エストニアのタリンで開催されたフィギュアスケート・世界ジュニア選手権2015。競技が終わって、エキシビション
オープニングでは、6人の女性スケーターがISUの旗を持ち、両手に国旗の小旗を持つ子どものスケーターたちが踊る。大きい旗を一人一本捧げ持つより、小さいのを一人で2本持つほうが、動きが楽そうでいい。
<前半>
サムエル・コペル(エストニア)<男子37位>
「Tell her he's yours」♪ 黒シャツ、パープルのタイ、ブルーのハット。ジャズ系の曲で小粋に滑った。なかなかの表現力 ソチ五輪に出場したロマネンコフ選手に変わって、エストニア男子の新チャンピオンになったそうな。
マリア・エリアス/デニス・コレリン(エストニア)<アイスダンス20位>
女性の黄色いドレスが目に鮮やか。曲はもしかして地元のバンドかな? 爽やかなカップル。
エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン)<女子4位>
「Send in the clowns」♪ パープルのスリップドレス風。柔らかなストリングスにのって、しっとりと。平昌五輪でこの人を見るのは間違いなさそう。
マッケンジー・ベント/ガレット・マッキーン(カナダ)<アイスダンス5位>
「Never met a Wolf マリリン・モンロー風のドレスで、ドゥーワップ♪ 小粋にセクシーに ダンスの上位は年齢が比較的高いので、大人っぽいプログラムも似合う。
ネイサン・チェン(アメリカ)<男子4位>
「Best day of my life」♪ ブルーのチェックのシャツ。ダブルアクセルや3回転ジャンプを堅実に決めながら、イーグルなど細かい動きでボーカルに溶け込んでいた。
リナ・フェドロワ/マクシム・ミロシュキン(ロシア)<ペア3位>
「Money, Money(「キャバレー」より」♪ 黒系で。ひょうきんな振付をこなしながら、クリムキンイーグルからのツイストや、そろってビールマンスピン、その場リフトなど高難度な技。そろって開脚でフィニッシュ。
セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア)<女子2位>
「Chandelier」♪ パーカーのフードをかぶってフェンスから。フェンスを飛び越えようとしてやめたり、スピンからそのまま座り込んで寝転がったり、最後はベッドに入ってお休み、みたいな
「手を上げたほうがジャンプが跳びやすい」とコメントしてるそうで^^;
アレクサンドラ・ナザロワ/マクシム・ニキティン(ウクライナ)<アイスダンス3位>
「Tango Jealousie」♪ 女性が上着を脱ぐと真っ赤なドレス。わざと大袈裟な振りをつけたタンゴで、軽妙に演じた。リフトがなかなか難しそう。
シニアの世界選手権に出場する予定
山本草太<男子3位>
「Love Theme」♪ 白いドレスシャツで、しっとりとイタリア語の歌で。スピードと滑らかなスケーティング、大きなイーグル、速いスピンで魅了。
ジュリアンヌ・セガン/チャーリー・ビロドー(カナダ)<ペア2位>
「Man with a harmonica」「If only you got a mustache」♪ カウボーイハットに赤いバンダナで覆面をして登場。そのままデススパイラル。帽子を投げ捨て、覆面を取ると、、、ひげ! カントリー調の曲で軽快に、エアー馬跳びも最後は女性が男性のひげをベリッと剥がした
<後半>
クリスティナ・シュクレタ‐グロモワ(エストニア)<女子34位>
「Love me like you do」♪ 赤のスリップドレス風にアームカバー。ジャンプは2回転だったが、スケーティングには力強さがあった。
レイチェル・パーソンズ/マイケル・パーソンズ(アメリカ)<アイスダンス4位>
サンバ&ルンバ♪ ブルー系で、ショートダンスを多少アレンジしたもの。ツイズルばっちり。
金博洋(中国)<男子2位>
「ラ・バヤデーレ」♪ 黒の半袖で。腕の筋肉がきれい エキシビションでもシャープなジャンプを見せる。クラシックもなかなかいいかも。赤い紐で金色のペンダントをしているのが見えたが、お守りかな
ケイトリン・フィールズ/アーニー・ユタ・スティーブンス(アメリカ)<ペア5位>
「Take me to church」♪ 黒Tシャツにストレッチジーンズ。バラードにのって、ダイナミックなキャリーリフトや、ぴったりそろえたサイドバイサイドの2回転ジャンプ。
樋口新葉<女子3位>
「Somewhere only we know」♪ 髪を下ろして純白のドレスで。スピードぶんぶんのイメージが強い競技と全然違う、しっとり感。その中でも安定したジャンプ。
ロレイン・マクナマラ/クイン・カーペンター(アメリカ)<アイスダンス2位>
「Beneath your beauthiful」♪ 女性がベージュのブラウスに黒パンツ。スカートより足が長く見える。雄大なリフト、背中から下ろしてそのままフィニッシュ。
デニス・ヴァシリエフス(ラトビア)<男子7位>
「Shame on me」♪ ブルーTシャツにジャケット。元気いっぱいのステップで手拍子、変形イーグルで盛り上る。膝から下をさらに広げる姿勢は、なんだか蜘蛛みたい 滑りも伸びやかで、順調に成長してほしい選手。
マクナマラ/カーペンター&パーソンズ兄妹
「Get Smart」♪ 黒でそろえて、4人でのパフォーマンス。女性2人がまず中央で、男性たちが登場。2対2でスピニングムーブメントや、2組が並んでのリフトにペアスピン。男性2人が女性1人を持ち上げてみたり、面白い動きを見せてくれた。
同じクラブ所属、同じコーチなので、こんなスペシャルプログラムができるわけだ
于小雨(Xiaoyu YU)/金楊(Yang JIN)(中国)<ペア1位>
「Everyday I miss you(天天想你 今夜无人入眠)」♪ 「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」にメロディを加えたチャイニーズポップスで、ボーカルは孫楠。
さすがの風格・・・
エフゲニア・メドヴェーデワ(ロシア)<女子1位>
「ステイン・アライブ」♪ 蛍光グリーンのシャツ、ベルボトムのパンツで。ハットを持ったままジャンプもスピンも、変形イーグルもカッコいい。開脚でハットを投げ上げてフィニッシュ。
アンナ・ヤノフスカヤ/セルゲイ・モズゴフ(ロシア)<アイスダンス1位>
「Crazy in love」♪ 黒のスリップドレスとTシャツ。渋い曲調でも十分表現できる、もう大人のカップル。逆立ち姿勢リフトなど、技術ももちろん確か。
宇野昌磨<男子1位>
「The blessed spirits」♪ パープル系でやはり深いVネック。4回転もトリプルアクセルも跳んだ! やはりステップに迫力。
エキシビションのトリで日本男子が滑る、誇らしいこと。
フィナーレは、動物メイクをした子どもスケーター4人の登場から。ペアとダンス選手たちのリフト、女子のスピンに男子のジャンプ、最後はトレインになって楽しそう
放送では映らなかったが、マイクを持った司会者がスケートを履いて出てきて、記念撮影。盛り上った雰囲気の中、アイスダンスの男子同士でリフトをしたり、メドヴェーデワとサハノヴィッチがサイドバイサイドで見事にジャンプを決めたり、ミロシュキンが女子選手とビールマンスピン合戦したり、、、
ジュニアらしく遊び心を発揮してから退場していった。
この大会をもってジュニアを“卒業”する選手も多い。そしてまた新たな顔ぶれが出てくる。1年の間に急成長して、見違えるようになる選手もきっといる。
また来年
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2015は、おもにネットのライブストリーミングで観戦していた。女子フリー後半と男子フリー後半は、フジテレビ(関東ローカル)で生中継したのでそちらで
フジテレビでは男女シングルしかないので、ペアやアイスダンスはJ SPORTSの放送を楽しみにしていた。男女シングルもショートプログラムは日本代表選手しか放送されてないから、ぜひチェックしたい。
今日あたり放送があったはず、、、とチェックしてみたら、アイスダンスの放送があったので録画。明日は何かな?と番組表をチェックすると、エキシビション。ほかのは明後日?とチェックすると、、、
ない
数日分を見てみたが、見つからない。パソコンでJ SPORTSのサイトを見たら、初回放送が3月7日(土)午後0時~ペア。。。女子、男子、アイスダンス、今日(10日)までに初回放送終わってる
再放送は4月1日から。ペアの古賀亜美/フランシス・ブードロー=オデの演技を、大きな画面で見たかったのに~~~
再放送は忘れずに見る&録画するぞ(とりあえず明日のエキシビション、午後1時からちゃんと見ようっと
)
体調がいまいちで、最初から見る体力がなかった^^; フジテレビ中継で観戦。(前半はあとでアーカイブ観戦の予定)
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2015、男子フリー(ジャッジスコア)。
