放送する前に書こうと思ってんだけど^^;
今日のNHK「スタジオパークからこんにちは」ゲストは、「ごちそうさん」でヒロインの夫・悠太郎役の東出昌大。スタジオの外には観覧のお客さんがぎっしり
アンケートで思い出のシーンや心に残るセリフ「うちの嫁さんはごっつぅ可愛らしいんや」を出されると、「恥ずかしい」と顔をさする。
共演者たちがビデオで代わる代わる「話を要約して」(byめ以子役の杏)「みんなで飲みに行ったときに、一番若いのにみんなの分も払おうとするのはやめて」(by源太役の和田正人)とダメ出し。「初めて指摘された^^;」「以後気をつけます」と小さくなる。「(♪勝ってくるぞと~♪の歌のとき)なんかはずれてたのはわざと?」(byお静役の宮崎美子)には、「音痴なんです」イケメンにも苦手があった(笑)
お父さんが剣道の先生だったので、ずっと剣道をやらされていた。「今もそんなに好きじゃないんですけど」って、ずっと続けてるのにはっきり言っちゃっていいのか しかし「仕事でつらいことがあっても、剣道の合宿に比べたら」と思うからいいのだそうだ。
お父さんの書棚に三島由紀夫の「葉隠入門」があって、「武士たるもの人前でくしゃみ欠伸をするべからず」とあった。そういえば父がくしゃみや欠伸をするのは見たことがない。そう父に言うと「そんなの当たり前だ」と言われたという話。ガソリンスタンドで洗車と室内清掃のサービスを受ける時、「ここに100円あったら係の人持っていっちゃうかな」と冗談で言ったら「そんなことは絶対にしちゃいけない」と厳しく諭された話。
病気で亡くなったお父さんの話をするときに、大切な思い出をそっと取り出して見せるような口調になるのだった。
この人は顔の輪郭が丸くて眼も真ん丸、童顔系。“くまちゃん”って感じなんだけど、年齢を重ねたらどんな役者さんになるのかな。
こちらもどうぞ→東出昌大が「あさイチ」に
第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会フィギュアスケート、アイスダンス・ショートダンス(ISUリザルト/ジャッジスコア)。
日本のキャシー・リード/クリス・リード組が1番滑走。なんか1番引くこと多くない?! 頑張って
<G1>
#1 キャシー・リード/クリス・リード(日本)
「Puttin' On The Ritz」「Harlem Nocturne」♪ ストリーミングつなげたら音が出ず 52.29は悪くない。録画で見ても、ツイズルは合ってたし、流れもよかったと思う。
#2 ペルネル・カロン/ロイド・ジョーンズ(フランス)
「De-Lovely」「Anything Goes」♪ やっと音が出るストリーミングを見つけたら終わってた^^; 58.25。
#3 ヴィクトリア・シニツィナ/ルスラン・ジガンシン(ロシア)
「Let the Good Time Roll」「Swing Baby」♪ 登場前からすごい「ロシア」コール。ツイズル上手いし、いったん逆さまに持ち上げてから抱えるリフトなど、手拍子で盛り上がった。
58.01。
#4 タニヤ・コルベ/ステファノ・カルーゾ(ドイツ)
「New York, New York」「Borsalino」♪ 男性の衣装が燕尾服!女子も黒と白のツートンカラーでシックに決めている。演技は全体にスムーズで曲によくのっていた。54.43。
<G2>
#5 シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ(イタリア)
「Money, Money, Money」「Cabaret」「Big Spender」♪ 団体戦でフリーを滑ったカップル。20年代風の衣装でなかなかお洒落。動きはよかったと思う。58.14。
#6 シオバン・ヘーキン-カネディ/ドミトリ・ドゥン(ウクライナ)
「That Man」「Speaking of Happiness」「Pigalle by Patricia Kaes」♪ ここも団体戦のショートで戦ったカップル。ツイズルで少し2人がずれたかな? 41.90、ちょっと予想外に低い・・・
#7 黄欣彤(Xintong HUANG)/鄭汛(Xun ZHENG)
「Sing Sing Sing」「シェルブールの雨傘」♪ ここも団体戦ショートを滑っている。最初がツイズルだが、入りがずれていた。その後は大きなミスはなかった感じ。48.96。
#8 ダニエル・オブライエン/グレゴリー・メリマン(オーストラリア)
「Cotton Club Stomp 1」「The Mooche」「Cotton Club Stomp 2」♪ この曲を聴くと織田信成のSPを思い出す。ついこの間なのにずいぶん前のような・・・。ゴールドと黒を組み合わせた衣装。ツイズルがきれいに入ったし、流れがよかった。満足そうな顔で終わった。52.68。わずかにリード組を上回る。
#9 アリサ・アガフォノワ/アルペル・ウチャル(トルコ)
「Stepping Out With My Baby」♪ 女性も171cmあるすらっとしたカップル。女性のアガフォノワはウクライナ出身で、前に滑ったドゥン選手と以前組んでいたそうな。最初から切れがいい動きで、ツイズルもぴったり。男性が片足を投げ出した上に女性が寝そべるようにする部分は大喝采。49.84。意外に点が伸びず、場内からブーイング。
<G3>
#10 サラ・ウルタド/アドリア・ディアス(スペイン)
「My Melanchony Baby」「Broadwalk Empire」♪ 黒系の衣装に、女性の赤い手袋と男性の赤いサスペンダーがアクセント。やはり第3グループになると、演技全体に余裕がある感じがする。女性の表情が愛らしい。58.58、自己ベスト更新。
#11 イサベラ・トビアス/デヴィダス・スタグニウナス(リトアニア)
「A Fine Romance」「Diamonds Are a Girl's Best Friends」♪ 国籍変更が間に合って出場を果たしたカップル。女性は以前グルジア代表だったそうな。ブロンドの髪に白いドレスで、マリリン・モンローの曲にぴったり。女性がスプリットポジションを取ったローテーショナルリフトもいい。56.40。
#12 アレクサンドラ・ポール/ミッチェル・イスラム(カナダ)
ガーシュイン「Crazy For You - Overture」♪ NHKがジャンプ表彰式に切り替えてしまってストリーミングで見ようとしたが、止まりまくって でもいい演技なのはよくわかった。女性のピンクの衣装が可愛い 55.91。あとで録画が流れたが、ツイズルで女性が少しバランスを崩しかけていた。
#13 ユリア・ズロビナ / アレクセイ・シトニコフ(アゼルバイジャン)
「Pink Panther」「Sing Sing Sing」♪ こちらも女性の衣装はピンクだけど大人っぽいピンク。ストリーミングが止まりまくるのでよくわからなかった 58.15。録画で見ると、細かい振付がドラマっぽくて面白い。
#14 マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ(アメリカ)
マイケル・ブーブレのメドレー♪ マイアのライトブルーの衣装がさわやか。相変わらずのスピード抜群のツイズル、背中から乗ってくるリフトもいい。ノータッチステップはとても洗練されていたと思う。64.47。
<G4>
#15 マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメリカ)
「Hollywood」「There's No Business Like Show Business」♪ 男性の衣装が燕尾服2人目。女性の白長手袋が上品さを出す。ツイズルの合い方が完璧で客席から口笛。65.46、シーズンベスト。
#16 アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア)
「42nd Street」「Lullaby of Broadway」♪ 団体戦でショートダンスを滑ったカップル。ツイズルやターンで翻る女性のスカートがスピード感を出す。軽快なリズムでノリノリ。67.58。
#17 ネリー・ジガンシナ/アレクサンドル・ガシー(ドイツ)
「Le Jazz Hot」♪ 女性のジガンシナは、ロシア代表の弟・ジガンシンとオリンピックで競演となった。今日もコミカルで、団体戦のときより全体にスムーズだった感じ。60.91。わずかながら自己ベスト更新。
#18 テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイヤー(カナダ)
「Dream a Little Dream」「Muskrat Ramble」「Haven」♪ 団体戦に比べたら気合い入りまくりの演技 ツイズルぴったりだけでなく、細かい動きまで完璧で、間合いがまたすごくよかった。終わって男性のモイヤーがガッツポーズでくるくる。76.33。グランプリファイナルで出したスコアには届かず。
#19 エカテリーナ・ボブロワ/ドミトリー・ソロビエフ(ロシア)
「Diamonds Are a Girl's Best Friends」「I Wanna Be Loved By You」「Swing, Swing, Swing My Baby」♪ 団体戦の出来もよかったが、今日もかなりよかった。ツイズルはヴァーチュー/モイヤーほどぴったりではなかったが、スピード感はいい。69.97。
<G5>
#20 エレーナ・イリニフ/ニキータ・カツァラポフ(ロシア)
「素敵なあなた」「Sixteen Tons」「Sing Sing Sing」♪ 「ロシア」コールの中登場。女性のイリニフがまだ19歳だったか~。紫がかった渋いピンクの衣装がやや浅黒い肌の彼女によく似合う。ノータッチステップでは近い距離でクロス、ツイズルは後半にすごいスピードで。73.04、自己ベスト大幅更新。
#21 ペニー・クームズ/ニコラス・バックランド(イギリス)
「I Won't Dance」「Swing Set」♪ イリニフ/カツァラポフと比べてしまうと、ツイズルなどは普通^^; とはいえ悪かったわけではない。59.33、リフトの時間オーバー減点1。団体戦で点が伸びなかった失敗は繰り返さず。
#22 ナタリー・ペシャラ/ファビアン・ブルザ(フランス)
「Roxie」「Sing Sing Sing」「Mein Herr」♪ 粋で色っぽくて、カッコいいカップル。ドラムパートに乗ったパターンダンスは、パターンを踏んでるのに個性がばっちり。“熊ちゃん抱っこ”姿勢から次々姿勢を変えていくリフトは見どころ。72.78、自己ベスト更新。
#23 ケイトリン・ウィーバー/ アンドリュー・ポジェ(カナダ)
「42nd Street」♪ イタリアのカップルと同じ曲だけど、タップの動きがあったりしてある意味原作に忠実。ペシャラ/ブルザ組と比べちゃうとあっさりした感じかも^^; 65.93、リフトの時間オーバー減点1。
#24 メリル・デービス/チャーリー・ホワイト(アメリカ)
「My Fair Lady」♪ 今夜も踊り明かしてしまいそう そしてミスするところは一切なし。78.89とまた世界歴代最高点を更新したが、グランプリファイナルのときのほうがスピードと表現のバランスはよかった気がする。
結果、1位デービス/ホワイト、2位ヴァーチュー/モイヤー、3位イリニフ/カツァラポフ、4位ペシャラ・ブルザ、5位ボブロワ/ソロヴィエフ。ここまでがフリーの最終グループとなる。ロシア2組が入った。
6位カッペリーニ/ラノッテ、7位ウィーバー/ポジェ、8位チョック/ベイツ、9位シブタニ兄妹あたりはフリーでどこまで上がれるか。そして、、、
キャシー&クリス・リード組は21位でフリーダンスに進めず。惜しい~~~ わずか0.39差! この借りは世界選手権で返そう!!
