フィギュアスケート・ジュニアグランプリファイナル2022、ペア・フリー(ジャッジスコア)。
クロエ・パネッタ/キーラン・スレイシャー(カナダ) SP:44.35(6) FS:86.54(6) Total:130.89(6)
「Another Love」♪ 黒とブルー、黒。きれいな3ツイストから入る。2アクセルは女性が転倒したが、スロー3サルコウが鮮やか。スロールッツは2回転に。リフトのスプリットポジションがきれいだった。
村上遥奈/森口澄士 SP:46.80(5) FS:102.23(3) Total:149.03(4)
「I Want to Hold Your Hand」「All My Loving」♪ ピンク、白ポロ。2ツイスト、きちんと決める。3ルッツ、3サルコウ+3トウ+2アクセル、決まった 重なるイーグルやスパイラルのコレオ、スロー2サルコウ高く、スロー2ルッツややこらえたか。
だんだんスピードを増して流れに乗り、リフトの上げ方もスムーズに。デススパイラルも今日は悪くなかった。
キス&クライで遥奈ちゃんが花のリースを頭に乗せて ベスト大幅更新に笑顔溢れる。
ヴィエロッタ・シエロヴァ/イヴァン・ホブタ(ウクライナ) SP:50.74(4) FS:92.32(5) Total:143.06(5)
「Halo」♪ 紫のグラデーション。見事な3ツイストから入り、2サルコウを揃える。スロー3ループがダイナミック! リフトの姿勢や下ろし方などシニア並みに完成度が高い。2人でY字姿勢を見せるコレオ、2ルッツ+2トウ+1アクセルのジャンプ。キャリーリフトから抱えてそのままフィニッシュ。
カイラ・スミス/アンディ・デン(アメリカ) SP:55.21(3) FS:95.30(4) Total:150.51(3)
「Angel et Demon」♪ グレーがかった紫。高さのある3ツイスト、ちょっと離れたが3サルコウを決める。3トウで詰まったがなんとか2アクセルにつなげた(女性)。スローは2フリップ下りたが3サルコウで転倒。
リフトはけっこう難しい姿勢をやっていて、ペアらしさを見せている。ペアスピンから抱え上げてフィニッシュ。
アナスタシア・ゴルベヴァ/ヘクター・ジオトプロス・ムーア(オーストラリア) SP:60.19(2) FS:121.18(1) Total:181.37(1)
「Sing Sing Sing」「Summer Time」「Mr Pinstripe Suit」♪ パステルイエロー、白シャツ黒ベスト。比較的縦姿勢の3ツイスト、問題なし。3トウ+3トウ+両手上げ2トウ、はるすみには負けるけどお見事 3サルコウもばっちり。さらにスロー3ループ、軽く持ち上げてからのスロー3サルコウ、幅と流れが凄い。
ペアスピン、リフト、どの要素も完成度が高い。しかしこのペアは村上/森口と同様、来年6月30日時点の年齢が女性14歳・男性21歳で、来季から3シーズン国際大会に出場できない
自己ベストではないが余裕でトップ。
ソフィア・バラム/ダニエル・ティウメンチェフ(アメリカ) SP:63.62(1) FS:113.16(2) Total:176.78(2)
「Pilgrims on a Long Journey」「Primavera」♪ グレーに少しピンク、グレーと黒。スピードに乗った高い3ツイスト、3サルコウ+2アクセル頑張る。スロー3ループは深く膝を折って着氷、3トウ揃えた。後半のスローは2ルッツで押さえる。後半もスピードが落ちず、リフトをこなしていた。
自己ベスト更新に嬉しい悲鳴
結果、ゴルベヴァ/ジオトプロス・ムーアが優勝、2位バラム/ティウメンチェフ、3位スミス/デン。村上遥奈/森口澄士は僅差で4位、補欠からの出場としては大健闘 5位シエロヴァ/ホブタ、6位パネッタ/スレイシャー。
次はジュニア男子フリー
フィギュアスケート・グランプリファイナル2022、男子フリー(ジャッジスコア)。
佐藤駿 SP:76.62(6) FS:173.54(4) Total:250.16(4)
「レッド・バイオリン」♪ 臙脂色。4ルッツ、きれいに跳んだ 4トウ+3トウ、軽やか。3アクセルにオイラー+3サルコウを付けた。2本目の4トウも全く力が入っていない。
後半の3アクセルを降りれば、あとは3フリップ+2トウ、滑らかな3ループ。すっと上がってふわっと下りるジャンプの質の高さ
