フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2015が明日から開幕
男子は、羽生結弦以来の日本人男子優勝の期待がかかる、宇野昌磨に注目が集まっている。
羽生が世界ジュニアで優勝した2009/2010シーズンは、ジュニアグランプリシリーズ2勝・ジュニアグランプリファイナル優勝。当然世界ジュニアも優勝候補筆頭で臨んでいた。日本1枠、つまり1人での出場で勝ってきたのは偉い。
宇野昌磨は世界ジュニア4回目の出場になる。2011/2012シーズン、前年に田中刑事2位+木原龍一10位で3枠獲得していて、田中刑事・日野龍樹の“羽生と同学年”2人といっしょに出場したのが最初だ。このときは田中7位・日野9位・宇野10位だった。
2枠になった2012/2013シーズンは、全日本ジュニアで2位になったものの(優勝は日野)、全日本選手権でジュニア勢最上位だった田中刑事が代表に選ばれた。が、田中の怪我で宇野が代わりに出場、7位と健闘する(日野は10位)。
昨シーズンも全日本ジュニア2位(優勝は田中)、全日本選手権でジュニア勢トップの7位。世界ジュニアでは5位、3位との差が6点あまりと表彰台まであと一息のところまで来た。7位田中とあわせて3枠も獲得する。
そして今シーズン、ジュニアグランプリシリーズ日本大会では220点前後のハイレベルな争いをして2位、クロアチア大会ではさらに高得点で1位。ジュニアグランプリファイナルではジュニア男子歴代最高の238.27点をたたき出して優勝。全日本ジュニア優勝、全日本選手権2位、四大陸で5位と破竹の勢いだ。
四大陸で出した得点が、SP:88.90、FS:167.55、トータル:256.45。SPでは4回転トウループが3回転ルッツ(今季の課題)になり、フリーではコレオシークエンスがない分を引くと、SPで84.60、フリーで164.45。合計で249.05になる計算
まあジュニアだと、シニアの選手権ほど演技構成点が出ないかもしれないが、自身のジュニア歴代最高点を更新する可能性は十分。楽しみ
・・・ここまでガチな優勝候補だと、かえってプレッシャーかな でも、世界のトップになるなら通る道、考えすぎずに自分の滑りに徹すれば大丈夫
ジュニアグランプリファイナル2位の山本草太、全日本選手権10位の佐藤洸彬も持てる力をしっかり発揮して、できれば3枠
女子は13歳で全日本3位になった樋口新葉が期待の星 昨年、さいたまアリーナの世界選手権エキシビションで、途中で音楽が止まっても最後まで見事に滑りきったノービスの女の子が彼女だ。
ジュニアグランプリファイナルではロシア勢3人の中に割って入る形で3位。ロシアは同じメンバーを派遣してくるが、さらに上位に食い込めるか。ジャンプが完璧に決まったら強い
ジュニアグランプリシリーズでは2大会で2位、ファイナル5位、全日本4位、四大陸で6位と、とにかく安定していて崩れない永井優香は、演技全体の優雅さも光る。坂本花織はジャンプの回転不足が少なく、全日本選手権6位、インターハイ2位とシーズン後半調子を上げているので、この2人にも期待できそう
忘れちゃいけないのが、ペア 古賀亜美/フランシス・ブードロー=オデ組が出場する。今季はジュニアグランプリシリーズで4位と6位、ISUパーソナルベストは134.07。先日のチャレンジカップ、ジュニアの部で優勝と好調だ。今季のシニア世界選手権のミニマムテクニカルスコアもクリアしてしまった(出場予定はないけど^^;)。
来季は年齢の関係でシニアに上がるので、最後のジュニアの大会になる。いい演技で飾ってほしい
残念ながら、アイスダンスは派遣なし。来年あたりは出場できるといいな
フジテレビが女子フリー・男子フリーともに後半を生中継
7日(土)(6日深夜)2:30~4:52 女子フリー
8日(日)(7日深夜)2:10~5:10 男子フリー
しかし、、、放送は関東ローカル。私は見られて嬉しいけど、なんで全国放送しないんだろう? あとでまとめて放送する予定はあるにしても、全国ネットに見合う視聴率取れそうなのに
そしてSP&他の種目をLive Streamingで見られるのか、、、今のところ不明。
見られるといいんだけど