ソチ五輪で日本最初の金メダルを獲得したフィギュアスケート男子の羽生結弦選手、さっそくNHKがスペシャル番組を放送する。
NHKスペシャル「羽生結弦 金メダルへの道」 NHK総合 明日17日(月)20:00~20:45
オリンピックが始まる前に、浅田真央選手、高橋大輔選手と羽生結弦選手のスペシャル番組があったが、今回は羽生選手一人についてさらに、ということだろう。
メダル獲得でさまざまな記事が出ているが、食が細かったのを克服したとか、ぜんそくがあって朝晩薬を飲んでるとか、体のために置きばりをしてるとか、、、置きばりって?
どうやらスタート位置でアップになったとき、首筋にピップエレキバンみたいなのが見えたが、それが置きばりであるらしい。いいと思ったことは取り入れて続ける力が、並みの19歳じゃない。
どんな育て方したらこんな凄い子ができるのかしら? 最近はスポーツ選手の父母と年齢が近くなってるので^^; そういうことが気になる(笑)
とりあえず、忘れずに録画しなきゃ
第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会、フィギュアスケート・男子フリー(ISUリザルト/ジャッジスコア)。
町田選手、高橋選手、羽生選手、みんな最高の演技ができますように・・・
<G1>
#1 アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:62.44 FS:114.62 合計:177.06
「ノストラダムス」♪ 冒頭にトリプルアクセルのコンビネーションを間にターンが入ったがなんとか決めた。2本目はダブルに。後半に3-3も入ったが、最後は少し疲れたのか2回転になるジャンプや3-2-2予定が3-1など。SPほどの元気はなかったかな。
#2 ヤコフ・ゴドロジャ(ウクライナ) SP:62.65 FS:119.54 合計:182.19
「ウェストサイド・ストーリー」♪ 鮮やかなオレンジのシャツに、ポケットの形にクリスタルがついてるジーンズ風の衣装。トリプルアクセル+2回転トウループなど、踏ん張ったり指先をついたり、ミスはあっても転倒なくほぼ予定通りに跳びきった。まだまだこれからだけど。
#3 マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン) SP:64.81 FS:119.44 合計:184.25
「マラゲーニャ」♪ 冒頭からトリプルアクセル+2回転トウループを決めて観客の心をつかみ、テンポアップするスピンで手拍子が起こる。後半にもトリプルアクセルが入った。2回転になったジャンプもあったが、つなぎのスプレッドイーグル、おなじみの変形イーグル、最後のI字スピンとビールマンスピンで大歓声。「ビールマンを8回転回れる選手は男子では彼だけ」(解説:本田武史氏)。
#4 ゾルタン・ケレメン(ルーマニア) SP:60.41 FS:98.35 合計:158.76
「Breath, Life」♪ 高橋大輔と同じ27歳。黒一色にクリスタルをあしらった衣装はシック。最初のトリプルアクセル+3回転トウループは質がいいものを決めたのに、その後はジャンプで転倒が続き、、、終盤のコレオシークエンスで観客から励ましの手拍子 ダブルアクセル+2回転トウループを決めると大きな拍手。
#5 アブザル・ラキムガリエフ(カザフスタン) SP:64.18 FS:110.22 合計:174.40
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」♪ 冒頭に迫力のある3回転サルコウが決まったが、これは4回転の予定だった。コミカルな振付の部分でニコニコすると愛嬌があって可愛い。「3連続を2回やってしまいました」(本田氏談)。後半のトリプルアクセルがステップアウトしたところで1回転ループ+2回転サルコウをつけたのが、2つ目の3連続コンビネーションとして無効になってしまった
#6 ヴィクトル・ロマネンコフ(エストニア) SP:61.55 FS:78.44 合計:139.99
「カルメン」♪ 最初のトリプルアクセルで転倒。ダブルアクセル+3回転トウループはこらえたが、その後1回転や2回転になってしまうジャンプが続いてしまい、終盤は観客が手拍子で応援。20歳でカルメンは少し重たかったかな・・・
<G2>
#7 ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:68.07 FS:135.19 合計:203.26
「World Dance Collection」♪ 髪をピンクに染め、クラウン風のド派手な衣装で登場。最初にこらえながらトリプルアクセルを下り、その後もジャンプに大きなミスはなく、後半に3-3も入った。マンボのパートは高橋大輔の名プロ「ある恋の物語」。ロックのパートではエアギターで踊りまくり、ヴォーカル入りの減点は今回はセーフ。いつもの彼がオリンピックでも見られて嬉しい
#8 ヨリク・ヘンドリクス(ベルギー) SP:72.52 FS:141.52 合計:214.04
「ラプソディー・イン・ブルー」♪ 曲に合わせて濃紺の衣装。序盤のトリプルアクセル2本を頑張って下りる。3回転ルッツ+3回転トウループも入り、予定になかった3連続コンビネーションも入れることができた。ステップでは一蹴りの伸びをアピール、コレオシークエンスでは長いイーグルやイナバウアーも。今後が楽しみ。自己ベストをオリンピックで更新。
#9 ジェレミー・アボット(アメリカ) SP:72.58 FS:160.12 合計:232.70
「エクソジェネシス交響曲第3番」♪ ただ滑っているだけで美しい、心地よい。ずっと見ていたい…
最初のジャンプは4回転の予定だったが3回転に。もしかすると、この変更は織り込み済みだったか。トリプルアクセル+3回転トウループを決め、後半に3連続も入る。ループをダブルアクセルに変えたのは「昨日腰を打った影響があったかも」(本田氏談)。しかし完成度の高さでフリーの自己ベスト更新。晴々した顔だった。
#10 フローラン・アモディオ(フランス) SP:75.58 FS:123.06 合計:198.64
「Under The Moon」「Happy」「La vie en rose」♪ 位置についたときの情けない顔は演技の一部。最初が4回転予定だったが3回転のサルコウに。次も4回転に挑んだが転倒。トリプルアクセルは2本入ったが、2本目はコンビネーションにできず。ステップやコレオシークエンスでは踊りまくって盛り上げたが、「コンビネーションが1つも入りませんでした」(本田氏談)。キス&クライでは、涙ぐみながら「ごめんなさい」「ありがとう」という感じで手を合わせていた。
#11 トマーシュ・ヴェルネル(チェコ) SP:81.09 FS: 合計:232.99
タンゴ・セレクション(アストル・ピアソラ)♪ 黒に襟の赤が目を引く衣装。最初の4回転は転倒したが、次の4回転が決まった! トリプルアクセル+3回転トウループが後半に入り、自信を取り戻したヴェルネルがそこにいた。終盤少し疲れたのか、2回転になったルッツがあったが、久々に素敵なヴェルネル
#12 ケヴィン・レイノルズ(カナダ) SP:68.76 FS:153.47 合計:222.23
「Excelsius」♪ 白地の上に右肩から斜めにブルーの生地が重なっている衣装。冒頭に4回転サルコウを下り、続いて4回転トウループ+3回転トウループ+2回転ループを着氷して波にのる。トリプルアクセル+2回転トウループ、後半にも4回転トウループ! ステップやつなぎの部分の表現にも引き込む力が出てきたと思う。
得点が伸び切らなかったのは、前半の4回転2本が回転不足だったためか。少し残念そう。
前半を終わってトップに立ったのはヴェルネル選手、僅差でアボット選手。
<G3>
#13 デニス・テン(カザフスタン) SP:84.06 FS:171.04 合計:255.10
ショスタコービッチ「The Young Lady and the Hooligan(お嬢さんとならず者)」♪ Yシャツの中に真っ赤なタイで“ならず者”風の衣装。4回転が決まった! トリプルアクセル+3回転トウループ、もう1本のトリプルアクセルと流れよく決まっていく。着氷姿勢、滑走姿勢が美しく、最後までジャンプにはほとんどミスなし。