<G2より>
佐藤洸彬 SP:59.94(17) FS:116.72(14) 合計:176.66(15)
久石譲「壬生義士伝」♪ 衣装を黒系のつなぎに変えてきた。赤や青のストーンで飾っている。冒頭にトリプルアクセルが入り、3回転フリップ+3回転トウループはセカンドが回転不足。太鼓の音に合わせたステップはなかなか見せる。後半3回転ルッツ+2回点トウループも決まった。ループが途中で開いたり、セカンド1回転になったりもあったが、最後まで堂々と滑れていたと思う。
<G3>
張鶴(He ZHANG)(中国) SP:67.49(11) FS:119.42(13) 合計:186.91(13)
「アーティスト」♪ 白Yシャツにサスペンダー。いきなり4回転トウループ、残念ながら転倒。続く4回転サルコウは決まった ルッツ・ループ・サルコウは3-1-2に、後半のルッツが2回転になったのが、本人としては口惜しいところ。アクセルは相変わらずまだダブル。
軽快な音をとりながら軽やかなステップは、今後の表現力の成長が楽しみ
デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:69.95(8) FS:132.78(8) 合計:202.73(7)
「Adagio for Tron」♪ 黒に白でペインティング。ジャンプの上がり方がスムーズで、すっと上がるのがきれい。後半に3回転ルッツ+2回転トウループ、サルコウ・ループ・サルコウの3-1-3などが決まり、膝を深く曲げたイーグルからのダブルアクセルで拍手。独特のポジションのシットスピンにまた拍手。
自己ベストを大きく更新、200点を超えて大喜びする表情、愛らしい
ネイサン・チェン(アメリカ) SP:69.87(9) FS:143.98(4) 合計:213.85(4)
ショパン「ピアノ協奏曲第1番」♪ ブルー。アメリカ応援団の大歓声。冒頭の4回転トウループで大きくステップアウト、次をトリプルアクセル予定から4回転トウループに変えて挑み、根性で2回転トウループをつけた。後半ルッツ・ループ・ループの3-2-2、3回転フリップ+3回転トウループも。アクセルは終盤にダブルで。
「ジャンプとジャンプのつなぎがほとんどステップ、クロスで押すのではないのが凄い」と解説・鈴木明子さん。ひところの傑出した表現力が、今は少し隠れているような、、、左足かかとの痛みが早く治るといいな。
アンドリュー・トルガシェフ(アメリカ) SP:67.78(10) FS:133.96(6) 合計:201.74(10)
「アランフエス協奏曲」♪ 白と黒。アメリカ勢が続く。4回転もトリプルアクセルもないが、流れがいい。音にうまくはまるように作った構成のジャンプを、一つ一つ丁寧に決めていく。ループの転倒が唯一のミス。「滑っている姿勢の体幹がしっかりしている」と解説・鈴木明子さん。
エッジにのってしっかり一歩が伸びていて、今後が楽しみな13歳。
山本草太 SP:69.99(7) FS:145.46(3) 合計:215.45(3)
「ローレライ」♪ ブルー系。「ガンバ!」の声に送られて登場。スピードにのって滑り出し、トリプルアクセル+2回転トウループが決まった 続くトリプルアクセルも
ルッツ・トウ3-3、後半にダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウ。単独ルッツでややこらえた以外、完璧。スピンも安定していた。ステップに入る前、カメラに向かってにこっ
最後までスピードの落ちない、堂々たる演技。終わってガッツポーズも当然! 自己ベスト更新でトップに立つ。
ダニエル・サモヒン(イスラエル) SP:67.00(12) FS:135.39(5) 合計:202.39(8)
映画「レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード」より♪ 黒のダブル。冒頭に4回転トウループ+3回転トウループが決まった 次の4回転トウループは転倒したがトリプルアクセルはなんとかこらえた。終盤に3回転サルコウ+2回転トウループ+2回転ループも。激しく動く情熱的なステップ、手拍子で盛り上ってフィニッシュ。
<G4>
金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:72.85(5) FS:156.85(1) 合計:229.70(2)
映画「ヒックとドラゴン2」より♪ 黒に金と銀のテープ。4回転サルコウ決まった 次の4回転トウループは手をついてコンビネーションにできなかったが、トリプルアクセルは大丈夫。後半4回転トウループに2回転トウループをつけ、ルッツ・トウ3-3、フリップ・ループ・サルコウの3-1-3、結果的にコンビネーション3つとも後半に跳んで、技術点は90点越え
振付の細かいところは多少音に合ってないが、シーズン前半に比べればスピンも安定して、よく練習してきたのがわかった。シーズンベスト更新。
アレクサンデル・サマリン(ロシア) SP:70.61(6) FS:131.09(9) 合計:201.70(11)
ビートルズ・メドレー♪ 紫にブルーのタイ。トリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウを下り、もう1本のトリプルアクセルがきれいに入る。ボーカルに要素がうまくはまって、最後まで気持ちをこめて滑る。できることは全てやった!という顔。シーズンベスト更新。
キム・ジンソ(韓国) SP:74.43(4) FS:127.82(11) 合計:202.25(9)
「Legends of the Fall」♪ 白からブルー。トリプルアクセル+2回転トウループから、今日も深く膝を曲げる柔らかな着氷。後半にもトリプルアクセルが決まったが、ループは跳び上がれず1回転に。全身をぴんと伸ばしたキャメルスピンなど、丁寧にこなしていた。
終わってガッツポーズは、自分では満足かな。
アディアン・ピトキーエフ(ロシア) SP:76.94(2) FS:133.77(7) 合計:210.71(5)
「サラバンド」♪ 黒に赤。冒頭の4回転トウループ転倒、トリプルアクセル+3回転トウループは決まる。2本目のアクセルがパンク、後半サルコウが2回転に。「いいジャンプと(タイミングが)合わないジャンプがちぐはぐに入っていた」と解説・鈴木明子さん。スピンのウィンドミルがもう少しきれいにできるといいのに、、、
終わって頭を抱えた。昨年の銀メダリストだが、今日は残念。
宇野昌磨 SP:84.87(1) FS:147.67(2) 合計:232.54(1)
「ドン・フアン・デ・マルコ」♪ 黒のVネック。競技が終わった日本の選手たちが観客席で声援を送る。ちょっと緊張してたのか、最初の4回転が3回転?(ダウングレード)。トリプルアクセルは単独もコンビネーションもきれいに入った(コンビのほうは回転不足^^;)。ダブルアクセル+1回転ループ+3回転フリップなど、ほかのジャンプは問題なし。
ステップはさすがの流れ 振付を音にはめていくのが、いつもほどぴったりではなかったか
終盤のコンビネーションのセカンドは、3回転以上が3種類目で無効になるのを防ぐため、2回転におさえた。
点数を見ると、ほっとした笑顔。演技構成点は他の追随を許さない76.34
アレクサンデル・ペトロフ(ロシア) SP:75.28(3) FS:130.95(10) 合計:206.23(6)
ヴィヴァルディ・メドレー♪ エレキアレンジにフィットする黒と銀。最初のトリプルアクセル+3回転アクセルがシャープに決まったが、次のトリプルアクセルで転倒。後半ルッツでも転倒、コンビネーションのセカンドが1回転など、本調子ではなかった。少し身体の動きが固い感じ
表彰台のチャンスがあっただけに、口惜しそう。
結果、宇野昌磨が羽生結弦以来の日本人男子優勝 2位金博洋、3位山本草太。日本勢が2人表彰台に昇るのは、男子では初
佐藤洸彬も健闘の15位。
4位ネイサン・チェン、5位ピトキーエフ、6位ペトロフ。ヴァシリエフスが昨年より一つ順位を挙げて7位、8位サモヒン、9位キム・ジンソ、10位トルガシェフ、11位サマリン。実にここまでが200点超え
ちなみに5年前、羽生結弦が優勝したときのスコアが216.10で、今大会では3位がやっと。2位宋楠の205.25は7位、3位アルトゥール・ガチンスキーの199.19は12位に相当する。ジュニア男子がそれだけレベルアップしているのだ。
来季枠は、日本、ロシアが3。中国、ラトビアが2枠を守り、アメリカは3から2に。イスラエルと韓国が2枠をゲット、カナダが1枠に減った。
世界ジュニア王者の称号を手に、宇野昌磨はシニアに上がっていく。どんな“大人”のスケーターになっていってくれるかな
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2015、女子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