スケーティング全体がとにかく良くなって、見ていて心地よい。あとは盛り上がるところを作るメリハリがあればいいのかな。
イリア・マリニン(アメリカ) SP:80.10(5) FS:191.84(2) Total:271.94(3)
「Euphoria」♪ ブルー、ピンクの袖口、黒のライン。4アクセル、余裕 4フリップは下りてイーグルに、さらに4トウ、4サルコウと失敗する気配もない。丁寧にステップ、今日もレベル4か。後半4トウ+オイラー+両手上げ3サルコウ、3フリップ+両手上げ3トウ、さらに3フリップ+3アクセルと跳びきった。
片手側転や高いホップジャンプ、イナバウアーを織り込んだコレオと見せ場もばっちり。強い・・・
ダニエル・グラスル(イタリア) SP:80.40(4) FS:164.57(5) Total:244.97(6)
「Struggling Brain」「Korea Town」♪ 黒に赤のパイピング。4ルッツ、単独で成功。4フリップこらえたが頑張る。4ループがきれい 3アクセルは下りて膝を曲げたイーグルに繋げる。後半も3ルッツ+3トウ、3ルッツ+2アクセル+2アクセル、イナバウアーやイーグルなどのコレオの後で3フリップ+3トウ、なんとか。
エッジエラーがついてしまったが、それでも持てる力を出し切ってほぼノーミス、地元開催の大会でよく頑張った
三浦佳生 SP:87.07(3) FS:158.67(6) Total:245.74(5)
「美女と野獣」♪ 白フリルシャツにグレー系ベスト。冒頭のループは3回転にした。4トウ+3トウ、きっちりと質の高いジャンプ。4サルコウはややこらえた。3アクセル+オイラー+3サルコウ、決まった!と思ったがフリーレッグをすぐついてしまって少しマイナス 後半4トウ予定が2トウになったが3アクセルの美しさに歓声 もう一度4トウに挑んだが転倒。
王子がベルと踊るような振付のコレオ、物語のクライマックスに向かっていく。最後まで攻める佳生くん。
山本草太 SP:94.86(2) FS:179.49(3) Total:274.35(2)
ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」♪ 濃紺。4サルコウ、4トウ+3トウ、4トウ単独とどれも高さと流れが完璧 3アクセル+オイラー+3サルコウも入り、後半3アクセルを降りて小さくガッツポーズ。さらに3フリップ+2アクセル、3ルッツまで慎重に決めるとまたガッツポーズ。
スピンにしろステップにしろ、何か船に乗っているかのような、すーっとした流れが止まらない。大きなイーグルのコレオはそれだけで見る価値があり、笑顔で観客と会話しているような表情だった。
もちろん自己ベスト、トップに立ってメダル確定
宇野昌磨 SP:99.99(1) FS:204.47(1) Total:304.46(1)
「G線上のアリア」「Sanctus Petrus Et Sancta Maria Magdalena: Mea tormenta, properate! 」♪ 4ループを簡単に決める。4サルコウ、4フリップと安定感が抜群。3アクセルはなんとか抑えて単独に。コレオの中でくるんと跳ぶのは何ていうのかな キャメルスピンの回転速い。
後半4トウに2トウをつけ、単独4トウはややこらえたが大丈夫。3アクセル+2アクセルを落ち着いて決めた。ステップはもう堂々たるもの。
バタフライをしてから入るコンビネーションスピン、イリュージョンから入るシットスピンでフィニッシュすると、お尻をぺたんとついて座り込んだ。出し切った。
・・・今季ついにフリー200点台、トータル300点台が出た おめでとう
結果、宇野昌磨が優勝、2位山本草太、3位マリニン。佐藤駿が4位に順位を上げ、5位三浦佳生、6位グラスルだった。
余韻に浸りたいが、このあとすぐジュニアのペア・フリー。準備せねば
フィギュアスケート・グランプリファイナル2022、ペア・フリー(ジャッジスコア)。
エミリー・チャン/スペンサー・アキラ・ハウ(アメリカ) SP:53.85(6) FS:109.06(6) Total:162.91(6)