以前練習していたロシアと今コーチについているアメリカの、両方のいいところをミックスしたような選手。トップに立った。
#14 ブライアン・ジュベール(フランス) SP:85.84 FS:145.93 合計:231.77
「アランフェス協奏曲」♪ きりっと立てた赤いカラーの衣装が曲にぴったり。4回転+2回転、4回転を序盤に決めた トリプルアクセルも入り、しっかりと前を向いた滑走は凛としている。中盤のトリプルアクセルはダブルになったが、最後までジュベールのスケートだった。
#15 アレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン) SP:83.81 FS:141.05 合計:224.86
「Life Begins Again(Archangel)」♪ 昨シーズンから滑っている曲で観客もよく知っている。冒頭の4回転トウループ決まった! トリプルアクセル+3回転トウループは間にターンが入るが着氷。以前に比べると、多少バランスを崩しても踏ん張れるようになったと思う。後半のトリプルアクセルはは1回転になってしまい、コレオシークエンスでは「疲れが見えますね」(本田氏談)。しかしフリーの自己ベスト更新
#16 ミハル・ブジェジナ(チェコ) SP:81.95 FS:151.67 合計:233.62
「シャーロック・ホームズ」♪ 白シャツにブルーのベストはすっきりしてていい。4回転サルコウ+2回転トウループ、単独の4回転サルコウが決まった 後半にもトリプルアクセル+2回転トウループ+2回転トウループの3連続。1本目のアクセルのパンクとコンビネーションで転倒してしまったのが惜しい。ステップのダイナミックな動きでも盛り上がっていた。ジャンプに入る構えと着氷の姿勢がもう少しカッコよくなるといいんだけど。
#17 閻涵(イエン・ハン)(中国) SP:85.66 FS:160.54 合計:246.20
「The Blue Danube(美しき青きドナウ)」「Gourmet Valse Tartare」♪ 飛距離抜群のトリプルアクセルで喝采。4回転トウループ+3回転トウループも決まる 予定ではもう1本4回転だったが、3回転フリップのコンビネーションに変更。ループが1回転になった以外は後半に3連続も入り、よく跳んだ。フリー自己ベスト更新
#18 町田樹 SP:83.48 FS:169.94 合計:253.42
ストラヴィンスキー「火の鳥」♪ 決意の顔でスタート位置につく。羽ばたく鳥が動き出す。冒頭の4回転で転倒、しかしすぐ4回転トウループ+2回転トウループを決めた トリプルアクセル+3回転トウループを下り、勢いよくステップに入っていく。スローパートからのトリプルアクセル、その後のジャンプを全部下り、そのまま宇宙まで飛翔
終わったとき、少し疲れた顔をしていたかも。思ったよりロシアの観客に受けてない感じ。なんでだろう、、、
デニス・テンの得点を超えることはできず、ここまでで2位につけた。
<G4>
#19 ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:86.98 FS:166.94 合計:253.92
「ピーター・ガン」「ハーレム・ノクターン」♪ きゅきゅっと眉を動かすコミカルな表情から。4回転トウループ、4回転サルコウ+2回転トウループと好調なスタート。後半の4回転サルコウは3回転になった。しぐさの一つ一つが可愛い。3-1-3予定はサルコウがダブるといけないのでちゃんと2回転に抑えたのに、最後のサルコウが2本目でシークエンス扱いとなり、それまでにコンビネーションを3つ跳んでたので4つ目として無効0点に トウループならOKだったのに、、、
#20 高橋大輔 SP:86.40 FS:164.27 合計:250.67
ビートルズ・メドレー♪ 紫紺にクリスタルをちりばめた衣装は星の輝く夜空のよう。4回転は両足に、2本目はルッツに変更。トリプルアクセルが入り、タンゴ調のステップはDaisukeの世界。3回転ジャンプは高く上がってから回転する美しさ。微笑みながら滑る彼を見る幸せ。
最後のスピンはレイバックと認められた。
#21 羽生結弦 SP:101.45 FS:178.64 合計:280.09
「ロミオとジュリエット」♪ 6分間練習で緊張した顔をしていたが、位置につくときにはかすかに微笑む。4回転サルコウで転倒、しかし4回転トウループは完璧 これで大丈夫と思ったら、フリップで両手をつく はらはらするが、ステップは落ち着いて丁寧に踏んでいる。後半のトリプルアクセル+3回転トウループ、ばっちり 2本目は少しこらえたが大丈夫。続くジャンプをしっかり決めていき、コレオシークエンスのイナバウアーで盛り上げる。全ての動きを表現につなげる意識。最後のスピンはレベルを取りに行かずにまとめた(たぶん)。
力を出し切ったフィニッシュ、すぐには立ち上がれない。でも笑顔で挨拶し、キス&クライでは「お願い」と拝む仕草 とりあえずはトップに立つ。
#22 パトリック・チャン(カナダ) SP:97.52 FS:178.10 合計:275.62
ヴィヴァルディ「四季」♪ 勝てると思ってスタートしただろうか。4回転+3回転のトウループを鮮やかに決めたが、単独4回転で両手をつき、トリプルアクセルでステップアウト。とはいえステップはさすがに美しい。3-1-3予定のジャンプは安全に3-1-2に、あと全部決めたら逆転優勝か、、、と思ったらダブルアクセルで大きくステップアウト 最後は疲れたのか、スピンでふらついていた。
羽生の得点を上回れず。
#23 ペーター・リーベルス(ドイツ) SP:86.04 FS:153.83 合計:239.87
「Who Wants to Live Forever」♪ 少し会場がざわつく中へ出て行った。冒頭の4回転は転倒したが、トリプルアクセル+3回転トウループは決まる。2本目のトリプルアクセルでステップアウトしたが、そのほかのジャンプはほぼミスなくまとめ、フリーの自己ベスト更新。
#24 ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:86.00 FS:152.37 合計:238.37
「Reel Around the Sun」♪ ロシアでもおなじみのリバーダンス。トリプルアクセル+3回転トウループを決め、もう1本もなんとか下りる。手拍子で盛り上がるステップ、3-1-3のジャンプや片手上げルッツが決まれば、あとは笑顔で踊るだけ。いい演技で締めくくってくれた。
結果、羽生結弦が金メダル 銀メダルにパトリック・チャン、銅メダルにデニス・テン。4位ハビエル・フェルナンデス。
日本男子フィギュアスケート初の金メダル 町田樹が5位、高橋大輔が6位。よく頑張った
3位から5位は僅差で、フェルナンデスは最後のジャンプが無効にならなければ、町田樹は4回転につけたトウループが3回転だったら、銅メダルに届いたかも。惜しかった。
インタビューで「すみません」「(自分の演技に対して)口惜しいです」という羽生選手。どこまでも伸び続けておくれ。おめでとう
<追記>
フラワーセレモニーで、プレゼンターが羽生選手に渡すとき、最後にほっぺを軽く撫でた。ちょっと撫でたくなるほっぺの19歳。
3人が並んだら、3人ともアジア系だった。
第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会、フィギュアスケート・男子ショートプログラム(ISUリザルト/ジャッジスコア)。いよいよ
<G1>
#1 リーアム・フィーラス(カナダ)
「Fascination(魅惑のワルツ)」♪ ピンクのシャツの胸に花を挿して登場。トリプルアクセルで転倒、3回転ルッツを単独に。後半のフリップに3回転トウループを頑張ってつけたが、また転倒、これは惜しい。「パトリック・チャンに似ているところがある」(解説:本田武史さん)。55.04。
#2 ヤコフ・ゴドロジャ(ウクライナ)
プッチーニ「トスカ」♪ 団体戦に登場した選手。解説の本田さんが「トスカ」を滑ったときの衣装と似ているという話が出ていた。トリプルアクセルはステップアウトしたが、ルッツのコンビネーションとフリップが決まって一安心、あとは丁寧にこなした。62.65。このスコアだとフリーに進めそう?