エリザヴェタ・ウコロヴァ(チェコ) SP:46.39(20) FS:77.05(17) 合計:123.44(17)
「ライフ・イズ・ビューティフル」♪ パープル。冒頭の3回転ループ、3回転ルッツ+2回転トウループなど、わりとジャンプはうまくいった。全体に柔らかな流れがよかった。
シューラン・ユー(シンガポール) SP:45.24(23) FS:67.37(23) 合計:112.61(24)
「コッペリア」♪ ワインカラー。最初のジャンプで転倒したが、次ぎを決めたら落ち着いた。しかし後半乱れが出てしまった。曲の雰囲気はキャラに合っていたかな。
李香凝(Xiangning LI)(中国) SP:45.06(24) FS:71.92(20) 合計:116.98(21)
「ホーム・アローン」♪ 水色で長手袋。転倒もあったが、ダブルアクセル+3回転トウループなどコンビネーションを頑張って跳んだ。最後のスピンは曲が終わってからしばらく回ってたが^^;
タイラー・ピアス(アメリカ) SP:46.77(19) FS:71.44(22) 合計:118.21(19)
チャイコフスキー「パ・ド・ドゥ」♪ ワインカラーにストーンを飾って。ダブルアクセルのコンビネーションから入り、3回転サルコウ+2回転トウループ+2回転ループも決める。ルッツやつなぎでの転倒があって、力が出し切れた感じではないが、雰囲気のある選手。
ユニ・マリエ・ベンジャミンセン(ノルウェー) SP:45.30(22) FS:71.55(21) 合計:116.85(22)
「グウェンドリン」「Norma de la Guadelajra」「マンボNo.8」♪ ピンク系。序盤にコンビネーション3つ固めて跳んだ。転倒もあったが、マンボのステップでは手拍子をもらっていた。
レア・セルナ(フランス) SP:45.35(21) FS:72.72(18) 合計:118.07(20)
「Indigene」♪ ブラウン系。最初のジャンプは2回転に。クリーンなジャンプは少なかったような^^; 転倒2回。まだ体力がないのかも。
<G2>
デイマンテ・キザライテ(リトアニア) SP:48.04(16) FS:71.98(19) 合計:120.02(18)
「カルミナ・ブラーナ」♪ ストリーミング不調でほぼ見られず^^; パンクはあったが転倒はなかった模様。
ルトリシア・ボック(ドイツ) SP:47.78(17) FS:90.12(11) 合計:137.90(14)
ガーシュイン「クレイジー・フォー・ユー」♪ 華やかなブルー。冒頭に3-3が決まり波にのる。後半にダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウや3回転ルッツも決まった。軽妙なパーカッションの音につなぎの振付もぴたりと合って、最後までスピードも落ちない、会心の出来。
ギア・マリア・タリアピエトラ(イタリア) SP:49.78(14) FS:84.28(14) 合計:134.06(15)
坂本龍一「Rain」「Forbidden Colours」「Fall of the Samurai」♪ 紫の濃淡でキモノ風。前半は宮原知子が、後半は無良崇人が以前使った曲。3回転+ダブルアクセルのシークエンスなど。いい姿勢で着氷しようという意識が見える。曲のイメージを伝える気持ちもある感じ。
シーズンベストに笑顔。
ニキ・ヴォリエス(オランダ) SP:48.56(15) FS:67.17(24) 合計:115.73(23)
「Children of Dune」♪ 黒地にゴールド。前半は多少乱れても下りていたジャンプだが、転倒してからリズムがつかめなかった。すらっとした体形で、決まったら見栄えがすると思うんだけど。
世界選手権のミニマムはクリアしているはずなので、世界選手権でリベンジできるといいな。
カイラニ・クレイン(オーストラリア) SP:47.76(18) FS:78.16(16) 合計:125.94(16)
「Primavera」♪ パステルピンク。最初から3-3を決めていく。ジャンプが全て下り、回転不足や回転抜けはあったようだが、活き活き、のびのびとした動きで魅了。観客席の国旗を見上げて嬉しそう。
ディアナ・ニキティナ(ラトビア) SP:51.22(13) FS:97.41 合計:148.63
「キャバレー」♪ ブルーグレーにピンク。ジャンプ快調でほぼミスなし。3-3、3-2、後半ダブルアクセル+2回転トウループ+2回転ループも入り、軽妙な曲の音をうまく取りながら、「キャバレー」の世界をちゃんと表現できていた。終わってガッツポーズ、シーズンベストに感激。
この後はフジテレビ(関東ローカル)の生中継 Leader(その時点での暫定1位選手)とCurrent(現在滑走中の選手)の技術点表示も
<G3>
イェンニ・サリネン(フィンランド) SP:55.43(8) FS:84.07(15) 合計:139.50(13)
「El Tiempo Entre Costuras (The Time Between Seams)」♪ パープルのスリップドレス風。ルッツやダブルアクセル、後半のダブルアクセル+3回転トウループで転倒。しかし3回転フリップや3回転サルコウ+2回転トウループ+2回転ループを下りる。
きれいな身体の線が出せて、滑走姿勢もきれい。
マリア・ソツコワ(ロシア) SP:53.95(10) FS:115.09(5) 合計:169.04(5)
「ファニー・フェイス」「ティファニーで朝食を」♪ ミントグリーン。3回転フリップ+3回転トウループから入り、後半3回転ルッツ+1回転ループ+3回転フリップと大技も。ループで手をついた以外はミスなく、洒脱な曲を表現するステップ、柔らかな流れの中ですっとダブルアクセルを跳んだり、今日はいい演技ができた。
オードリー・ヘップバーンのセリフやボーカルが効果的に使われている。シーズンベストだがあまり嬉しそうじゃない^^;
カレン・チェン(アメリカ) SP:51.64(12) FS:105.66(8) 合計:157.30(8)
「ゴッドファーザー」♪ 黒系にスカートと手先に赤。冒頭に鮮やかな3回転ルッツ+3回転トウループ、続いて3回転フリップと決まって、今日は好調かと思ったが、後半サルコウとダブルアクセルで転倒。でも決まったジャンプの質の高さは評価していい。体幹がしっかりしてきたんだと思う。
アナスタシア・ガルスティアン(アルメニア) SP:53.10(11) FS:87.64(12) 合計:140.74(12)
「Mouse Hunt」♪ 黒に金と黄色。最初のフリップが2回転になったが、続く3回転ルッツに3回転トウループをつけてリカバリー。ステップの動きはなかなかシャープ、パールからビールマンのスピンも。後半スピードが明らかに落ちてしまって^^; サルコウが2回転になって、終わってちょっと口惜しそう。
エリザベト・トゥルジンバエワ(カザフスタン) SP:55.95(7) FS:117.49(4) 合計:173.44(4)
「愛のイエントル」♪ 華やかなオレンジ。ルッツ、フリップと最初からスムーズ。3-3、3-2-2、ダブルアクセル+3回転トウループも決まる。ボーカル部分でのスピンも美しく、ステップは情感をこめて。つなぎも細かいことをいろいろやっている。
パーフェクトな演技にガッツポーズ、シーズンベストに笑顔。ソツコワを抜いてトップに立つ。
チェ・ダビン(韓国) SP:54.32(9) FS:102.06(9) 合計:156.38(9)
ショパン「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」♪ 爽やかなブルー。ジャンプがとても安定していて、ミスらしいミスはなかった。フリップ・トウの3-3、後半3回転ルッツ+2回転トウループ+2回転ループも入る。トゥルジンバエワと比べるとトランジションは少ないかな
回転不足があって思ったほど得点は伸びず。
<G4>
坂本花織 SP:58.72(4) FS:107.53(6) 合計:166.25(6)
チャイコフスキー「ロミオとジュリエット」♪ 情熱的な赤。ぴっと指先を伸ばして位置につく。フリップ・トウの3-3、ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループが見事に決まる。3回転ループは惜しくも転倒したが、後半イーグルから3回転サルコウも。腕の使い方など、大きな表現ができるようになって、雄大な曲に負けないプログラムになった。
シーズンベスト大幅更新
セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア) SP:63.09(2) FS:123.06(3) 合計:186.15(2)
「Oblivion」「I Love You I Hate You」♪ 紫、スカートにピンク。冒頭のフリップ・トウ3-3から片手上げ、後半サルコウ・トウ・トウ・で3-3-2! 2回転トウループは両手上げで、手を上げて跳んだジャンプは合計8回 スピンの姿勢でもきれいな表現、途中の踊りも楽しげに。