「Unchained Melody」♪ 紫系。3サルコウ+2アクセル+2アクセル、3トウと下りて順調な滑り出し。スロー3ループ、3サルコウ共に転倒したので点は伸びなかったが、男性がシット女性が仰向けのようなペアスピン、アイスダンスのローテーショナルリフトのようなダンスリフトなど、素敵なところがたくさん。
二人とも笑顔を浮かべながらの演技なのが良かった
レベッカ・ジラルディ/フィリッポ・アンブロシーニ(イタリア) SP:63.54(5) FS:116.85(4) Total:180.39(5)
ロッシーニ「Il Barbiere di Siviglia(セビリアの理髪師)」♪ ラベンダー、クリーム色ブラウスにグレーのベスト。冒頭の3ツイスト、少しキャッチで少し寄りかかってしまったか。アクセル3連続は2・1・1になった。スローは3ループ両足着氷、3ルッツ成功。
リフトから下ろすときに女性が男性の後ろを回ってからというのが面白い。終盤スピードに乗って男性の片手だけでホールドするリフト、迫力あった。ラストはスピンからお姫様抱っこでフィニッシュ
サラ・コンティ/ニッコロ・マチイ(イタリア) SP:67.30(4) FS:119.72(3) Total:187.02(3)
「ニュー・シネマ・パラダイス」♪ 黒、白シャツにサスペンダー。きれいに3ツイスト、コンビネーションジャンプは3トウ+1アクセル+2アクセルになった。3サルコウで男性が転倒、スロー3ループはやや乱れたが、スロー3サルコウがきれいに入って歓声。
リフトのスプリットポジションが美しい。キス&クライで家族に呼びかけまくり、シーズンベストに笑顔
ディアナ・ステラット‐デュデク/マキシム・デシャン(カナダ) SP:69.34(3) FS:114.94(5) Total:184.28(4)
「クレオパトラ」♪ ゴールド、黒。3ツイストを下ろしたときの着氷でステップアウト、レベル1にとどまる。3トウで女性の着氷が乱れてコンビネーションジャンプにできず。しかしスロー3ループが見事に決まり、滅多に実施するペアがいないフォアアウトデススパイラルを見せてくれた。男性のピボット姿勢が普通と違う。
男性がランジから上げるリフト、逆回転も入れてダイナミック。その間の女性の姿勢が微動だにしないのも、地味に凄いと思う
アレクサ・クニーリム/ブランドン・フレイジャー(アメリカ) SP:77.65(2) FS:135.63(2) Total:213.28(2)
「Sign of The Times」「Healed Broken Wings」♪ 茶系にゴールドのストーン、こげ茶。しっかり高さが出る3ツイスト、3トウで男性が詰まって1トウだけ付けた。スロー3ループ、さらにスロー3ルッツの高いこと 女性を抱えて回転してからペアスピンに入る。男性の首や腰に片足を絡めるようなポジションのダンスリフトもユニーク。
アクロバティックな強さと曲の世界観を表現する力、さすが シーズンベスト。
三浦璃来/木原龍一 SP:78.08(1) FS:136.50(1) Total:214.58(1)
「Atlas: Two」「Shared Tenderness」♪ 3ツイスト、着氷で一瞬こらえたが大丈夫。コンビネーションジャンプは2トウx3になったが大きなミスではない。3サルコウで珍しく木原くんが手をついた。
スロージャンプは3ルッツ、3ループとややこらえたが頑張る。リフト、デススパイラルの安定感、何より2人の一体感がいつもながら惹きつける。力を出し切ってフィニッシュ、しばらく立てなかった木原くん、、、
得点と順位の嬉し涙が ついにこの瞬間が
結果、日本のペアとして初めて、三浦/木原が優勝、2位クニーリム/フレイジャー、3位コンティ/マチイ。
世界選手権でも、三浦/木原とクニーリム/フレイジャーの一騎打ちになりそう。ますます期待
フィギュアスケート・グランプリファイナル2022、女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
渡辺倫果 SP:72.58(4)
「ロクサーヌのタンゴ」♪ 黒に赤で飾り。冒頭の3アクセル、しっかり下りる(qついたけど)。3ルッツ+3トウ、3ループは下りた足でロールがカッコいい。スピンからステップに入っていくところで曲が盛り上がり、力強いステップ。レイバックスピンはせずにシットスピンで締めくくる。