#3 ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)
「Still Got Blues, Still Got Rock」♪ 眩しい蛍光オレンジの衣装。トリプルアクセルをこらえて立ち、3回転フリップ+3回転トウループ、後半の3回転ルッツが決まって、エレキにのったステップは気分も入る。キス&クライではエアギターも 68.07。満足そう。
#4 ヨリク・ヘンドリクス(ベルギー)
デューク・エリントン「キャラヴァン」♪ 黒でVネックの襟元に炎のようなオレンジをあしらった衣装。ジャンプにおそるおそる入るように見えるが、軸が細くてきれいなジャンプ。トリプルアクセル、3回転ルッツ+3回転トウループ、3回転ループとしっかり決まった。ステップでも一蹴りが伸びる。72.52。
#5 マイケル・クリスチャン・マルティネス
「ロミオとジュリエット」♪ ネーベルホルン杯の頃から背が伸びてるかも 今大会男子で最年少の17歳。トリプルアクセルが決まったが、3回転ルッツにつけた3回転トウループが2回転ちょっとで下りてしまった。得意のループは大丈夫。イナバウアーや変形イーグル、ビールマンスピンで大喝采。64.81、シーズンベスト。
#6 アブザル・ラキムガリエフ(カザフスタン)
「Swing Medley」♪ ポジションにつく前に、ブレードの氷を丁寧に落とした。無良崇人選手が今季使っているのと同じ、「Minnie The Moocher」と「Jumpin' Jack」のメドレー。コンビネーションでは間にターンが入ったが、トリプルアクセルは決めた。サスペンダーをはずしたり交差したりしながらのステップで沸かせる。64.18、自己ベスト更新。
「ジェーニャ、ジェーニャ」の大合唱、太鼓のような音も聞こえる中で6分間練習に入る第2グループ。
<G2>
#7 エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)
・・・6分間練習でトリプルアクセルを跳んだ後、ほとんど何もせず。「心配ですね」と実況が言っていたら、審判席に行って話をするプルシェンコ。観客に手を振りながらリンクを出た。
「相当腰が痛いんですね。この状態で団体戦を滑り切ったと思うとすごいですね」(解説:本田氏)。
#8 ヴィクトル・ロマネンコフ(エストニア)
「ノートル・ダム・ド・パリ」♪ シンプルなブラウンの衣装、上着の裾が長めでひらひらなびく。トリプルアクセルで片手をついたが着氷、3回転ルッツ+3回転トウループ、3回転フリップは大丈夫。全体にしっかりまとめた感じで、本人は満足そう。61.55。
#9 ブレンダン・ケリー(オーストラリア)
「Nothing Else Matters」♪ 冒頭のコンビネーション、ルッツが2回転になり、頑張って3回転トウループをつけたがステップアウト。トリプルアクセルもステップアウト、ループが2回転に。キス&クライでコーチが背中をなでて慰める。47.12。
#10 ポール・ボニファチオ・パーキンソン(イタリア)
「Wolfgang's 5th Symphony(運命)」♪ 団体戦でSPフリー2本滑った選手。4回転サルコウは予定通り(?!)転倒、アクセルがシングルに。ルッツに根性で3回転トウループをつけた。ロックアレンジのステップでは手拍子も。56.30。
#11 ジェレミー・アボット(アメリカ)
「Lillies of the Valley」♪ この選手がこの滑走順というのも、なんだか…。12番目までに入ればG4・G5で抽選だが、それ以外は一緒なので 大きく深呼吸して出て行った。冒頭の4回転で転倒、腰を強打してフェンスにぶつかり、すぐ立ち上がれない 演技が続けられないか?と思ったが、立ち上がって3回転ルッツ+3回転トウループを決めた トリプルアクセルも下り、ステップに入るころにはペースを取り戻していた。最後まであきらめなかった演技にスタンディングオーベーション 72.58、トップに立ったのでフリーに進める。よかった~~~
#12 ゾルタン・ケレメン(ルーマニア)
「Rich Man's Frug」♪ 白いシャツに黒い花をたくさんあしらった衣装。トリプルアクセルは「回りすぎてますね」(本田氏)。コンビネーションはフリップが2回転になったが、3回転トウループをつけられた。ルッツは少し乱れる。軽快な曲にのって滑り切った。60.41。
実況アナが「右目の視力を失った」「ハンディキャップがある」と妙に強調するのが気になった。
<G3>
#13 ヴィクトル・ファイファー(オーストリア)
「The Hours」♪ ピアノの静かな曲。ハイドロブレーディング、ウォーレイの後に跳んだルッツが1回転になってしまった。コンビネーションとダブルアクセルはきれいに決まる。アップライトでフリーレッグのエッジを肩の上からつかむ独特のスピン健在。56.60。
#14 ハヴィエル・ラヤ(スペイン)
「レ・ミゼラブル」♪ フェルナンデスと同い年の22歳。トリプルアクセルは片手をついたが、3回転トウループ+3回転トウループはクリーン。フリップが2回転になってしまった。ステップやスピンはけっこう表現力もあって、今後も見たい選手だと思う。59.76。
#15 アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル)
「Swing Kids」♪ 「素敵なあなた」「Sing Sing Sing」のメドレー。小柄だがパワフルなジャンプで、トリプルアクセルとコンビネーションを決めた。4回転トウループは転倒。元気のいいステップで手拍子が起こる。紫のシャツに黒とシルバーのベストという衣装、なかなかお洒落。62.44。
#16 ジェイソン・ブラウン(アメリカ)
プリンス「The Question of U」♪ 衣装にキラキラのクリスタルが増えた気がする トリプルアクセルがびしっと決まり、コンビネーションも安定。複雑な動きのあとに片手上げのルッツ。ステップの身のこなし、完璧に音を表現。86.00、自己ベスト更新でトップに立つ。
#17 ケヴィン・レイノルズ(カナダ)
「Back in Black」「Thunderstruck」♪ 練習着かと思うような黒一色の衣装。でもロックの曲にはぴったり ノリのいい曲に最初から手拍子が起こる。4回転サルコウは転倒、4回転トウループ+3回転トウループは着氷、トリプルアクセル転倒。団体戦のフリーはよかったのに…。切れのいいスピン、エレキに乗ったステップもカッコよかった。68.76。4回転サルコウとトリプルアクセルで回転不足が響いた。
#18 トマーシュ・ヴェルネル(チェコ)
「Duelling Banjos」♪ カントリー調の曲はもうおなじみ。4回転トウループは転倒したが、トリプルアクセルと3回転ルッツ+3回転トウループはきれいに入った。この選手はよくパンク(回転が抜ける)が多いけど、しっかり回れてよかった 投げ縄を振り回すしぐさからのステップは、映画のシーンのよう。終わってちょっぴり口惜しそうな顔をした。81.09。
いよいよ、羽生結弦が登場、、、ドキドキ、、、頑張れ
<G4>
#19 羽生結弦
「パリの散歩道」♪ 団体戦のときより少し緊張した顔でスタート位置についた。丁寧に振付をなぞりながら動き出す。4回転トウループ、決まった これで顔が明るくなる。いつものようにターンからトリプルアクセル、完璧 ルッツは…団体戦よりまっすぐ上がり、コンビネーションも決まる。もうあとはユヅルの世界、ステップは上半身を大きく動かしすぎずにしっかりと踏んだ。終わった瞬間、満足そうに拝むようなしぐさ。オーサーコーチとグータッチしてキス&クライに、、、出た 101.45、ついに3ケタ。ガッツポーズで「やった~」と叫んだ(ように見えた)。。。凄すぎる。。。
団体戦ではレベル3だったステップが、レベル4を取れていた
#20 ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン)
「Satan Takes a Holiday」♪ 羽生の得点の興奮が冷めきらない中に出て行った。4回転サルコウは少し乱れたがこらえ、トリプルアクセルは大丈夫。コンビネーションでステップアウト。おなじみのコミカルな振付に手拍子で後押し。86.98、もう一息!と言いたいスコア。
#21 パトリック・チャン(カナダ)
ラフマニノフ「エレジー」♪ 4回転+3回転はいつもながらの安定感で決まったが、トリプルアクセルでオーバーターン。ルッツは問題なく、しっとりとスケーティングで魅せる。前よりスケートの音が小さくなった気がする。97.52、得点を見てガッツポーズ。羽生との差は3.93、彼としては“射程圏内”か。
#22 アレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン)
「Khorobushko」♪ スウェーデン育ちだがロシア生まれのマヨロフ、ロシア民謡で踊る。4回転トウループと3-3コンビネーションが決まり、トリプルアクセルをこらえながら下りた瞬間に小さくガッツポーズしていた。テンポが速くなっていくステップ、コサックジャンプやバレエジャンプに大きな拍手。83.81、自己ベスト更新。客席からは「もっと出して」という感じのざわざわ^^;
#23 フローラン・アモディオ(フランス)
「ラ・クンパルシータ」など♪ 真紅のシャツは大きく開いたVネック。4回転サルコウの予定が3回転に、トリプルアクセルの予定がダブルに…着氷はきれいだったので減点はない。3回転ルッツ+3回転トウループはしっかり決めた。タンゴのステップは今日も情熱的 終わった瞬間は「あ~」という顔、75.58。
#24 ブライアン・ジュベール(フランス)
「Mutations」♪ 黒にオレンジで不規則な曲線を描いた衣装で、溶岩流のような感じ。4回転+3回転を決め、トリプルアクセルも頑張った。ジュベールらしい切れのある動きのステップで、客席が沸く。85.84。
<G5>
#25 ミハル・ブジェジナ(チェコ)
「山の魔王の宮殿にて」♪ 黒地に赤のストーンでアクセントをつけた衣装。4回転サルコウは片手をついたが着氷、コンビネーションは3-2に。トリプルアクセルは高くてシャープ。少しずつテンポアップする曲で、ぐいぐいと大きく動くステップはなかなかよかった。81.95。
#26 デニス・テン(カザフスタン)
サン-サーンス「死の舞踏」♪ 手袋まで黒の衣装はきりっとして見える。4回転トウループは回り切ったが手をつき、バランスを崩した。「転倒扱いになると思います」(本田氏談)。コンビネーションは「フェンスに近づきすぎて3回転が跳べなかった」(本田氏談)、3-2に。トリプルアクセルはばっちりだったけど。激しい音楽を全身で表現したステップは好き。84.06。
#27 ペーター・リーベルス(ドイツ)
「Clocks」♪ 団体戦で自己ベストを更新していた選手。4回転+3回転、トリプルアクセル、ルッツと柔らかな着氷ですべて決まった。薄い生地を重ねた衣装は、風をはらんでスピード感を増す。独特の雰囲気のステップもすっかりおなじみ。ノーミスで終わって氷をたたいてガッツポーズ。86.04、さらに自己ベスト更新。
#28 閻涵(Han YAN、イエン・ハン)(中国)
「Minor Waltz」「Viper's Drag」♪ コミカルな振付で始まる。見事なトリプルアクセルは「すごいスピードで入りましたね」(本田氏談)。4回転トウループは片手をつき、コンビネーションはセカンドの着氷で少しステップアウト。元気よく楽しげなステップは伸び伸び踏んでいた。85.66、得点を見て眉にしわを寄せたが、笑顔も見せた。
#29 高橋大輔
「ヴァイオリンのためのソナチネ」♪ 落ち着いて滑りだした。4回転トウループは両足着氷。トリプルアクセルはしっかり、コンビネーションはステップの一部のように自然に。人生を表すようなステップ、レイバック姿勢がほれぼれするスピンは彼だけのもの。86.40、4回転はダウングレードだった。
作曲者問題で「放送に音がなくなるのでは」という心配もあったが、普通に放送されてよかった・・・
#30 町田樹
「エデンの東」♪ 白と黒だけの衣装はすっきりしている。きりっとした顔で位置につく。4回転が決まった後、一瞬間があいて2回転トウループをつけた。トリプルアクセルは流れもよく、これはいける!と思ったら、ルッツが2回転に 気落ちせず心をこめたステップはレベル4を獲得。83.48。
結果、1位羽生結弦、2位パトリック・チャン、3位フェルナンデス、4位高橋大輔、5位ペーター・リーベルス、6位ジェイソン・ブラウン。1位と2位の差は3.93、2位と3位の差は10.54。金メダル争いは羽生とチャンの一騎打ちになりそう。
一方、3位争いは超!接戦。3位フェルナンデスから11位町田樹までの差がわずか3.5。順位としてはやや出遅れた町田選手だが、「絶対にあきらめないで頑張ります」と燃えていた。「逆バレンタインできるように頑張る」、バレンタインデーにメダルをプレゼント?(誰に?) その意気!