ほぼ完璧な演技に、自分でも感激の様子。だったが、シーズンベストには届かず。
樋口新葉 SP:61.27(3) FS:124.30(2) 合計:185.57(3)
ガーシュイン「ピアノ協奏曲へ調」♪ ビビッドなブルー。きりっとした表情で滑り出す。ルッツ・トウ3-3を鮮やかに決めると、ループ、サルコウとすいすい。後半ダブルアクセル+3回転トウループ、ルッツ・トウ・ループの3-2-2。さらにジャンプが決まるとぎゅっと拳を握った。
強い音をぴしっと取りながら、ステップでも大きく緩急をつけて。終わってちょっと涙ぐんだ。
もちろんシーズンベスト、わずかにサハノヴィッチに及ばなかったが、堂々の演技
エフゲニア・メドヴェデワ(ロシア) SP:68.48(1) FS:124.49(1) 合計:192.97(1)
「Ein Sommernachtstraum」「Tango Tschak」♪ 品のいいブラウン。軸の細いジャンプをスムーズに次々決めていく。フリップ・トウ3-3、ループ・トウ・トウ3-2-2、サルコウ・トウ3-3。片手上げも何度も見せる。スピンのI字姿勢や、両手でフリーレッグをホールドするキャメルなども独創的。「フリーレッグの処理が上手」と解説・鈴木明子さん。
自分でも納得のガッツポーズ、シーズンベスト更新でトップに立った。
永井優香 SP:56.93(6) FS:107.00(7) 合計:163.93(7)
サン‐サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」♪ ワンショルダーの赤。最初のルッツが1回転になってしまった しかし次のルッツに3回転トウループをつけたのは偉い。後半ダブルアクセル+3回転トウループ+2回転トウループも決まる
大きなミスはなく、優雅な滑りを最後まで見せてくれた。
戻ってコーチに「やっちゃった」。シーズンベストには届かず。
ニコル・ライコヴァ(スロヴァキア) SP:57.15(5) FS:86.62(13) 合計:143.77(11)
「アンナ・カレーニナ」♪ 紫のドレス。列車の音で始まる物語。ルッツ・トウ3-2、ループ3-2など前半はよかったが、後半転倒やアクセルのパンクなどが出てしまった。ストーリーを語るような表現のステップは悪くないんだけど。
結果、優勝はメドヴェデワ、2位サハノヴィッチ、僅差で3位樋口新葉 村上佳菜子以来の日本女子の表彰台。4位トゥルシンバエワ、5位ソツコワ。坂本花織が6位、永井優香が7位、よくがんばった。
フリーの技術点は樋口が69.50と断トツジャンプの加点だけで7.44
来季は世界の女子ジュニアを引っ張る存在になりそうだ。楽しみ
来季枠は、ロシアと日本が3、カザフスタン・アメリカ・韓国・ラトビアが2。カナダが1枠に減った。ロシア3人娘は全員15歳になるが、3人ともシニアに上がるか、、、? ロシアも上が詰まってるし(笑) ソツコワあたりはもう1シーズンジュニアもあるかも。
あとは最終日、いよいよ男子フリー
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2015、ペア・フリー(ジャッジスコア)。
(ライブで見る体力がなかったので、あとでアーカイブで観戦しました)
<G1>
ダリア・ベクレミシェワ/マクシム・ボブロフ(ロシア) SP:44.45(10) FS:77.53(12) 合計:121.98(11)
「ハレルヤ」♪ 紫と黒。違う曲が流れるアクシデントが 拍手に励まされて頑張った。サイドバイサイドで3回転トウループ+2回転トウループ+2回転ループをなんとか着氷。サイドバイサイドスピンがとてもよく合っていた。リフト1つで持ち上げ切れなかったのが痛かったかな。
ビアンカ・マナコルダ/ニッコロ・マチイ(イタリア) SP:40.07(13) FS:78.20(11) 合計:118.27(12)
「ゴッドファーザー」♪ 男性はYシャツにベスト、女性は黒のレース。ツイストやスローはうまく決まった。リフトもかなり複雑な下ろし方ができている。コンビネーションジャンプで女性が転倒、セカンドなしになってしまったのは残念。男女の諍いの様子などストーリーを語る振付はしっかり表現した。
メアリー・オー/フェラン・シンプソン(カナダ) SP:43.73(11) FS:84.52(7) 合計:128.25(10)
「Dueling Banjos」「Farewell Cheyenne」「Country」♪ 黒に赤をあしらって。トマーシュ・ヴェルネルのプログラムでおなじみの曲から。ツイスト、スロージャンプはスムーズ。女性がスパイラルポジションから下向きのデススパイラルとか、側転のような動きからそのまま持ち上げるリフトとか、いろいろ工夫がある。サイドバイサイドジャンプは無理せずダブルで^^; 全体に流れがよかった。
アンナ・ドゥスコヴァ/マルティン・ビダル(チェコ) SP:45.51(9) FS:83.29(9) 合計:128.80(8)
「Jungle Berlin」「バーレスク」♪ ブルー スロージャンプでちょっとステップアウトした以外、ほぼミスなく安定した演技。ダブルアクセル+2回転トウループ+2回転トウループがそろった。
シーズンベストに笑顔がはじける。
<G2>
ケイトリン・フィールズ/アーニー・ユタ・スティーブンス(アメリカ) SP:46.84(7) FS:91.78(4) 合計:138.62(5)
「ドン・キホーテ」♪ 男性は黒に赤、女性は赤に黒。距離の出た2本のスロージャンプ、長いキャリーリフト、背中に飛び乗るダンスリフト、どれもなめらか。サイドバイサイドジャンプも決まり、会心の演技に終わって男性が大喜び。このペアも伸びそう
シャレーナ・ロウ/セバスチャン・アルシエリ(カナダ) SP:46.18(8) FS:82.48(10) 合計:128.66(9)
「ドラゴン・ハート」♪ パステルブルー、男性は黒ベスト。スロージャンプ1本はきれいに入ったが1本は転倒。ダブルアクセルで女性が転倒。リンクいっぱいに使ったリフトは、女性が男性の靴の上で逆立ち姿勢をとってから下りる。サイドバイサイドスピンがよく合っていた。
古賀亜美/フランシス・ブードロー=オデ SP:48.45(6) FS:86.52(6) 合計:134.97(6)
「Spellbound Concerto」♪ フランシスはグレー系、亜美ちゃんはクリーム系。客席から「ガンバ!」の声がかかる。トリプルツイストはややキャッチが間に合わなかった感じ^^; スロー3回転サルコウは高さも距離も十分! スロー3回転ループも決まった。サイドバイサイドジャンプは、単独の3回転トウループで少し着氷が乱れたがなんとか、コンビネーションは2回転ループにターンが入って1回転トウループをつけた。
叙情的な曲の音をとらえながら、流れの美しいプログラム。ミスがあってフリーは自己ベストに届かなかったので、ちょっと口惜しそうな亜美ちゃんだが、ジュニア最後の試合でよく頑張った
チェルシー・リウ/ブライアン・ジョンソン(アメリカ) SP:49.96(5) FS:83.61(8) 合計:133.57(7)
「プレリュード:黄河協奏曲」♪ ブルーの濃淡。ツイストは高さが出た。ダブルアクセルのあと大きくターンしたけど根性で2回転をつけたのは偉い。スローは1本転倒、1本は2回転。リフトの下ろし方で、背中を通したり腕にぶら下がったりといろいろ工夫していた。
<G3>
アナスタシア・グバノワ/アレクセイ・シンツォフ(ロシア) SP:50.36(4) FS:90.03(5) 合計:140.39(4)
「シルク・ド・ソレイユ」メドレー♪ ブルー、オレンジ、グリーンとカラフル。高いツイストから入り、距離の出たスロージャンプと続く。2回転ループのシークエンスなどサイドバイサイドジャンプも安定。きっちりこなした感。
シーズンベストでまずはトップに立つ。
ジュリアンヌ・セガン/チャーリー・ビロドー(カナダ) SP:61.32(2) FS:115.00(2) 合計:176.32(2)
「Wallflower」「In Your Eyes」♪ ワインカラー。ぴたりとそろった3回転サルコウから、二人のユニゾンがはまってる。十分余裕のあるツイスト、スロー3回転サルコウ。サイドバイサイドスピンでずれそうになっても巧みに微調整できる。情感のこもったコレオシークエンス、ダブルアクセル+2回転トウループも決まり、全てがクリーンな演技だった。
リナ・フェドロワ/マクシム・ミロシュキン(ロシア) SP:58.27(3) FS:96.06(3) 合計:154.33(3)
「コロブシュコ」♪ 赤の民族衣装風。膝を曲げて身体を後ろに倒す変形イーグル(クリムキンイーグルというそうな)から、そのまま高々と放り投げるツイスト しかしサイドバイサイドの3回転サルコウ、シークエンスのダブルアクセル、両方で女性が転倒。仰向けでエッジをホールドするリフトの姿勢や、男性がイーグルでのダンスリフトなど、見せ場はたくさん。
ベストは出せず、ちょっと冴えない顔。
