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世界選手権2015エキシビション

2015年03月29日 18時32分02秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2015、最後を飾るエキシビション。
 あとでテレビ放送をじっくり見るとして(ノーカット版はJ SPORTSになるけど^^;)、とりあえずはストリーミングで。

<オープニング>
 シンクロナイズドスケーティングチームの演技に続いて、出場選手が種目ごとに登場。

<前半>
李香凝(Xiangning LI)
 中国のジュニア女子選手。ジュニアグランプリシリーズに出場していた頃より少し大人っぽく、スケーティングもきれいになっている。

郝言(Yan HAO)
 中国の男子。ジュニアグランプリシリーズでは見たことがないので、これからジュニアに上がるくらいなのかな? まだ13、4歳に見えるし。
 スケーティングがきれいで、身体の動きが柔らかく、表現力がありそう。これは要チェック

フローラン・アモディオ(フランス) 男子9位
 「Say Something」♪ シンプルな黒のカットソーで、精緻なスケーティングを際立たせる。

エレーナ・ラヂオノワ(ロシア) 女子3位
 ストリーミング不調で見逃した

王詩玥(Shiyue WANG)/柳鑫宇(Xinyu LIU)(中国) アイスダンス19位
 白のカットソーで。

ナム・グエン(カナダ) 男子5位
 黒一色で、ジャジーなビッグバンド系の曲を軽やかに。トリプルアクセルはコケちゃった^^;

彭程(Cheng PENG)/張昊(Hao ZHANG)(中国) ペア4位
 「ノートル・ダム・ド・パリ」♪ 赤の衣装で情熱的に。曲の盛り上がりにぴたっとスローが決まって喝采。

グレイシー・ゴールド(アメリカ) 女子4位 
 「Shake it off」♪ "skating prencess"だって(^^) そのとおり!

ケイトリン・ウィーバー/アンドルー・ポジェ(カナダ) アイスダンス3位
 今季おなじみのナンバー、ケイトリンの「彼氏のシャツを羽織ってる」風の衣装がセクシー。しっとりと大人の世界。

閻涵(Han YAN)(中国) 男子10位
 ストリーミング不調で見逃し なんかグレーのシャツだった。

川口悠子/アレクサンデル・スミルノフ(ロシア) ペア5位
 「カルメン」♪ ピンクも可愛い悠子ちゃん。妖艶に演じながらぶら下がったり脚の上に乗ったり

李子君(Zijun LI)(中国) 女子9位
 「夢やぶれて」♪ 清楚な紫が愛らしい、しっとり系の曲も上手になった。

マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメリカ) アイスダンス2位
 今季おなじみのナンバー。「プルクワ(なぜ)」のフレーズが印象的なフランス語のボーカルでドラマチックに。

デニス・テン(カザフスタン) 男子3位
 デニムシャツで。軽快なステップや、片手つき側転?みたいなので盛り上る。

隋文静(Wenjing SUI)/韓聡(Cong HAN)(中国) ペア2位
 「Plants vs Zombi」♪ お馴染みのナンバー、レーザー光線の出る手袋をつけて踊る。暗くても片手上げツイストや3回転スローは余裕。

Team Unique(フィンランド)
 シンクロナイズドスケーティングチームのパフォーマンス。16人がいっせいに様々なフォーメーションを繰り広げ、3人が1人を持ち上げるリフトが並ぶのも壮観。

<後半>
趙子荃(Ziquan ZHAO)(中国)
 女子ジュニア選手で、今季はユニバーシアードに出場していた。

金博洋(Boyang JIN)(中国)
 「タンゴ・アモーレ」♪ 世界ジュニア男子2位、期待の4回転ジャンパー。来年は世界選手権出場かも

ジェイソン・ブラウン(アメリカ) 男子4位
 オーバーオールでカントリー曲。椅子を持ったままターンしたり、踊りまくり

ヴァネッサ・ジェームズ/モルガン・シプレ(フランス) ペア9位
 ビヨンセの曲で。最後は頭に女性を乗せて手を離すリフト!