プルシェンコ選手は前日の練習で腰を痛めていたが、6分間練習でジャンプを跳んだ際に痛みが出て、無理と判断したということだった。
団体の金メダルが最後の勲章か。お疲れ様・・・
フリーはどうなるか。。。ただ応援するのみ
第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会、フィギュアスケート・ペア・フリー(ISUリザルト/ジャッジスコア)。
<G1>
#1 フェリシア・ジャン/ネイサン・バーソロメイ(アメリカ) SP:56.90 FS:110.31 合計:167.21
「レ・ミゼラブル」♪ NHKが第1グループを放送しないことに気づかず、ストリーミングをつなぐのも間に合わなくて、見逃した 得点からいってもいい演技だったようだ。
#2 ペイジ・ローレンス/ルディ・スウィーガース(カナダ) SP:58.97 FS:103.01 合計:161.98
「Oz The Great and Powerful」♪ 途中から見た。スローで転倒したが、全体的には悪くなかったらしい^^;
#3 ニコーレ・デラモニカ/マテオ・グアリゼ(イタリア) SP:51.64 FS:86.22 合計:137.86
「椿姫」♪ スロージャンプの転倒、サイドバイサイドジャンプの乱れなどがあって、100%出せた感じではなかった。
#4 アンドレア・ダヴィドヴィッチ/エフゲニー・クラスノポルスキ(イスラエル) SP:53.38 FS:94.35 合計:147.73
ニーノ・ロータ「ロミオとジュリエット」♪ スロージャンプの転倒はあったが、雄大なキャリーリフトなどは拍手をもらっていた。
<G2>
#5 ステファニア・ベルトン/オンドレイ・ホタレク(イタリア) SP:63.57 FS:115.51 合計:179.08
「ドラキュラ」♪ サイドバイサイドのコンビネーションジャンプが3連続で決まっていいスタートだったが、単独ジャンプで女性が転倒、スロー1つは2回転に。終盤のリフトは「少しスピードが落ちてしまいましたか」(解説:若松詩子さん)。団体から4回目の滑走で疲れがあったか…力を振り絞って滑り切った。少し残念そう。
#6 マリッサ・カステリ/サイモン・シュナピア SP:67.44 FS:120.38 合計:187.82
「Skyfall」♪ 団体戦でも見せたスロー4回転サルコウに挑戦、惜しくもステップアウト。サイドバイサイドジャンプでコンビネーション予定が単独に。キャリーリフトは姿勢の美しさと安定感で拍手。自己ベスト更新は見事。このペアも4回目の滑走でお疲れ様
#7 ヴァネッサ・ジェームス/モルガン・シプレ(フランス) SP:65.36 FS:114.07 合計:179.43
「Angels and Demons」「Requiem for a Dream」♪ クリスタルをふんだんにあしらった衣装がきらびやか 3回転トウループ+3回転トウループのサイドバイサイドジャンプで女性がセカンドで転倒。ペアで3-3はあまり挑戦するペアがいないので惜しい。最後のリフトでキャリーしながらそのまま男性が膝をつき、女性を下してフィニッシュ、個性的
#8 マイリン・ウェンデ/ダニエル・ウェンデ(ドイツ) SP:59.25 FS:107.00 合計:166.25
「Your Highness」♪ ドイツ応援団の賑やかなカウベルに送られて登場。サイドバイサイドジャンプでコンビネーションにならなかったり、単独で着氷が乱れる。スローも両足着氷があったり、完璧とはいかなかった。サイドバイサイドスピンのユニゾンはここまでで一番だったが。演技を終わって軽く首を横に振っていた。
<G3>
#9 メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ) SP:72.21 FS:127.32 合計:199.53
「Alice in Wonderland」「Everlasting」♪ NHKの放送がスノーボードに切り替わってしまい、またストリーミングに逆戻り。得意技の一つ、3回転ルッツはばっちり決まった。コンビネーションで女性がセカンドを跳べず、スローでも珍しく片手をついた。
#10 カーステン・ムア-タワーズ/ディラン・モスコヴィッチ(カナダ) SP:70.92 FS:131.18 合計:202.10
フェリーニ・メドレー♪ サイドバイサイドの単独ジャンプで男性が2回転になった以外は全くミスなし。キャリーとローテーショナルを続ける長いリフトは今日も見事。
#11 ヴェラ・バザロワ/ユーリ・ラリオノフ(ロシア) SP:69.66 FS:129.94 合計:199.60
ボロディン「韃靼人の踊り」♪ 例によって「ロ・シ・ア!」大合唱の中に出ていく。サイドバイサイドジャンプを3回転トウループ、ダブルアクセルのシークエンスと決めて波に乗る。女性を背中に乗せるダンスリフトからそのまま持ち上げるリフトはいつもながらカッコいい。スローで片手をつく等の小さなミスが響いて点が伸びず、この時点でトップには立てなかった。
#12 彭程(Cheng PENG)/張昊(Hao ZHANG)(中国) SP:70.59 FS:125.13 合計:195.72
「黄河協奏曲」♪ 4回転ツイスト決まった! サイドバイサイドジャンプはコンビネーションのセカンドが跳べず、単独のダブルアクセルで転倒。しかしスローは2本とも完璧。しっかり盛り上げて終わった。
<G4>
#13 クセニア・ストルボワ/フョードル・クリモフ(ロシア) SP:75.21 FS:143.47 合計:218.68
「アダムス・ファミリー」♪ バリバリにキレキレのノーミス サイドバイサイドで3回転トウループ+2回転トウループ+2回転トウループ、ダブルアクセルと決まり、スローは2本ともすごい高さ。おなじみの曲で手拍子、終わってガッツポーズも当然。もちろん自己ベスト、トップに立つ。
#14 タチアナ・ヴォロソジャル/マクシム・トランコフ(ロシア) SP:84.17 FS:152.69 合計:
「ジーザス・クライスト・スーパースター」♪ 今日もすごかった。高いツイスト、プログラムの完成度、BBCの実況が"unbeatble"というのもうなずける。スローで片手をついた分だけ、自己ベストに届かなかったけど、二人とも感激の表情。
#15 龐清(Qing PANG)/佟健(Jian TONG)(中国) SP:73.30 FS:136.58 合計:209.88
「レ・ミゼラブル」より「夢やぶれて」♪ 興奮冷めやらぬリンクに出て行ったが、じっくりと二人の世界に会場を引き込んでいく。ダブルアクセルのシークエンスでセカンドが跳びきれなかったが、スローの高さと美しさ、イーグルでキャリーするリフト、並んで滑るだけでも物語の世界観を表現していたと思う。やり切った達成感の顔で終わった。
#16 アリオナ・サフチェンコ/ロビン・ゾルコビー(ドイツ) SP:79.64 FS:136.14 合計:215.78
チャイコフスキー「くるみ割り人形」♪ 美しいスロージャンプで始まったが、サイドバイサイドジャンプのコンビネーションで、男性が転倒してセカンドが跳べなかった。その後は立て直してミスなく、曲と一体になって流れるプログラム。最後に挑戦したスロートリプルアクセルは、回り切ったが転倒。終わってアリオナは「しょうがない」という顔だった。
序盤の転倒がなければ、トリプルアクセルでなく3回転のスローで終わっても2位は獲れたかもしれない。でも挑戦することに意義があったと思う。
結果、優勝はヴォロソジャル/トランコフ、2位ストルボワ/クリモフ、3位サフチェンコ/ゾルコビー。4位に龐清/佟健、5位ムア-タワーズ/モスコヴィッチだった。
ロシアと同じく3枠あったカナダは5位が最高であとは7位と14位。3番手も6位だった地元ロシアには少し差をつけられた感じ。世界選手権では少し変わるかな?