于小雨(Xiaoyu YU)/金楊(Yang JIN)(中国) SP:62.56(1) FS:116.23(1) 合計:178.79(1)
映画「クリエーション」より「Humility and Love」♪ グレーがかったブルー。交差するステップから3回転トウループ、続いてダブルアクセルのシークエンスとユニゾン完璧なサイドバイサイドジャンプ。ツイスト、スロージャンプ2本と準備動作が短くてスムーズ。しっとりと見せるコレオシークエンス、ひとつひとつの所作に互いへの信頼感がにじむ。
見事な演技で最終滑走を飾り、男性はガッツポーズ、女性は観客に手を振って応えた。
シーズンベストでないのは、シニアのフリーより要素数が少ないから。堂々たる優勝
結果、優勝は于小雨/金楊、2位セガン/ビロドー、3位フェドロワ/ミロシュキン。1位と2位は大きな差が出ず、2位と3位は予想より大きな差がついた。4位グバノワ/シンツォフ、5位フィールズ/スティーブンス。
古賀/ブードロー=オデは6位、大健闘
来季枠は、中国、カナダ、ロシア、アメリカが3。日本、チェコが2。どの国も、枠を全部使えるとは限らないけど^^;
今日はいよいよ男子ショートプログラム
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2015、アイスダンス・ショートダンス(ジャッジスコア)。
<G1>
ヴァレンティナ・シャール/カルロ・ロトリスベルガー(スイス) SD:31.13(27)
「Mariacaipirinha」「Ensename a olvidar」♪ 女性は緑がかったグレー、男性は白のシャツ。ノータッチステップの途中で男性が転倒してしまったが、全体ではまあまあかな。
ロビン・トゥウィーデイル/エドワード・カーステアーズ(イギリス) SD:33.89(26)
マイケル・ジャクソン「Whatever Happens」/ブラック・アイド・ピーズ「マシュケナダ」♪ 黒にピンクが指し色。交差するツイズルなど、丁寧にこなしていた。イギリス応援団多数、女性のトゥウィーデル選手の誕生日で、演技後に"Happy Birthday"を歌ってお祝い。
イ・ホジュン/リチャード・カム・カンイン(韓国) SD:40.49(20)
「Pyramids of Pleasure」「La Bomba」♪ 黒系に女性は赤もあしらって。前半はゆったりとノータッチステップ、ツイズルもまあ合わせた。テンポアップした後半はスピード感を出しながらパターンダンス。身長のバランスもよく、伸びそうなカップル。
エカテリーナ・フェデュシチェンコ/ルーカス・キタリッジ(イギリス) SD:39.05(21)
「レディ・マーマレード」「Wings」♪ 男性は黒、女性は赤。全体にスムーズな動き、リフトにも安定感がある。
<G2>
マリナ・エリアス/デニス・コレリン(エストニア) SD:41.62(19)
「Batucada No. 1」「Stickwitu」「Don't Stop the Music」♪ パープルにストーン。途中から見たが、地元の大歓声の前で頑張った模様。そろって大柄で動きも大きい。
自己ベスト更新でトップの立つ。
グオステ・ダムレヴィシウテ/デヴィダス・キザラ(リトアニア) SD:37.10(24)
「Suave (Kiss Me)」「Paxi Ni Ngongo」「La La La」♪ 黒、女性はスカートに黄色のフリル。ツイズルをうまくあわせ、リフトは男性のブーツの上に女性がI字開脚姿勢で立つ。
男性の妹のキザライテ選手は女子シングルに出場している。
クリスティン・スミス/シモン・アイゼンバウアー(オーストリア) SD:34.67(25)
「Cantico」「Going Back to My Roots」♪ 黒に黄色がアクセント。序盤で女性が転倒、ノータッチステップに入るところが遅れてしまった。少し離れて交差するツイズルはややタイミングがずれたかも^^; ローテーショナルリストはスピードがあった。
ティナ・ガラベディアン/アレクサンドレ・ラリベルテ(アルメニア) SD:42.57(18)
サンバ、ルンバ♪ 男性は黒、女性は青系。序盤はシンプルなギターとボーカルのサンバで、ちょっといい曲 男性の右腕に女性が両腕でつかまるローテーショナルリフト、力技。曲が変わるとき、がらっと雰囲気を変えるのではなく、すっと移っていくのがなかなか洗練されていると思った。
トップに立ち、ここでフリー進出確定。
<G3>
ニコル・クズミッチ/アレクサンドル・シニチン(チェコ) SD:38.95(22)
「Welcome to Brazil」「Cuba」♪ 男性は黒、女性は太陽を思わせるオレンジ。ホールドしている状態でどうした拍子か男性が転倒。ノリのいい曲で楽しげなムードは出せていた。
エウゲニア・トカチェンカ/ユーリ・フリツキー(ベラルーシ) SD:46.14(15)
「Rolling in the Deep」「Set Fire to the Rain」♪ 男性は黒、女性は黒に黄色の重ねスカート。安定感のある滑りで、基本技術が高い感じ。ツイズルは少しずれちゃった^^;
シーズンベストでトップに立つ。
サラ・マリン・ルファンシェ/ジェフリー・ブリソー(フランス) SD:45.37(16)
「Batucada」「ある恋の物語」♪ 男性は黒、女性はサーモンピンク。スピード感のあるツイズルから、元気よくパターンダンスに入っていく。男性の膝を曲げたイーグルで女性は片足立ちのリフト。
パパダキス/シゼロンに続く若手カップルとして伸びていくかな
カタリナ・ミュラー/ティム・ディエック(ドイツ) SD:48.71(13)
サンバ、ルンバ♪ 黒、女性はスカートをカラフルに。ツイズルをきれいに合わせてきた。スローで見るとエッジもけっこう深く使えているようだ。先輩・ジガンシナ/ガジーと比べると、正統派な感じ。
シーズンベストでトップ。
<G4>
キンバリー・バーコヴィッチ/ロナルド・ジルバーバーグ(イスラエル) SD:37.50(23)
ルンバ、サンバ♪ 黒と紫。ちょっと最初の部分を見逃した^^; ノータッチステップやリフトは調子良さそうだったけど、ツイズルは少しふらつく。
ヴァレリア・ガイストルク/アレクセイ・オレイニク(ウクライナ) SD:46.74(14)
「Mille Pasos」「Samba-Reggae」「Butterfly」♪ 珍しく白系。ミラーのツイズル、一蹴りがよく伸びるノータッチステップ、パターンダンスも質が高い。スプリットポジションで後ろに反った姿勢のリフトもきれい。
ソフィア・スフォルツァ/レオ・ルカ・スフォルツァ(イタリア) SD:45.20(17)
「マラゲーニャ」「ある恋の物語」「Chupa Capra」♪ 黒にゴールド系。兄妹カップルで、兄は髪を後ろでくくり、背中にゼッケン。ダンスコンテストの設定かな? 途中ストリーミングが切れてよく見えなかったが、わりと勢いがあった感じ。
エリアナ・ポグレビンスキー/アレックス・ベノイト(アメリカ) SD:49.37(12)
「Straight to Memphis」「Beijos」「Banto」♪ 男性は黒、女性はピンク。ストリーミング不調で未見。女性がすらっとした体形で見栄えがしそう。
シーズンベストでトップに。
アンジェリク・アバチキナ/ルイ・トーロン(フランス) SD:51.69(8)
「Dans ma chambre」「Quand je vois tes yeux」♪ コーチの一人、ファビアン・ブルザが送り出す。男性は黒、女性はピンクとブルー。まだ少年少女といいたい若さ。
ツイズルは男性が少しふらついたが、ノータッチステップやパターンダンスはなかなか伸びやか。技術点の高さは、キーポイントをしっかり取れたかな。
シーズンベストでトップ、コーチも嬉しそう。ここまでで最初の50点越え。
<G5>
レイチェル・パーソンズ/マイケル・パーソンズ(アメリカ) SD:58.39(4)
「Fruta Fresca」「Heart of the Wind」♪ 明るいブルー系。兄妹カップル。ストリーミング不調でほぼ見られず。さすがにこのグループになるとレベル高い。
高得点のシーズンベスト、もちろんトップに。
ナタリア・カリゼク/マクシム・スポディレフ(ポーランド) SD:50.55(10)
サンバ、ルンバ♪ 男性は黒、女性は豹柄 ツイズルはミラーに続いて低いポジションで。男性の膝にひらりと跳び乗って片足立ちのリフト、難しそう。
ソフィア・エフドキモワ/イゴール・バジン(ロシア) SD:50.44(11)
「Paxi Ni Ngongo by Bonga」、ルンバ、サンバ♪ ブルー系。このリズムはあまり得意じゃないかも^^; なんだか印象に残らなかった。ツイズルはうまく合わせていた。
一応シーズンベスト。
カロリナ・モスケニ/アダム・ルーカス(ハンガリー) SD:52.05(7)
「Samba Vocalizado」「Baila Con Rigo」「Batacuda」♪ 男性は黒、女性はゴールドと赤。完璧にツイズルがそろった!と思ったら、最後に男性がバランスを崩した。とはいえ全体のリズムはよく、回転の速いローテーショナルリフトでフィニッシュ。
