウループに強引に3回転トウループをつけて転倒、もったいない・・・ イーグルからのトリプルアクセルはややこらえたが大丈夫。コンビネーションスピンは低い姿勢から立ち上がっていくラストがカッコよかった
 転倒したのは3回転トウループだけど、4回転からのコンビネーションなのでGOEは-4。減点1と合わせて5点失ったことになる。2回転トウループにしてクリーンに下りていれば、逆に3点くらい高得点だった。このあたりは判断が難しいが、臨機応変に対応したいところ。

#10 アダム・リッポン(アメリカ) SP:87.32(2)
 「Let Me Think About It」♪ 黒のタンクトップでセクシー 4回転ルッツはSPでは封印。そのかわり、高さのあるトリプルアクセルと両手上げの美しい“リッポン”ルッツを跳んだ。レイバック姿勢を織り込んだスピンも素敵。

 結果、宇野昌磨が期待どおりトップに立った。点数はもう少しほしかったけど^^; 2位にリッポン、3位にブラウンと地元アメリカ勢。4位ニュエン、5位ヴォロノフも表彰台は狙えるか。
 高得点を出すと思われた金博洋が8位、コフトゥンがまさかの10位。ただ、今の男子はフリーで何があるかわからないので 昌磨も気を抜かずにベストを出して!

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GPS2016・スケートアメリカ女子フリー

2016年10月23日 07時45分57秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ(GPS)2016、第1戦スケートアメリカ女子フリージャッジスコア)。

#1 村上佳菜子 SP:47.87(10) FS:97.16(9) 合計:145.03(10)
 「星は光りぬ」(「トスカ」より)♪ 濃紺の衣装は夜空のイメージ。ループ、フリップ、サルコウと安定して決めていく。アクセルが1本シングルになったが^^; 後半のサルコウ・ループ・ループ3-2-2、情感のあるステップ、コレオシークエンスもよかった。
 ただ、点は伸びない・・・ 回転不足2つとダウングレード1つが痛い。演技構成点もいまいちなのは、以前よりスピード感が弱いからかも。

#2 アンゲリーナ・クフヴァルスカ(ラトビア) SP:47.80(11) FS:87.17(11) 合計:134.97(11)
 「カルミナ・ブラーナ」「Ameno Dorime」「The Mass」♪ 最初のジャンプ2本続けて転倒したが、なんとか後半立て直してトウ・トウ3-2やサルコウを下りた。

#3 セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア) SP:56.52(8) FS:107.32(7) 合計:163.84(7)
 「The Man with the Harmonica」「アメリ」♪ ハーモニカの音を聴きながら表情たっぷりに滑り出す。ジャンプにあまり高さが出ないが、回転の速さでカバー。ルッツ・ループ・フリップ3-1-2、サルコウ・トウ3-2、両手上げ3回転ループなどを決めた。

#4 ロベルタ・ロデギエロ SP:52.62(9) FS:96.51(10) 合計:149.13(9)
 「Non Diventicar」「L.O.V.E.」「Smile」「Paper Moon」ナタリー・コール♪ アメリカの観客にはアピールしそうな選曲。2本目のフリップで転倒したが、ルッツ・トウ3-2など大きなミスなくまとめる
。「L.O.V.E.」で洗練された雰囲気のステップ。

#5 パク・ソヨン SP:58.16(7) FS:103.20(8) 合計:161.36(8)
 「愛のアランフエス」ナナ・ムスクーリ♪ クリーンな3回転ルッツから、ダブルアクセル+2回転トウループなどを決める。フリップで転倒。おそらく3回転の予定だったループからのコンビネーションは2-1-2になった。動きはしなやかできれい。

#6 ガブリエル・デールマン SP:64.49(4) FS:122.14(4) 合計:186.63(4)
 「ラプソディ・イン・ブルー」ガーシュイン♪ きゅきゅっと肩を動かしてスタート。鮮やかなトウ・トウ3-3、ルッツ・トウ・トウ3-2-2など、ジャンプ強い。両手上げルッツは転倒したが^^; 3回転サルコウ+ダブルアクセルのシークエンスは、とてもリズムがよかった。
 終盤のステップは手拍子に押されながらダイナミックに。充実の演技。

#7 浅田真央 SP:64.47(5) FS:112.31(6) 合計:176.78(6)
 「恋は魔術師」より「En la cueva - La noche(洞窟の中で(夜))」「Pantomime(パントマイム)」「El aparecido(亡霊)」ファリャ♪ 情熱的な赤の衣装。SPフィニッシュポーズからスタート、美しいダブルアクセル、フリップ・ループ3-2と決める。スパイラルからイーグルに続くコレオシークエンスは、これぞコレオという盛り上がり。
 後半、アクセルがシングルになり、サルコウで大きく乱れた。激しいステップは見事だったが、やはり足が痛いかな・・・

#8 マライア・ベル SP:60.92(6) FS:130.67(1) 合計:191.59(2)
 「エデンの東」♪ 清純なイメージのクリーム色衣装。ルッツ・トウ3-3、ループ、フリップ・ループ・サルコウ3-1-2など予定のジャンプをすべて跳びきった。丁寧なステップ、柔らかなスパイラルのコレオ。キャリア最高の演技に万歳で喜んだ
 フリー、トータルともにパーソナルベスト更新。

#9 三原舞依  SP:65.75(2) FS:123.53(3) 合計:189.28(3)
 「シンデレラ」♪ 若草色の衣装が初々しい。見事なルッツ・トウ3-3にさっそく歓声があがる。ダブルアクセルからのセカンドが2回転トウループになったので、次のジャンプに頑張って3回転トウループをつけたが両足着氷になってしまった。終盤のサルコウも2回転と、今日は跳びきれなかったか。
 曲調が変わるところでスピンはなかなかいい。トータルのパーソナルベスト更新。

#10 アシュリー・ワグナー SP:69.50(1) FS:126.94(2) 合計:196.44(1)
 「エクソジェネシス交響曲第3部」♪ シックなシルバーの衣装。きれいなダブルアクセルから、フリップ・トウ3-3、ループと決めていく。後半ルッツ・トウ3-2も頑張った。コンビネーションのセカンドで1回転しかつけられないものもあったが^^; まとめてくるのはさすがベテラン。

#11 グレイシー・ゴールド SP:64.87(3) FS:119.35(5) 合計:184.22(5)
 「ダフニスとクロエ」ラヴェル♪ 相変わらずきれいな滑走姿勢で、コレオシークエンスから始まるプログラム。ルッツ・トウはおそらく3-3予定だと思うが、フェンスに近づいたため3-2に抑えた模様。ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループ、ルッツと鮮やかだったが、ループとサルコウで転倒 まだ調子が上がってきていない感じ。

 結果、優勝はワグナー、2位にベル、初出場の三原が3位 4位デールマン、5位ゴールド。浅田真央は6位、村上佳菜子は10位だった。
 2位のベルは1大会のみのエントリー。2大会エントリーならファイナル進出が狙える順位だけに、もったいない
 このあとはアイスダンス・ショートダンス。村元哉中/クリス・リード組が3番滑走で登場する。頑張れ~

コメント (1)
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