そして、今大会上位の選手たちがどのくらい世界選手権に出てくるか、、、龐清/佟健は来てくれないかな、、、今シーズン限りで引退を表明しているペアも多いだけに、“これが見納め?”と思うと寂しい。
いよいよ明日は男子。どきどき
第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会、フィギュアスケート・ペアのショートプログラム(ISUリザルト/ジャッジスコア)。グループ3から。
滑走順を見た感じ、グループ4と5だけが世界ランク上位8組で、あとは全部一緒に抽選したようだ。
<G3>
#9 マイリン・ウェンデ/ダニエル・ウェンデ(ドイツ)
「November Rain」♪ やっぱり夫婦になってからのしっとり感が違う~、とスムーズな演技に見入っていたら、、、デス・スパイラルを終わって男性が勢いよく女性を引っ張り起こしたところで、勢いあまって女性が転倒 すぐ起き上がってペアスピンをこなしたが、終わって男性が「ごめん!」女性が微笑みながら首を振って「いいのよ~」(想像)。なんだかとてもほんわか 59.25。
#10 ユリア・ラフレンティエワ/ユーリ・ルディク(ウクライナ)
「City of Birth」♪ 昨年までジュニアと掛け持ちだった若手。ツイスト、サイドバイサイドジャンプはダブルだが、きれいに決めた。流れの止まる部分がなかったのはとてもよかったと思う。44.30。団体戦で出したスコアは上回れず。
#11 ペイジ・ローレンス/ルディ・スウィーガース(カナダ)
「Olivier」「I Put a Spell on You」♪ 団体戦では出番がなかったカナダ3番手ペア。サイドバイサイドジャンプで少し乱れ、スローで片手をついてしまったが、全体に元気よくスピード感があった。本人たちは出来に満足そう。ちなみに、二人そろって回転が時計回り。58.97、自己ベスト更新。
#12 ヴァネッサ・ジェームズ/モルガン・シプレ(フランス)
「Minnie The Moocher」「Jumpin' Jack」♪ 今日のヴァネッサは髪をアップにしている。団体戦では転倒があったが、今日はほぼミスがなく、切れのいいステップをお洒落に決めた。65.36、これまた自己ベスト更新。
6分間練習から、「ロシア!ロシア!」コール。
<G4>
#13 クセニア・ストルボワ/フョードル・クリモフ(ロシア)
「Surrender」♪ 深い臙脂色の衣装で、渋いフラメンコ。ツイスト、サイドバイサイドジャンプ、スローと鮮やかに決めていく。パーカッションだけの音にのった圧巻のステップでしめくくり、終わった瞬間ガッツポーズ。75.21、自己ベストを大幅に更新。
#14 メーガン・デュアメル/エリック・ラドフォード(カナダ)
「Tribute」♪ 2006年に亡くなったコーチに捧げる、ラドフォード自身が作った曲。サイドバイサイドで跳ぶのはこのペアだけの3回転ルッツをやや踏ん張ったが着氷。ツイストやスローの安定感に、男性の股下を通してからのリフト、ダンスリフトからそのまま入るデススパイラルなど、いつもにも増して見事。72.21。
#15 アリオナ・サフチェンコ/ロビン・ゾルコビー(ドイツ)
「Pink Panther」♪ あの名プログラム、「ピンク・パンサー」が帰ってきた 男性の背中から顔を出すアリオナが可愛い!高々と舞うスロージャンプ、男性の肩あたりで受けとめるほど高いツイスト、要素は完璧。79.64、少しだけベストを更新。さして喜んでないのはもっと出ると思ってたかも。
#16 ステファニア・ベルトン/オンドレイ・ホタレク(イタリア)
「The Mask」♪ 今日も軽快に滑りだしていく。サイドバイサイドジャンプで女性が両手をついたが、お尻はつかずに頑張った。それ以外は悪くなかったんだけど。63.57。
<G5>
#17 タチアナ・ボロソジャル/マクシム・トランコフ(ロシア)
ハチャトゥリアン「仮面舞踏会」♪ すさまじいロシア・コールの中、気合いの入った顔で出て行った。まったく齟齬のない、減点するところが何もない演技。ステップの中でホールドを変えていくだけの動きにも歓声が起こる。ロシアの観客はこれが見たかったのだ。84.17、またもや世界最高得点更新!
#18 ヴェラ・バザロワ/ユーリ・ラリオノフ(ロシア)
映画「モダン・タイムス」より「Titine」♪ またまたロシア・コールの中、少し緊張が見えたがしっかりと要素を決めていった。しかし69.66、会場からは落胆の声。サイドバイサイドジャンプが2回転になってしまったようだ。
#19 龐清(Qing PANG)/佟健(Jian TONG)(中国)
「Lady Caliph」♪ しっとりした大人のムードの中で、各要素をシャープに決めていく。唯一GOE減点があったのはサイドバイサイドジャンプで、回転不足を取られた。73.30。
#20 カースティン・ムア-タワーズ/ディラン・モスコヴィッチ(カナダ)
「Motley Crew-Mic Macs」♪ もうおなじみのプログラムで、会場はロシアながら観客から手拍子が起こる。わりと大柄なムア-タワーズがツイストで空中に舞うと迫力。ノーミスで終わり、男性がガッツポーズする最後のポーズを、そのまま繰り返した。70.92、自己ベスト更新には至らず、少し不満が残ったかも。
結果、1位ヴォロソジャル/トランコフ、2位サフチェンコ/ゾルコビー、3位ストルボワ/クリモフ、4位龐清/佟健。デュアメル/ラドフォード、ムア-タワーズ/モスコヴィッチのカナダ勢が5位と6位につけ、中国2番手の彭程/張昊が7位、8位にバザロワ/ラリオノフ。アメリカのカステリ/シュナピアが9位、イタリアのベルトン/ホタレクが10位とフリー前半グループになった。
高橋成美/木原龍一組は、惜しくもフリー進出ならず。しかし、大きな経験をしてこれからの成長につなげてくれるはず。世界選手権を楽しみにしよう。
フィギュアスケートを見てる間に、スノーボード・ハーフパイプで銀メダルと銅メダル獲得 平野選手&平岡選手、おめでとう
第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会、フィギュアスケートの個人戦が始まる。最初はペアのショートプログラムから。高橋成美/木原龍一組、頑張れ
<G1>
#1 高橋成美/木原龍一
「サムソンとデリラ」♪ 落ち着いて一つ一つこなしていく。サイドバイサイドジャンプは少しこらえて立ち、スローはちょっとつまったがなんとかOK。ツイストは高さが出たし、全体にスムーズだった。終わって成美ちゃんガッツポーズ 48.45。
#2 ニコーレ・デラモニカ/マテオ・グアリゼ(イタリア)
「サムソンとデリラ」♪ まさかの同じ曲続き、と思いきや、こちらは有名な「バッカナール」。なんか最初のほうで男性が転倒してたが、立て直してまとめたのはベテランらしい。51.64。
#3 ミリアム・ジーグラー/セヴェリン・キーファー(オーストリア)
「Thank You」「Unsquare Dance」♪ 繰り上げで出場権を得た。赤い襟の白シャツに黒のパンツ、どこか学生風の衣装。サイドバイサイドジャンプがぴったりシンクロして決まり、ほぼノーミスで大満足の顔。ネーベルホルン杯の演技に比べたらすごくよくなってるのは、みっちり練習してきたんだろう。49.62。
#4 彭程(Cheng PENG)/張昊(Hao ZHANG)(中国
「グリーン・デスティニー」♪ 団体戦のときの好調さをそのまま保って、余裕のある滑り。70.59、団体戦で出した得点にはわずかに及ばず。
<G2>
#5 アンドレア・ダヴィドヴィッチ/エフゲニー・クラスノポルスキ(イスラエル)
「Fantasy for Violin and Orchestra」♪ 紫を基調にした衣装が上品。おそらくロシア系らしく、観客が地元の選手に対するように大きな拍手。ほとんどミスなく、53.38。
#6 マリッサ・カステリ/サイモン・シュナピア(アメリカ)
サンタナ「Black Magic Woman」「Smooth」♪ このペアも団体戦でSPフリー2本滑った疲れも見せず、素晴らしく高さと距離の出たスロージャンプなど、ノーミスの演技。67.44、自己ベスト更新。
#7 フェリシア・ジャン/ネイサン・バーソロメイ(アメリカ)
「カルーセル・ワルツ」♪ アメリカ勢が続く。フェリシアのピンクの衣装が愛らしい 曲は" Rodgers, Hammerstein"とあるので、何かミュージカルの曲と思われる。サイドバイサイドの3回転トウループで男性が少しこらえた。スローはあまり高さはないが、早くてきれいな回転。56.90、自己ベスト更新。
#8 ステイシー・ケンプ/デヴィッド・キング(イギリス)
チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」♪ このペアも衣装がピンク スロージャンプで転倒、立ち上がるのに少し時間がかかってしまった。その他は団体よりよかったかも。44.98。
ここまで見ていて、明らかに会場はどの選手にもちゃんと拍手を送り、温かい雰囲気。やはり団体戦のときと違って、フィギュアスケートファンがしっかり観戦に来ているようだ。ちょっとほっとした
グループ3以降はまたあとで。
ソチ五輪の競技が本格的に始まり、関連の番組、ニュースが日々あふれんばかりに流れている。中には、普段冬季オリンピックの競技なんか見てないし取材してない人も、駆り出されて記事を書いたり、番組で取り上げたりしていると思われ、、、
フィギュアスケートファンとしては残念な伝え方がいろいろ。
・秘策?
団体男子ショートプログラムに登場した羽生結弦選手のジャンプについて、「基礎点が高くなる後半にジャンプを2本跳ぶ“秘策”も成功」。昨シーズン、歴代世界最高得点を出したときから、みんな知ってます
・とどまった、というより
団体のSP/SDで「ペアとアイスダンスが8位にとどまり」。今シーズンのベストスコアや世界ランキングを比較したとき、結成1年のペアは明らかに最下位で、僅差とはいえ8位は大健闘。アイスダンスも、9位と10位になったカップルとの差はほとんどなく、確実に8位を取ったのは偉かった。そのあたり、オリンピックでしかフィギュアスケートを見ない人にちゃんと伝えてほしい。
・スケジュールに入ってます
今朝の情報番組をザッピングしたら、どこもフィギュアスケート団体戦の話題。5位だったのでどの局も、「個人戦に向けて一度滑れたのはよかった」的な調子で伝えている。ある局で、このあとの個人戦の予定をカレンダー表示のフリップに出して「男子は13日、女子は16日」。男子女子6人は顔写真も貼られているが、ペアとアイスダンスは文字すら書いてない
メダルや入賞が期待できないからといって、無視しないでほしい。メディアのそういう扱いも、一般に知られない→人気が出ない→カップル競技がなかなか強化できない、という原因の一つなのでは?