マッケンジー・ベント/ガレット・マッキーン(カナダ) SD:61.09(2)
「Vida Loca」「Straight to Memphis」♪ 男性は黒、女性はパープル。前半はムーディーなルンバでしっかりステップを見せる。ツイズルのポジションもきれい。後半はきびきびとパターンダンス。
シーズンベストで60点越え
<G6>
マデリン・エドワーズ/ザオ・カイ・パン(カナダ) SD:52.34(6)
「Chu Samba」「Eres todo en me」♪ またストリーミングで失敗して見られず。あとで動画探そう
ベティナ・ポポワ/ユーリ・ヴラセンコ(ロシア) SD:51.17(9)
チャチャ・ダンソン、ブラジリアン・サンバ♪ 男性の黒と女性のシルバー。序盤はチャチャでスローに、ツイズルをうまく合わせる。サンバでは大きな動きで、きれいなスプリットポジションのリフト。あまり点が伸びなかったのは、キーポイントが取れなかったか。
アレクサンドラ・ナザロワ/マクシム・ニキティン(ウクライナ) SD:55.77(5)
「Samba Vocalizado」「Perfidia」♪ 黒にピンクをあしらう。肩に乗ってから下ろして逆立ち状態になるリフト、ツイズルからホールドにスムーズに移る。安定感があるカップル。
ロレイン・マクナマラ/クイン・カーペンター(アメリカ) SD:59.10(3)
「African Samba」「African Sunset」♪ 女性の衣装はアフリカのイメージ。ツイズルぴったり、逆立ちリフト。今日も気持ちのこもった演技だった。
アンナ・ヤノフスカヤ/セルゲイ・モズゴフ(ロシア) SD:62.22(1)
サンバ、ルンバ♪ 男性は黒、女性は赤。全部は見られず。身のこなしがしなやかで、複雑な動きをさらっとできている。膝に片足立ちのリフトは肩を通って下りるなど、さすが。
シーズンベストで堂々のSD1位。
結果、1位ヤノフスカヤ/モズゴフ、2位ベント/マッキーン、3位マクナマラ/カーペンター、4位パーソンズ兄妹、5位ナザロワ/ニキティン。昨年銅メダルのエドワーズ/パンは6位とやや出遅れ。
20位までがフリーダンスに進めるが、ちょうど40点以上が進出する形になった。
このあとはペア・フリー
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2015、ペア・ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
ケイトリン・フィールズ/アーニー・ユタ・スティーブンス(アメリカ) SP:46.84(7)
「ノストラダムス」♪ ストリーミング不調で未見。
チェルシー・リウ/ブライアン・ジョンソン(アメリカ) SP:49.96(5)
「メリー・ポピンズ」♪ 途中から。サイドバイサイドのルッツ、スロー3回転を下り、スプリットポジションのリフトを決めた模様。
アナスタシア・グバノワ/アレクセイ・シンツォフ(ロシア) SP:50.36(4)
「コットンクラブ」♪ まだ子どもみたいに小柄な女子と、背は高いけどまだ少年っぽい男子の組み合わせ。回転の速いトリプルツイスト、スロージャンプを決めた。
シーズンベスト更新。
<G2>
シャレーナ・ロー/セバスチャン・アルシエリ(カナダ) SP:46.18(8)
「ステイン・アライブ」「カーウォッシュ」「ル・フリーク」♪ 男性は黒、女性はゴールドのつなぎ。懐かしい「サタデーナイト・フィーバー」の振付から。トリプルツイストを決め、スロー3回転ループはやや着氷が乱れる。サイドバイサイドスピンを頑張って合わせた。
レナータ・オガネシアン/マーク・バルデイ(ウクライナ) SP:43.61(12)
「Thunderstruck」♪ 男性は紺、女性は赤。トリプルツイスト高い! サイドバイサイドのルッツで女性が転倒。変形イーグルからスローは両足着氷。逆回転からのリフトは、後半女性のポジションと男性の姿勢を合わせていた。つなぎで男性が転倒したのが惜しい。
古賀亜美/フランシス・ブードロー=オデ SP:48.45(6)
プッチーニ「ある晴れた日(「蝶々夫人」より)」♪ フランシスは軍服風、亜美ちゃんは白でキモノ風。トリプルツイスト、スロー3回転ループを決める。丁寧に合わせるサイドバイサイドのスピン。リフトでスプリットポジションを降ろすまで完璧に保持。曲想をしっかり表現できていたと思う。
シーズンベスト更新に満足そう。
<G3>
アンナ・ドゥスコヴァ/マルティン・ビダル(チェコ) SP:45.51(9)
「シルク・ド・ソレイユ」セレクション♪ 女性が青、男性が黒。ツイスト、スロー、2回転ルッツと落ち着いて決め、終わって女性がにこにこ。
ダリア・ベクレミシェワ/マクシム・ボブロフ(ロシア) SP:44.45(10)
「シャレード」♪ 男性は白の軍服風、女性は空色のドレス。ツイストはダブル、2回転ルッツ、スロージャンプはOK。女性のスパイラルからのデススパイラル、ヒップホールドからワンハンドに移るリフトが印象的。
メアリー・オー/フェラン・シンプソン(カナダ) SP:43.73(11)
「イルミネーション」♪ 水色のシャツの男性にオフホワイトのドレスの女性。スロージャンプで転倒したが、2回転ルッツは2人がぴったりそろった。サイドバイサイドスピンがあまり合ってなかったかな^^;
<G4>
リナ・フェドロワ/マクシム・ミロシュキン(ロシア) SP:58.27(3)
マイケル・ブーブレ「Feeling Good」♪ 男性は白シャツ、女性は黒。そろって変形イーグルから、ものすごい高さのツイストに目が点! スロージャンプ、タイミングぴったりの2回転ルッツ。そろってビールマンスピンは、多少ずれても気にしない(笑) 今日は元気はつらつだった。
于小雨(Xiaoyu YU)/金楊(Yang JIN)(中国) SP:62.56(1)
「ユルンガ」♪ 民族衣装のような、そうでないような^^; 余裕十分のツイストは、迫力だけではない美しさ。2回転ルッツ、スロー3回転ループもしっかりと下り、まるで自然に合ってしまうかのようなサイドバイサイドスピンは、ほかのペアの追随を許さない。幻想的な曲を丁寧に表現していた。
ジュリアンヌ・セガン/チャーリー・ビロドー(カナダ) SP:61.32(2)
映画「グランド・ブダペスト・ホテル」より♪ 昔のスーツ風とベージュのドレス。どの要素も、みっちり練習したうえでの完成度の高さを感じる。片手上げ2回転ルッツがぴたりとそろい、"Change!"の掛け声でびしっと姿勢を変えていくスピンも見事なユニゾン。
シーズンベストで2位につける。
ビアンカ・マナコルダ/ニッコロ・マチイ(イタリア) SP:40.07(13)
「オペラ座の怪人」より「The Music of the Night」♪ 男性は白シャツ、女性はピンクのドレス。この男子、なかなかイケメン^^; ツイストは元々ダブルらしい。2回転ルッツで女性が1回転になり、スロー3回転ループは転倒。終わってアップになったら、女性の鼻に絆創膏が…練習でぶつけた? どうも本調子が出なかった感じ。
結果、シニアでグランプリファイナル5位の実績を持つ于/金が1位、2位に今季急成長のセガン/ビロドー、3位にフェドロワ/ミロシュキン。日本の古賀/ブードロー=オデは6位となかなかいい位置につけた。
出場が16組を超えないので、全ペアがフリーに進出。3枠の中国、2枠のチェコとイタリアがそれぞれ1組しか出せてない。ペアはなかなか競技人口が増えない、、、
フリーの滑走順を見ると、12組3グループになっている。ベクレミシェワ/ボブロフの名前がないので、棄権したのかも。
SPでは決まった課題(2回転ルッツとかスロー3回転ループとか)をこなさないといけないが、フリーは得意技で攻められる。思いきりのいい演技が見たい
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2015、女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
レア・セルナ(フランス) SP:45.35(21)
「Les Choristes」♪ 水色の濃淡。ルッツは回転不足っぽかったが、3-2、アクセルときれいに跳べた。比較的安定感がある。
ララ・ロット(オーストリア) SP:42.20(31)
「Rue des cascades」「アメリ」「グッバイ・レーニン」♪ 背中をあけたワインカラーのつなぎ。アクセル、3-2と決め、ルッツは片手上げでダブル。すらっとした体形を大きく動かす。キャメルスピンやコンビネーションスピンはあまり回転スピードが速くなかったかな^^; シーズンベストににっこり。
ユン・ヨンス(韓国) SP:43.38(30)
サラサーテ「チゴイネルワイゼン」♪ 紫にストーンで描くバイオリン。前半に3回転ルッツ、3回転ループ+2回転トウループ、アクセルと固めて跳んでしまった。ビールマンスピンで足首のあたりを持つのが面白い。