充実のガッツポーズ、中庭コーチの顔を見ると笑顔弾ける。得点には嬉しい悲鳴
イザボー・レヴィト(アメリカ) SP:69.26(5)
「Una noche mas」♪ 黒、髪に赤い花。軸の細い3フリップ、イナバウアーから2アクセルを降りてホップ、3ルッツ+3トウと安定。スピンの足を換えるときに大きく体を使ってジャンプするのがきれい。ステップは一歩がよく伸びて美しく、レベル4獲得。I字スピンで片手を靴の辺りに添えるのが素敵だった
キム・イェリム(韓国) SP:61.55(6)
「Mercy」♪ 黒系。きれいな両手上げ3ルッツ+3トウを下りたが、ターンからのアクセルがパンク 3フリップはきちんと決め、表情豊かなステップを踏んでいく。じっくり見せる大きなカーブのイナバウアー 丁寧なスピンもよかったので、アクセルが惜しい。
坂本花織 SP:75.86(1)
「Rock with U」「Feedback」ジャネット・ジャクソン♪ 黒にこげ茶。コーチにボンボン背中を叩かれて出ていく。びゅんびゅんとスピードに乗って、2アクセルを降りた後の加速が凄い。3ルッツ決まり、後半3フリップ+3トウも幅が凄い。曲が変わってエネルギッシュなステップで弾けて踊りまくる。レイバックスピンのチェンジエッジ、そこからヘアカッターの片手ビールマン、お見事
世界女王の渾身の演技にトリノの観客も大喜び シーズンベスト
ルナ・ヘンドリクス(ベルギー) SP:74.24(3)
「Si Mama」「Mi Gente」♪ 蛍光オレンジ。今日も力強く、大人の演技。両手上げ3フリップ、イナバウアーから2アクセル、両手上げ3ルッツ+両手上げ3トウ(q付き)。鍛え上げられた背中もきれい しっかりレベル4が取れるステップも武器。
三原舞依 SP:74.58(2)
「戦場のメリークリスマス」♪ 薄紫。こちらもコーチにボンボン叩かれて登場。スムーズに2アクセル、3フリップと決める。フライングシットのジャンプ、高い。3ルッツ+3トウ、問題なし。スピンの途中で曲調が変わって腕の動きで盛り上げて、ステップに入っていくところが好き 前に滑ったヘンドリクスと比べると小柄なのが目立つが、その小さな体をいっぱいに使ってステップ、健気 強い音に合わせてぽん、とスプリットジャンプ。レイバックスピンで姿勢を変えるごとに曲も盛り上がって、最高潮で美しいビールマンでフィニッシュ。
シーズンベストに笑顔
結果、トップに坂本花織、1点ちょっとの差で2位に三原舞依、僅差で3位にヘンドリクス。4位渡辺倫果、ちょっと差がついて5位レヴィト、6位キム・イェリム。
フリーは日曜の朝5時から。
今、フィギュアスケート・グランプリファイナル2022、男子ショートプログラムを録画で見たところ。見ながら感想などを書いて、見終わったところで他のタブから戻る拍子にうっかりタブを閉じてしまった。すぐログインして投稿画面を開き、「自動保存の内容を反映」をクリックしたが、、、
自動保存されていたのは、数行書いただけの内容。6人全員の分を書き終わっていたのに、なぜそんな前の内容しか保存されていなかったのか・・・
書き直す気力がないので、もうやめた 次へ行きます
仮眠から起きられず、、、
フィギュアスケート・グランプリファイナル&ジュニアグランプリファイナル2022、ライブで見る気満々だったのに
帰宅して晩ご飯食べたら、どうにも眠くてたまらず 日本勢が出ないジュニアアイスダンスRDだけスキップして、次のジュニア女子フリーに起きようとして失敗。朝までどころか昼近くまで寝てしまった
起きたら、サッカーではブラジルがクロアチアに負けてたり(クロアチアPK強すぎ!)。
フィギュアのほうは、これから見逃してた分を順繰りに見なくちゃ さらに今夜は、男子フリーが21:30から。テレビ朝日の放送が20:00からで、男子フリーはライブになると思われるので、準備せねば
そこでふと思い出したのは、BSフジ「フィギュアスケートTV!」が今日放送だったこと(16:00から)。慌てて録画予約しようとしたら、予約済みだった。過去の私グッジョブ
ついでに明日11日(日)には、CSフジテレビTWOで全日本ジュニア選手権のダイジェスト放送もある。先日の一部ライブ放送では少なかった男子やアイスダンスも放送を期待
時間がいくらあっても足りない週末