スノーボードとかスキーフリースタイルとか、バイアスロンとかショートトラックとか、私もオリンピックでしか見ない競技がたくさんある。オリンピックのときに記事や放送で得た知識しかないから、その内容が十分じゃなかったら、ずっと間違ったり偏った知識でいることになる。
“にわか”ファンが出没するときだからこそ、伝え方は超!重要
第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会、フィギュアスケート・団体アイスダンス・フリーダンス(ISUリザルト/ジャッジスコア)。
#1 <日本> キャシー・リード/クリス・リード
「Shogun」♪ ひとつひとつ、大きな動きで演じ切った。76.34。リフトで時間(6秒)オーバーの減点1。
#2 <イタリア> シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ
「ロミオとジュリエット」♪ 映画の雰囲気そのままの衣装と髪型で素敵。低い姿勢のリフト、スケート靴に乗るリフト、ストレートラインとローテーショナルを組み合わせたリフトなど、見せどころがたくさんあった。よく知られている曲なので自然と手拍子も。81.25。
#3 <ロシア> エレーナ・イリニフ/ニキータ・カツァラポフ
「白鳥の湖」♪ このカップルは黒い衣装で黒鳥を演じる。ノーミスでバレエそのもののプログラムを演じ切り、103.48、衣装の羽が落ちて1点減点。
#4 <カナダ> テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイヤー
「Petit Adagio」「Waltz in Concerto No. 2」♪ オレンジにゴールドをあしらったヴァーチューの衣装が美しい。リフトは姿勢もスケートの軌跡もきれいで、二人の息の合い方がすごくいい。このプログラムは好きだ。107.56。
#5 <アメリカ> メリル・デービス/チャーリー・ホワイト
「シェヘラザード」♪ 相変わらずのスピード感がすごい。「アイスダンスをスポーツにした」と言われるだけのことはある。ヴァーチュー/モイヤー組と同じコーチ・振付師なので、ところどころ似た動きもあるのが面白い。114.34、自己ベスト更新。
結果、1位アメリカ、2位カナダ、3位ロシア、4位イタリア、5位日本。
総合結果、1位ロシア(75)、2位カナダ(65)、3位アメリカ(60)、4位イタリア(52)、5位日本(51)。オリンピック団体戦最初の金メダルはロシアだった。
全体の感想はまたあとで。
第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会、フィギュアスケート・団体女子フリー(ISUリザルト/ジャッジスコア)。あっこちゃん、がんばれ~~~
#1 <カナダ> ケイトリン・オズモンド
「クレオパトラ」♪ 今季は怪我があって、国際大会でフリーを滑るのはこれが初めて。背中一面と手首にカラフルなストーンがちりばめられた衣装がゴージャス。ジャンプで転倒が1回あったが、元気よく滑り切った。110.73。
#2 <アメリカ> グレイシー・ゴールド
「眠れる森の美女」♪ 冒頭から3回転ルッツ+3回転トウループ、ダブルアクセル+3回転トウループと決まって、ぐいぐい乗っていった。素敵なお姫様の雰囲気をきれいなスケーティングで醸し出していく。途中で背中のホックが一つはずれて、ジャンプするとパフパフするのが気になったけど^^; 129.38、自己ベスト更新。
#3 <日本> 鈴木明子
「オペラ座の怪人」♪ オルゴールの調べに眼を覚ますクリスチーヌ。3連続コンビネーションが最初に決まる。ダブルアクセルからのコンビネーションはセカンドを2回転にとどめた。こらえたジャンプや、キャメルスピンで少しトラベリングする場面もあったが、最後まで“very Akiko”なプログラムを貫く。112.33。回転不足2つとダウングレード1つ、、、厳しい、、、
#4 <イタリア> ヴァレンティナ・マルケイ
映画「ミッション・インポシブル2」より「Nyah」♪ 最初のダブルアクセルのコンビネーションが+2回転になった以外は、全部予定通りに跳べた いつもながら眼力ばっちりの色気。112.51。僅差で日本をかわしてきた。
#5 <ロシア> ユリア・リプニツカヤ
「シンドラーのリスト」♪ ソトニコワ選手ではなく、フリーもリプニツカヤ選手が起用された。大歓声の中、冒頭の3回転ルッツ+3回転トウループ、ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループと軽々と決める。“私、失敗しないので”と言いたげに、一つのミスもなかった。顔の表情は少し固かったけど、15歳でチームの金メダルがかかる演技なんだから、それも当然だろう。終わって投げ込まれたキャップを被ってにっこり。141.51、また自己ベスト更新。
結果、1位ロシア、2位アメリカ、3位イタリア、4位日本、5位カナダ。
チーム暫定順位は、1位ロシア(67)、2位カナダ(56)、3位アメリカ(50)、4位イタリア(45)、5位日本(45)。イタリアと日本はポイントで並んだが、フリー上位2種目の合計ポイントでイタリアが上になった(イタリア:ペア3位8ポイント+女子3位8ポイント/日本:男子3位8ポイント+女子4位7ポイント)。
1位ロシアと2位カナダのポイント差が11となり、ロシアが仮にアイスダンス棄権してもカナダが追いつけないので、この時点でロシアの金メダル確定。同時に、カナダとアメリカの差が6ポイントとなったので、カナダはアイスダンスで棄権しない限り銀メダル。アメリカとイタリア・日本の差は5ポイント、やはり棄権がない限りアメリカの銅メダルもほぼ手中に入った。
あとはアイスダンス。ただ演技を楽しもう
第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会、フィギュアスケート・団体男子フリー(ISUリザルト/ジャッジスコア)。町田樹選手、頑張って
#1 <イタリア> ポール・ボニファチオ・パーキンソン
「Adagio Allegro Andante(クイーン・シンフォニー)」♪ 4回転サルコウ、今日も転倒してしまった。トリプルアクセル1本目はコンビネーションできれいに入ったが、2本目でほぼ下りてから転倒がもったいない。3回転予定で2回転になったのが2つ。精一杯やった、という顔。この人は多少失敗しても笑顔で滑るのがいい。121.23。ISU自己ベスト更新。
#2 <アメリカ> ジェイソン・ブラウン
「Reel Around the Sun」♪ おなじみのリバーダンス、前半に2本のトリプルアクセルを決めたら一安心、のびのびとステップは手拍子にのる。1回転ループをはさむ3連続コンビネーション、サードジャンプのサルコウで転倒したが動揺はなく、片手上げルッツも決まった。153.67。
#3 <カナダ> ケヴィン・レイノルズ
「Excelsius」♪ 今季ほとんど初めての国際大会がオリンピック。ブルーに片袖だけ白の衣装。冒頭から4回転サルコウ、4回転トウループ+3回転トウループを決めた! トリプルアクセルはステップアウトしたが、後半にも4回転トウループ。終盤のドラムが響く部分では自然と手拍子が起こった。167.92。
#4 <ロシア> エフゲニー・プルシェンコ
「ベスト・オブ・プルシェンコ」♪ かつて滑った曲をメドレーで。最初に4回転トウループで大歓声。次は4回転の予定を3回転ルッツに変えた。トリプルアクセルでもまた大歓声。後半にもトリプルアクセルを決めたが、3回転予定が2回転になった部分も。昔に比べるとステップなんかは上手くなった気がする^^; 168.20、僅差でカナダをかわす。
#5 <日本> 町田樹
「火の鳥」♪ 会場の興奮がさめやらぬ状況で出て行ったが、落ち着いた顔でスタートのポーズ。冒頭の4回転トウループをきれいに決める。2本目は3回転になってしまったが、ミスにはならなかった。トリプルアクセル2本も入り、ステップもコレオシークエンスも、生き生きと羽ばたいた これはいい得点!と期待したが、165.85。。。口惜しい 4回転予定が3回転になったために、コンビネーションのセカンドを2回転にとどめたり、3連続コンビネーション予定が2連続で止まったのが痛かったかも。(3回転トウループはもう1本跳べた)
しかし、ここで一度滑ったことは個人戦に生きると思う。最高の滑りを見せておくれ
結果、1位ロシア、2位カナダ、3位日本、4位アメリカ、5位イタリア。
チーム暫定順位は、1位ロシア(57)、2位カナダ(50)、3位アメリカ(41)、4位日本(38)、5位イタリア(37)。
次は女子フリー
第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会、フィギュアスケート・団体も最終日。今大会フィギュアスケート最初のメダルが決まる。
フリーのシーズンベスト一覧を予想(?!)の参考に。ISUは、グランプリシリーズとファイナル、四大陸およびヨーロッパ選手権。その他はB級国際大会。国内は国内選手権。左がSP得点、右が技術点。ISUシーズンベストよりいいスコアがあった場合のみ表示。
<男子>
ISU | その他 | 国内 | |||||||||
イタリア | ポール・ボニファチオ・パーキンソン | 120.70 | 64.92 | ネーベルホルン杯 |
139.73
|
||||||
アメリカ | ジェイソン・ブラウン | 158.32 | 78.20 | エリックボンパール杯 | 182.61 | 89.27 | |||||
カナダ | ケヴィン・レイノルズ | 164.16 | 82.38 | ||||||||