ティタ・ラムサム(タイ) SP:29.76(43)
プロコフィエフ「シンデレラ」♪ ブルー系のお姫様風。コンビネーションが3-1になってしまい、ルッツも1回転に…。アクセルは音にぴたりと合わせて決まった。スピンの姿勢がもう少し安定するといいんだけど。コーチの一人はアンソニー・リュウ。
アリーナ・ベレツカヤ(ウクライナ) SP:39.41(36)
「Praga'dan Beri」「Enchantment」♪ ターコイズブルー。冒頭の3回転ルッツで転倒、コンビネーションはなんとか3-2。スピンの姿勢等はわりときれい。後半、中東風の曲の雰囲気をうまく出してステップを踏んだ。
<G2>
クリスティナ・シュクレタ‐グロモワ(エストニア) SP:40.54(34)
ショパン「ノクターン第20番」♪ サーモンピンクが可愛らしい。片手上げの2回転ルッツ、3回転サルコウ+2回転トウループ。キャメルスピンではソトニコワがやるような面白い姿勢。
アニタ・オストルンド(スウェーデン) SP:40.88(32)
「黒い瞳」♪ ブルーのスカート、胸から上がピンク。コンビネーションは間にターンが入ったが頑張って3-3。でもルッツが1回転に。ビールマンの足がまだあまりあがらない。
ダリア・バトゥーラ(ベラルーシ) SP:35.90(40)
サン‐サーンス「死の舞踏」♪ 黒にブルーのつなぎ。コンビネーションが2-2になり、ルッツは片手上げで2回転。アクセルは軽くオーバーターン。一歩をしっかり伸ばそうという意識のあるステップ。姿勢はわりときれいだと思った。
マエヴァ・ガラルダ・ロッセル(スペイン) SP:37.26(38)
「マンボ」♪ 黒のホルターネックにカラフルなひらひらスカート。前半は「ある恋の物語」でムーディーに、後半は「マンボ」で元気よく。ジャンプは2回転が限界かな^^; ヘアカッターのスピンでフィニッシュ。
ユニ・マリエ・ベンヤミンセン(ノルウェー) SP:45.30(22)
モーツァルト「ピアノ協奏曲第4番」♪ 清純な雰囲気の水色。3回転フリップ+2回転トウループ、ルッツは2回転。ダブルアクセルはけっこう加点もついた。全体に丁寧にこなして、ほっとした顔。
<G3>
ダニエル・ハリソン(イギリス) SP:44.17(27)
「ゼルダの伝説」♪ ブルー系。コンビネーション3-2、ルッツは2回転。わりと活き活きした表情で、トランジションも頑張っていた感じ。
ミカエラ・デュトワ(南アフリカ) SP:38.69(37)
「バラ色の人生」「I Love Paris」♪ 濃い紫に、同色でバラの模様。2回転ルッツをなんとかこらえ、コンビネーションは第1ジャンプで転倒。後半にダブルアクセルが決まってよかった コーチの一人はブライアン・オーサー。
エルフィ・エルデム(トルコ) SP:39.94(35)
「タンゴ」♪ 赤と黒、セクシーなアシンメトリーのスカート。片手をついたが3回転ルッツを下りる。しかしコンビネーションが3-1に^^; ダブルアクセルはつなぎのステップから。キャメルスピン、足首を持つビールマンスピンなど姿勢がいい。ステップの身のこなしはなかなかシャープ。
マティルダ・ジアノッカ(スイス) SP:34.18(42)
リスト「ハンガリア狂詩曲第1番」♪ ブルー系。最初の3回転トウループはきれいに3回転回った!と思ったら転倒。アクセルも回転不足で下りてしまった。勢いや元気はあったけど。
李香凝(Xiangning LI)(中国) SP:45.06(24)
アンドレ・リュウ「ワルツ第2番」♪ ほぼノーメイクで小柄、可愛らしいピンク。軽くステップアウトしたが3回転ルッツを下り、3回転サルコウ+2回転トウループ、ダブルアクセルとしっかり決めた。基本に忠実に頑張ってる。
<G4>
デイマンテ・キザライテ(リトアニア) SP:48.04(16)
「Gopher Mambo」♪ ブルーグレーに黄色の飾り。3回転ルッツ、3-2コンビネーションと高さのあるジャンプ。ダブルアクセルは一瞬両足? 後半は前にトゥクタミシェワが使ってた女性ボーカルの入る曲で、歌に合わせて口も開けてステップ。
ここまでのトップに立つ。
シューラン・ユー(シンガポール) SP:45.24(23)
「Fancy Free」♪ 紫の濃淡。小柄なわりに手足が細くて長い。コンビネーション3-2、ルッツは2回転。コンビネーションスピンは2姿勢だが、キャメルやビールマンはきれい。ステップの動きがなかなか洗練されている。これから伸びそう。
ギア・マリア・タリアピエトラ(イタリア) SP:49.78(14)
「ネロ」♪ すらりとした長身、ピンクに紫の手袋。3-2、3回転ルッツと着氷。ビールマンスピンは見栄えがする。ミスなく終わって、シーズンベストでトップに立った。
ディアナ・ニキティナ(ラトビア) SP:51.22(13)
「枯葉」♪ 色づいた木の葉のような黄色の衣装。トウループ3-3、3回転ルッツとスムーズに決める。しっとりとステップを踏み、ダブルアクセルは片手上げで。ずっと曲の雰囲気に溶け込んだ動きだった。
シーズンベスト、ここまでで最初の50点越えでトップに。
メイジー・ヒウチン・マー(馬曉晴)(香港) SP:35.48(41)
「ある恋の物語」♪ 赤に金をあしらう。3回転トウループのあと跳び上がれず、コンビネーションにならなかった。ルッツは1回転で開いてしまい、、、ダブルアクセルはきれいに入ったけど^^; 指先まで気を配って、細かい動きはきれい。
コーチはラファエル・アルトゥニアン。
<G5>
ネッタ・シュライバー(イスラエル) SP:40.60(33)
モーツァルト「ピアノ協奏曲第23番イ長調」♪ シックな黒のつなぎ。コンビネーションで間に長い距離のターンが入ったが、一応コンビネーションにはなった。3回転ルッツ転倒。長いスパイラルからそのまま入るステップなど、細かい動きに工夫があり、音の一つ一つをとらえようとしている。
ミスがあったのでかなり口惜しそうなキス&クライ。
セリーナ・ザオ(カナダ) SP:44.22(26)
アストル・ピアソラ「Milonga del Angel」「Concerto para Quinteto」♪ 黒に花をたくさん。最初のジャンプが単独になったが、コンビネーション予定だったようだ。3回転ルッツとダブルアクセルはけっこう高さもある。
この選手に合っている曲なのかどうか、、、
樋口新葉 SP:61.27(3)
「愛しみのチャルダッシュ」♪ 紫のスカートを翻して、少し時間をかけて位置についた。余裕のダブルアクセル、コンビネーションはセカンドで少しオーバーターンしたけどちゃんと3-3。3回転ルッツも高い! ぐいぐいと力強いスケーティングとステップで手拍子を誘った。
シーズンベストに笑顔。
キム・デギーズ・ルヴェイレ(カナダ) SP:43.75(29)
「My Sweet and Tender Beast」♪ ベビーピンク。用事で中座して未見。
ペルニル・ソレンセン(デンマーク) SP:36.64(39)
「L'Enfant Pur」♪ 黒。ジャンプで転倒があったもよう。
<G6>
タイラー・ピアス(アメリカ) SP:46.77(19)
「Voices from the Forest」♪ ブルー系。途中から見たんだけど、さすがの表現力はアメリカの選手らしい。3-3のセカンドで惜しい転倒。
コーチはジェイソン・ブラウンを指導している人。
イヴェット・トット(ハンガリー) SP:44.03(28)
「ハンガリアン・チャルダッシュ」♪ 白と赤で民族衣装風。ほぼ下りたと思われた3-3コンビネーションで転倒、高く跳び上がった3回転ルッツも転倒。スローパートとアップテンポパートがあるステップを、曲想に合った動きで演じていた。
ニキ・ヴォリエス(オランダ) SP:48.56(15)
「Sand and Torn」♪ 黒のつなぎで大人っぽい。コンビネーションは第1ジャンプで手をついたが頑張って2回転をつけた。身長があるので決まった技の見栄えがする。
シーズンベスト、コーチと手を合わせて喜ぶ。
ジュリア・サウテル(ルーマニア) SP:45.00(25)
マイケル・ブーブレ「Feeling Good」♪ 黒のドレスにストーンをたくさん。人気の曲だがボーカルは使わずインストで。トウループ3-2はセカンドで片手を上げ、2回転ルッツは両手を上げて着氷後すぐエッジをホールド。できることを丁寧にやっていて好感がもてる。
シーズンベストににっこり。(僅差でフリー進出を逃したけど)
坂本花織 SP:58.72(4)
「黒い瞳」♪ こちらも曲に合わせて黒。得意の3回転フリップ+3回転トウループ、3回転ルッツが軽やかに決まり、ダブルアクセルも問題なし。ステップの所作ものびのびと、たくさん手拍子をもらいながら、元気よく滑りきった。
シーズンベストに笑顔だが、コーチは「いつもと同じ」と一言。。。何が?!
カイラニ・クレイン(オーストラリア) SP:47.76(18)
「Broken Sorrow」♪ ブルー系に黄色の飾りが鮮やか。3回転ルッツは高さがあり、3回転ループ+2回転ループも決める。全体に勢いがあったが、回転不足も?
