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どうする?ペア

2022年12月29日 23時22分44秒 | フィギュアスケート

 全日本フィギュアスケート選手権2022ペアは一応、開催された、、、出場1組で
 日本人ペアで初!のグランプリファイナル優勝を引っ提げて、3年ぶりに出場する予定だった“りくりゅう”三浦璃来/木原龍一組が、フライト遅延とロストバゲージのため無念の欠場。全日本ジュニア優勝で推薦された“はるすみ”村上遥奈/森口澄士組が、唯一の出場だった。
 この2人、村上選手は女子で全日本ジュニア8位として推薦、森口選手は男子で西日本選手権3位で、それぞれ全日本に出場の二刀流。村上選手は4日間毎日、森口選手は(隔日だけど)1日に2度の演技。お疲れ様 サンスポAsahi.com と記事が出ている。
 これまでも全日本ジュニア優勝ペアが全日本選手権に推薦されたことはあるが、ジュニアにしか出られない年齢(村上選手はシーズンイン時点で13歳)のペアが出たのは初めてではないだろうか。今後に大きな期待がかかっているのだと思う。
 それにしても、他にペアはいないのか???
 ・・・いない
 昨年、やはり唯一の出場で優勝した柚木心結/市橋翔哉組。チャレンジャーシリーズのネーベルホルン杯に出場して10位140.46点、四大陸選手権出場に必要なミニマムテクニカルスコアも獲得していたのに、11月にペア解散を発表。。。
 市橋くんは「一身上の都合により、今後競技を続けることが難しくなり」ということで、柚木心結ちゃんは「これからもペア選手として頑張っていきたい」「パートナー探しから始めたい」とのこと。
 “りくりゅう”三浦/木原組が世界選手権2022で2位となったため3枠を持っている日本だが、また今回は複数枠の使い道がないのだった
 そして上記の記事にもあるが、“はるすみ”は来季から3シーズン、ジュニアにもシニアにも出られない。森口選手は21歳になったので、ジュニアは今季まで。村上選手が17歳になるのが2025年7月、シニアに上がれるのは26/27シーズン。。。長い。。。
 本人たちはペアの練習を続ける意向だが、国際大会に出られないのは痛い これがアメリカやカナダなどペア人口の多い国なら、年数限定で経験者と組み替えるという手があるかもしれないが、日本ではそもそもペアにトライするスケーターがいない
 (いっそ、カナダあたりに預けて現地の若手と年数限定で組ませるとか 日本代表で国際大会に必ず出られるとなったら、希望者いるのでは?)
 とりあえず村上/森口組は、国内大会は出場できるようにしてあげてほしい。

 トライアウトは時々行われているようだが、なかなかペア希望者(特に男子!)がいないようだ。男子はある程度以上の身長も求められるから、本人がやりたくても難しい場合もあるかも。
 (地元開催の北京五輪で見事チャンピオンとなった中国の隋文静/韓聡組、韓聡選手はBioによると170㎝だが、もっと小さいかもしれない。彼の成功は「小柄でもできるじゃん!」と思わせてくれるが、中学生くらいからペアに特化して鍛え、同時にパートナーが150㎝と小柄なままだったからうまくいったのだと思う。)
 どうしたらペアを増やせるのか・・・
 私が思う一つの方法は、「どんなに下手でも必ず国際大会に出す」ことを保証して募集すること。ジュニアグランプリシリーズ、チャレンジャーシリーズ、B級大会は最低技術点が要らない。一通り必須要素ができたらそれでOK!として、1年目からどんどん試合に出す。経験を積んでいく間に上手くなるだろうし、何よりモチベーションが続く。
 もう一つは、海外在住の日本人スケーターに、ジュニア年齢のうちにオファーすること。ジュニアの間なら国籍選択で悩むこともないし、日本代表が気に入ったらそのまま居ついてくれるかも 大人になってやっぱり居住国を選んだとしても、パートナーが日本在住の日本人なら、経験者として次の選手と続けられる。
 練習環境とか、コーチの紹介とか、連盟がもっと積極的にバックアップしないと、ペアをやる選手が出てこないのでは? 団体戦でも強い日本にしたいなら、頑張って

<追記>
 もう一つ方法を思いついた。国内大会の年齢制限を撤廃または緩和して、小6女子と大学生男子などの組み合わせでも出場できるようにする。男女の体格差があれば、リフトやツイスト、スローが楽にできそう
 もちろん国際大会には出られないが、ある程度技術が身についたところで、年齢の近い相手と組み替える。初心者同士で組むより、次の組は早く成長できるはず。
 回り道のようだけど、確実にすそ野が広がるのでは

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代表選考関連の記事

2022年12月29日 21時40分55秒 | フィギュアスケート

 フィギュアスケートの世界選手権代表選考に関して、記者会見での宇野昌磨選手の発言から、あれこれと記事が出ているが、Number Webの2つの記事がわかりやすくまとまっていた。

宇野昌磨「あまり嬉しく思えない」の真意とは…フィギュア世界選手権の選考基準をめぐる舞台裏「男子3人はどうやって選ばれたのか?」
 野口美恵さんの記事。チーム・ランビエールの舞台裏がよくわかり、発言の真意が推測できる。ランビエールさんが胴上げされている写真を見たら、その後相当がっかりしただろうことは想像に難くない。
 選考基準について、私は項目ごとの“上位x名”に優勝した宇野選手も入れて考えていたが、優勝して1枠目で選考されたから、もう2枠目・3枠目の候補ではないので、入れないのが正しかった

宇野昌磨が異例の言及、「総合的な判断」「深夜発表」の代表選出はベストだったのか? 過去の選考理由を振り返ると…「全日本の成績」「次世代」
 こちらは松原孝臣さんの記事。「総合的な判断があることは悪いとは言えない」が、「総合的な判断が年によって変わる」。説明を尽くすことが大事という主旨。
 当日発表にせず、選手と関係者に説明する時間を取ったうえでの会見に私も賛成

 今回のあれこれを受けて、来年はどんな選考基準になっていくだろうか。年明けの選手権の結果も受けて、より良いものにしてくれることを願う。

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