ロシア | エフゲニー・プルシェンコ | 180.91 | 88.71 | ヴォルヴォオープン | |||||||
日本 | 町田樹 | 174.20 | 90.84 | スケートアメリカ | 183.82 | 96.92 |
<女子>
ISU | その他 | 国内 | |||||||||
カナダ | ケイトリン・オズモンド | 136.94 | 68.54 | ||||||||
アメリカ | グレイシー・ゴールド | 117.20 | 56.09 | スケートカナダ | 139.57 | 71.27 | |||||
日本 | 鈴木明子 | 127.99 | 61.76 | スケートカナダ | 144.99 | 72.11 | |||||
イタリア | ヴァレンティナ・マルケイ | 107.87 | 47.32 | ヨーロッパ選手権 | 108.75 | 49.15 | ロンバルディア杯 | ||||
ロシア | ユリア・リプニツカヤ | 139.75 | 71.75 | ヨーロッパ選手権 | 140.49 | 70.02 |
<アイスダンス>
ISU | 国内 | ||||||
日本 | キャシー・リード/クリス・リード | 81.85 | 41.58 | スケートアメリカ | 87.36 | 45.74 | |
イタリア | シャルレーヌ・ギニャール/マルコ・ファブリ | 86.23 | 43.32 | ヨーロッパ選手権 |
94.60
|
||
ロシア | エレーナ・イリニフ/ニキータ・カツァラポフ | 102.82 | 50.51 | エリックボンパール杯 | |||
カナダ | テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイヤー | 112.41 | 54.56 | グランプリファイナル | 117.87 | 57.92 | |
アメリカ | メリル・デービス/チャーリー・ホワイト | 113.69 | 55.29 | グランプリファイナル | 119.50 | 59.50 |
町田樹選手、キャプテン!鈴木明子選手、そしてキャシー&クリス、頑張って
第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会、フィギュアスケート・団体ペア・フリー(ISUリザルト/ジャッジスコア)。メダルに向けての熾烈な戦い
フリーは、SPの結果の低い順に。というわけで高橋成美/木原龍一組が最初。カナダとロシアはSPと違う選手を起用。5組なので2組+3組のグループ分け。
#1 <日本> 高橋成美/木原龍一
「レ・ミゼラブル」♪ 木原選手の衣装にベストがついた。サイドバイサイドジャンプはコンビネーションの3回転トウループ+2回転トウループ、単独のサルコウとコケずに下りた。スローは両足やステップアウトになったが、こちらもコケず(ここ重要!)。サイドバイサイドスピンもかなり合ってたし、リフトではポジションチェンジも見せた。86.33。
#2 <アメリカ> マリッサ・カステリ/サイモン・シュナピア
「Skyfall」♪ スロー4回転サルコウに挑み、ステップアウトしたがしっかり回り切った。サイドバイサイドジャンプで転倒はあったが、保持時間の長いリフトなど、安定感抜群。117.94、わずかだが自己ベスト更新。
#3 <イタリア> ステファニア・ベルトン/オンドレイ・ホタレク
「ドラキュラ」♪ トウループの3-2-2コンビネーション決まった! しかし単独のサルコウで女性が転倒、直後のサイドバイサイドスピンは合わせきれず。スローは2つとも着氷、いつもはらはらする体を一直線にするリフトもばっちり。終わってベルトン選手が、口惜しいのと腰を打って痛いのとで涙ぐむ場面も。120.82。
#4 <カナダ> カーステン・ムア-タワーズ/ディラン・モスコヴィッチ
フェリーニ・メドレー(ニーノ・ロータ)♪ 3回転トウループのシークエンスや、2本のスロージャンプを決める。キャリーや逆回転が入る長いリフトは「ほぼリンクを1周してますね」(解説・若松詩子さん)。最後に手をつなぎそこなう瞬間もあったが大丈夫。129.74。
#5 <ロシア> クセニア・ストルボワ/フョードル・クリモフ
「アダムス・ファミリー」♪ 出ていく前から大歓声。ツイストやスローの安定感に、つなぎの動きの面白さ。男性が女性の足を両脇に抱えて女性が逆さまになるダンスリフト、スターリフトで女性が顔の前から腕を伸ばしてエッジをつかむ姿勢、見どころ満載。135.09。
結果、1位ロシア、2位カナダ、3位イタリア、4位アメリカ、5位日本。滑走順の逆そのまま^^;
チーム暫定順位は、1位ロシア(47)、2位カナダ(41)、3位アメリカ(34)、4位イタリア(31)、5位日本(30)。
明日は男子・女子・アイスダンスのフリー。
第22回冬季オリンピック・2014年ソチ大会、フィギュアスケート・団体女子ショートプログラム(ISUリザルト/ジャッジスコア)。いよいよフリーに進む5チームが決まる!!! 浅田真央選手、頑張れ
#1 <カナダ> ケイトリン・オズモンド
「Big Spender」「Rich Man's Frug」♪ グランプリシリーズ初戦ではSPの後で棄権したので、実質今季最初の国際大会がオリンピックだったが、そんなことは感じさせない落ち着き。3回転トウループ+3回転トウループが決まると、フリップやイーグルからのダブルアクセルもきれいに。黒い手袋の指先をコケティッシュに動かすのが可愛い。62.54。
#2 <中国> 張可欣
ローリング・ストーンズ「Paint It Black」「Sympathy for the Devil」♪ ストリングスとピアノでクラシック風のアレンジ。3回転トウループ+3回転トウループ、ルッツと高さのあるジャンプ。いつもより丁寧に、また気持ちをこめて滑っていた感じ。早い段階で団体戦起用が決まっていて、みっちり練習したのかな。54.58。
#3 <イギリス> ジェナ・マコーケル
「Imagined Oceans」♪ ジャンプでミスが出ることが多い選手だが、3回転フリップ+2回転トウループ、3回転トウループ、ダブルアクセルとしっかり決める。自分の演技に集中して、力を出し切った感じ。演技を終えてにっこり。50.09、シーズンベスト。
#4 <ウクライナ> ナタリア・ポポワ
「アランフェス協奏曲」♪ 3回転フリップ+2回転トウループ、3回転トウループ、ダブルアクセルと、ジャンプの構成はイギリスのマコーケル選手と同じ。どれもクリーンで、つなぎの動きもスムーズ。しっとりした中に切れもあった。終わってガッツポーズ。53.44、自己ベスト。ウクライナチーム大喜び。
#5 <ドイツ> ナタリー・ヴァインツィエル
「Fever」♪ 冒頭の3回転トウループのコンビネーションは、間にターンが入ったが根性で下りた。ルッツが決まったのに、ダブルアクセルで転倒は残念。徐々に盛り上がる曲に合わせていい感じのステップではあった。52.16、個人戦ではもう少しいい演技ができるかな。
#6 <フランス> マエ-ベレニス・メイテ
プリンス「The Question of U」♪ 冒頭の3回転トウループのコンビネーションは、セカンドの着氷で少しこらえた。ループとダブルアクセルはきれいに入る。フライングからすぐにブレードをキャッチする面白いキャメルスピンを見せたが、やや軸がぶれたかも。フランスチーム勢ぞろいで迎える。55.45。
#7 <アメリカ> アシュリー・ワグナー
Ping「Shine On You Crazy Diamond」♪ いつものように、くるんとポニーテールを振りながら滑りだす。3回転フリップ+3回転トウループ、ループ、ダブルアクセルと力強く決める。エレキのメロディに乗ってのびやかに滑った。全米の不調はもうふっ切れている。63.10。それほど点が出なかったのは、コンビネーションで回転不足があったためか。
#8 <ロシア> ユリア・リプニツカヤ
「You Don't Give Up on Love」♪ 大歓声の中で緊張した顔で出て行ったが、3回転ルッツ+3回転トウループ、ダブルアクセル、フリップときちんと決めていく。ステップでは前よりポーズを見せる部分が少ないように感じたが、ターンなどを増やしてさらに上のレベルを取ろうとしたのかも。キャンドルスピンやI字スピンで会場が沸く。72.90、自己ベスト更新。
#9 <日本> 浅田真央
ショパン「ノクターン」♪ コールされてから1分間を目いっぱい使ってポジションについた。ピアノの音とともに、リプニツカヤの演技で熱くなった会場がすっと静かになる。トリプルアクセルは惜しくも転倒。フリップ、3回転ループ+2回転ループはスムーズ。スピンやステップはいつもながら美しい。64.07。トリプルアクセルはダウングレードとなった。
#10 <イタリア> カロリナ・コストナー
シューベルト「アベマリア」♪ 薄いブルーに透ける生地をのせた美しい衣装。滑りだした瞬間にじわっと拍手。3回転トウループのコンビネーション、ループ、ダブルアクセルと雄大に決まった。スピードにのりながら柔らかなステップ。70.84、シーズンベスト。
結果、1位ロシア、2位イタリア、3位日本、4位アメリカ、5位カナダ、6位フランス、7位中国、8位ウクライナ、9位ドイツ、10位イギリス。
SP/SDを終えてのチーム順位は、1位ロシア(37)、2位カナダ(32)、3位アメリカ(27)、4位日本(24)、5位イタリア(23)。この5チームがフリーに進出。
6位フランス(22)、7位中国(20)、8位ドイツ(17)。ここまでが入賞となる。9位ウクライナ(10)、10位イギリス(8)だった。
もうこの後すぐ、ペアのフリーが始まる。高橋成美/木原龍一組、しっかり滑っておくれ