<G7>
エリザヴェタ・ウコロヴァ(チェコ) SP:46.39(20)
「A Thousand Years」♪ 柔らかなブルー。指先がすっと伸びてきれい。3回転ループ+2回転トウループが決まり、ルッツも入った。ピアノが中心の曲に雰囲気がよく合っている。
エリザベト・トゥルジンバエワ(カザフスタン) SP:55.95(7)
「サユリ」♪ ブルー系のキモノ風。サルコウ・トウの3-3はセカンドで片手上げ、ダブルアクセルでも片手上げ。ルッツもスムーズ。今日は滑りも所作も滑らかで、変形ビールマンが鮮やかに決まった。
オーサーコーチが笑顔で迎えたが、思ったほど点が出なかったのは回転不足か。
チェ・ダビン(韓国) SP:54.32(9)
アストル・ピアソラ「ブエノスアイレスの冬」♪ ヴィヴィッドな赤でタンゴを踊る。トウループ3-3から入り、ダブルアクセル、3回転ルッツとどれも流れがあった。滑走中、ステップ、スピンの中など、どこを見ても姿勢がきれいなのがいい。
カレン・チェン(アメリカ) SP:51.64(12)
「Requiem for a Tower」「Requiem for a Dream」♪ 3回転ループの着氷でややバランスを崩し、セカンドがつけられなかった。ルッツやアクセルは決める。後半ストリーミング不調であまり見てない。
マリア・ソツコワ(ロシア) SP:53.95(10)
ヴィヴァルディ「四季」より「冬」♪ ストリーミングのトラブルでよく見られず。コンビネーションで転倒があった模様。
永井優香 SP:56・93(6)
「エデンの東」♪ 少し時間をかけて位置につき、微笑んで演技を始める。コンビネーションは間にターンが入ってセカンドが2回転に。3回転ルッツ、ダブルアクセルは美しい。いい感じに体重がエッジに乗って、スケートがよく伸びる大きな演技。
ここまで、日本勢3人がトップ3。
<G8>
アナスタシア・ガルスティアン(アルメニア) SP:53.10(11)
シャルル・アズナブール「Une Vie d'Amour」♪ 藤色。ターンからのダブルアクセル、トウループ3-3、ルッツと自信を持って決めていく。しっとりした音楽と振付と本人のキャラがぴったりマッチ。
シーズンベストに笑顔。
ニコル・ライコヴァ(スロヴァキア) SP:57.15(5)
「ロミオとジュリエット」♪ 高貴なイメージのブルー。オリンピックも経験している、ジュニアの中では“お姉さん”格。きっちりと3回転ルッツ、3回転ループ+2回転ループもなめらか。緩急をつけながら情熱的なステップ。
シーズンベストを大きく更新。
ルトリシア・ボック(ドイツ) SP:47.78(17)
「パッチ・アダムス」♪ 可愛らしいピンクのドレス、お人形のよう。最初のジャンプで転倒、コンビネーションにできず。ルッツとダブルアクセルは頑張った。曲の雰囲気によく溶け込んでいる動き。
イェンニ・サリネン(フィンランド) SP:55.43(8)
「フラメンコ」♪ 黒の段々になっているスカート。川井郁子のバイオリンにのって踊る。トウループ3-3を決め、ルッツで手をついた。フラメンコのリズムや振付をよく表現していたと思う。
セラフィマ・サハノヴィッチ(ロシア) SP:63.09(2)
「My Sweet and Tender Beast」♪ 優勝候補の一人が登場。髪が伸びたのか、後ろ髪を下ろさずにポニーテールにまとめている。今日も片手上げでトウループ3-3に挑んだが、やや着氷でこらえた。ルッツも余裕の片手上げ。スピンの回転の速さは、基礎をしっかりやっていることをうかがわせる。
エフゲニア・メドヴェデワ(ロシア) SP:68.48(1)
「シェルブールの雨傘」♪ 優勝候補筆頭の登場、ブルーにピンクのスカーフ。ジャンプ3つを後半に跳ぶ攻めのプログラムを、切ない曲の表現の中で演じきる。片手上げダブルアクセル、片手上げ3回転フリップ+3回転トウループ、片手上げ3回転ルッツはやや乱れたがそのままイーグルへ。
各要素の確実さだけでなく、つなぎのスパイラルやイーグル、ちょっと手を差し出す仕草などが美しい。素晴らしい出来に終わってガッツポーズ。高得点で自己ベストを更新。
結果、1位メドヴェデワ、2位サハノヴィッチ、3位樋口新葉。ジュニアグランプリファイナルの最終順位と同じ並び方になった。自己ベストを大きく更新した坂本花織が4位、ニコル・ラジコヴァが5位、永井優香が6位。日本勢が3人ともフリー最終グループはすごい。
7位トゥルジンバエワ、10位ソツコワ、12位カレン・チェンあたりがフリーでどのくらい巻き返してくるかも注目ポイント。
村上佳菜子以来の日本女子表彰台なるか? 力を出し切れれば絶対大丈夫!
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2015が明日から開幕
男子は、羽生結弦以来の日本人男子優勝の期待がかかる、宇野昌磨に注目が集まっている。
羽生が世界ジュニアで優勝した2009/2010シーズンは、ジュニアグランプリシリーズ2勝・ジュニアグランプリファイナル優勝。当然世界ジュニアも優勝候補筆頭で臨んでいた。日本1枠、つまり1人での出場で勝ってきたのは偉い。
宇野昌磨は世界ジュニア4回目の出場になる。2011/2012シーズン、前年に田中刑事2位+木原龍一10位で3枠獲得していて、田中刑事・日野龍樹の“羽生と同学年”2人といっしょに出場したのが最初だ。このときは田中7位・日野9位・宇野10位だった。
2枠になった2012/2013シーズンは、全日本ジュニアで2位になったものの(優勝は日野)、全日本選手権でジュニア勢最上位だった田中刑事が代表に選ばれた。が、田中の怪我で宇野が代わりに出場、7位と健闘する(日野は10位)。
昨シーズンも全日本ジュニア2位(優勝は田中)、全日本選手権でジュニア勢トップの7位。世界ジュニアでは5位、3位との差が6点あまりと表彰台まであと一息のところまで来た。7位田中とあわせて3枠も獲得する。
そして今シーズン、ジュニアグランプリシリーズ日本大会では220点前後のハイレベルな争いをして2位、クロアチア大会ではさらに高得点で1位。ジュニアグランプリファイナルではジュニア男子歴代最高の238.27点をたたき出して優勝。全日本ジュニア優勝、全日本選手権2位、四大陸で5位と破竹の勢いだ。
四大陸で出した得点が、SP:88.90、FS:167.55、トータル:256.45。SPでは4回転トウループが3回転ルッツ(今季の課題)になり、フリーではコレオシークエンスがない分を引くと、SPで84.60、フリーで164.45。合計で249.05になる計算
まあジュニアだと、シニアの選手権ほど演技構成点が出ないかもしれないが、自身のジュニア歴代最高点を更新する可能性は十分。楽しみ
・・・ここまでガチな優勝候補だと、かえってプレッシャーかな でも、世界のトップになるなら通る道、考えすぎずに自分の滑りに徹すれば大丈夫
ジュニアグランプリファイナル2位の山本草太、全日本選手権10位の佐藤洸彬も持てる力をしっかり発揮して、できれば3枠
女子は13歳で全日本3位になった樋口新葉が期待の星 昨年、さいたまアリーナの世界選手権エキシビションで、途中で音楽が止まっても最後まで見事に滑りきったノービスの女の子が彼女だ。
ジュニアグランプリファイナルではロシア勢3人の中に割って入る形で3位。ロシアは同じメンバーを派遣してくるが、さらに上位に食い込めるか。ジャンプが完璧に決まったら強い
ジュニアグランプリシリーズでは2大会で2位、ファイナル5位、全日本4位、四大陸で6位と、とにかく安定していて崩れない永井優香は、演技全体の優雅さも光る。坂本花織はジャンプの回転不足が少なく、全日本選手権6位、インターハイ2位とシーズン後半調子を上げているので、この2人にも期待できそう
忘れちゃいけないのが、ペア 古賀亜美/フランシス・ブードロー=オデ組が出場する。今季はジュニアグランプリシリーズで4位と6位、ISUパーソナルベストは134.07。先日のチャレンジカップ、ジュニアの部で優勝と好調だ。今季のシニア世界選手権のミニマムテクニカルスコアもクリアしてしまった(出場予定はないけど^^;)。
来季は年齢の関係でシニアに上がるので、最後のジュニアの大会になる。いい演技で飾ってほしい
残念ながら、アイスダンスは派遣なし。来年あたりは出場できるといいな
フジテレビが女子フリー・男子フリーともに後半を生中継
7日(土)(6日深夜)2:30~4:52 女子フリー
8日(日)(7日深夜)2:10~5:10 男子フリー
しかし、、、放送は関東ローカル。私は見られて嬉しいけど、なんで全国放送しないんだろう? あとでまとめて放送する予定はあるにしても、全国ネットに見合う視聴率取れそうなのに
そしてSP&他の種目をLive Streamingで見られるのか、、、今のところ不明。
見られるといいんだけど
一昨日、NHK・BSで放送していた「恋におちたシェイクスピア」。じっくり見ちゃった
グウィネス・パルトローがひたすらきれい ジョセフ・ファインズは、普通にイケメン
シェイクスピアが裕福な家の芝居好きな令嬢と恋におちながら、共に「ロミオとジュリエット」を完成させるが、令嬢は貴族と結婚を迫られ、、、という話。
ベン・アフレックがなんかいい奴で、この人はそういう役が多い。ほかにも「どこかで見たような、、、」という人がたくさん。
ヒロインの令嬢ヴァイオラの乳母、小柄なおばちゃんをどこで見たのかと思ったら、「ハリー・ポッター」シリーズで魔法省から派遣されてきてホグワーツを管理しようとするドロレス・アンブリッジを演じた女優さん、イメルダ・スタウントン。
同じく「ハリー・ポッター」シリーズから、ハリーの親友ロンの父、アーサー・ウィーズリーを演じたマーク・ウィリアムズ。狂言回しのナレーターで、セリフをかみまくっていたのが本番で見事に務める。
今はまってるNHKの海外ドラマ「ダウントン・アビー」で、執事カーソンを演じるジム・カーターが、舞台で女装して乳母を演じる役者。大柄な男性が白塗りに大きく広がるスカートで、女性が舞台に上がることを禁じられていた当時を端的に表現。
なにしろ、若い女の役は変声期前の少年が演じていた時代。令嬢ヴァイオラは男装して一座に入り込み、ロミオの役を演じていたが、女だということがばれて姿を消していた。しかし少年役者が初日に高い声が出なくなってしまい、急遽ヴァイオラが“女装”してジュリエットを演じる。ロミオはシェイクスピア自身が演じて、“迫真の”演技に観客が涙した、という話になっている。
エリザベス1世を演じたジュディ・デンチが、お忍びで観劇。ジュリエットを演じる役者が女だとの密告を受け逮捕に来た役人の前で、「女王がそんな舞台を見るはずがない」。呼びつけられたヴァイオラは、膝を折る女性の作法で挨拶しかけて、右手を前に腰を折る男性の作法でやり直す。「見事に女装した」として、女王は罪に問わない。
しかしヴァイオラは結婚してロンドンを離れ、恋は終わる。新しい作品「十二夜」の構想を練るシェイクスピア・・・
1998年公開、けっこう前の作品だったんだ~。アカデミー賞の時期だから、受賞作品のテレビ放映も多くなる。見てない映画を見るチャンス