アシュリー・ワグナー(アメリカ) 女子5位
 「One Last Night」♪ 途中、なんでもないところで転倒して苦笑い。でも素敵なナンバーだからいいのだ

エレーナ・イリニフ/ルスラン・ジガンシン(ロシア) アイスダンス7位
 黒いドレスと白いYシャツ。途中転倒があって^^; 気を取り直して膝の上に立つダイナミックなリフト。

ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) 男子6位
 「Uptown Funk」♪ ド派手なシャツにサングラス、ラジカセ抱えて登場すると大歓声。ノリノリのダンスに、イリニフが登場して絡んでまた大歓声。最高のパフォーマンス。

アレクサ・シメカ/クリス・クニエリム(アメリカ) ペア7位
 「You are so beautiful」♪ シンプルに要素を見せていく構成が、バラードによく合っていて、意外と素敵。最後はダンスリフトのまま男性が跪く姿勢になってフィニッシュ。

宮原知子 女子2位
 ピンクのボレロで登場。ジャジーな女性ボーカルのナンバーで小粋に滑った後、ボレロを脱ぎ捨ててアップテンポに。肩をきゅきゅっと動かす仕草、可愛い!

アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア) アイスダンス4位
 「Fireflies」♪ しっとりした曲だけど、スピード感があるのはさすが。男性肩膝つきのリフトで歓声。

羽生結弦 男子2位
 「The Last Time Traveller」♪ スケート、身のこなしだけで、これだけ見せられるスケーターになった。4回転を意地で下りた!

龐清(Qing PANG)/佟健(Jian TONG)(中国) ペア3位
 「夢やぶれて」♪ 氷上のロマンスの時間。完璧なツイストとスロージャンプと、迫力のダンスリフトで。

エリザヴェータ・トゥクタミシェワ(ロシア) 女子1位
 ブルース・セレクション♪ セクシーな赤のスリップドレスで、寝転がってセクシーポーズも見せながら、軽やかに踊る。

ガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン(フランス) アイスダンス1位
 「Take me to church」♪ シゼロンの黒タンクトップが男くささを演出。シットポジションでローテーショナルリフトって、すごいかも。

ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) 男子1位
 「Touch of Evil」♪ タンクトップにサスペンダー、帽子をかぶって登場。パーカッションがメインの曲で、細かな動きがドラマのよう。高速ステップで魅了してくれた。

メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ) ペア1位
 「Say Something」♪ ついにチャンピオンになったペア。片足を持って回転するリフト、氷の上に滑らせるように下ろして、そのまま腕を持ってまた回転するリフト。エキシビションならではの技を堪能。

<フィナーレ>
 シンクロチームのフォーメーションをはさみながら、種目ごとにスピンやジャンプ、リフトを見せていく。羽生とフェルナンデスが両サイドでジャンプ!
 最後は全員のスピンで

 フジテレビの放送では、半分くらいになっちゃうのかな またいずれゆっくり。
 

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世界選手権2015男子フリー

2015年03月29日 00時01分05秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・世界選手権2015男子フリージャッジスコア)。

<G1>
小塚崇彦 SP:70.15(19) FS:152.54(9) 合計:222.69(12)
 アンドレア・ボチェッリ「Io Ci Saro」♪ 夜空のようなブルー。ホームと同じような大歓声の中登場。4回転トウループ転倒、次の4回転トウループでオーバーターンしたが2回転トウループをつけた! トリプルアクセル頑張る。なめらかなステップは彼の真骨頂。2本目のトリプルアクセルも2回転トウループをつけ、その後のジャンプも全部決まった!
 高速クロスフットスピンでしめくくり、ほっとした顔。「後半にスピードが上がっていった」と解説・本田武史氏。SPに比べると、スケートが気持ちよく伸びて、身体も柔らかく動いていたと思う。
 フリーのシーズンベスト更新。

無良崇人 SP:64.93(23) FS:146.81(12) 合計:211.74(16)
 「オペラ座の怪人」♪ ジャケットに黒白手袋。4回転トウループ決まった!3回転ルッツ+3回転トウループも決まる。アクセルがパンク、しかしあわてない。音をしっかり拾いながら動きのいいステップ。ループのあと、トリプルアクセル+2回転トウループ、3回転フリップ+1回転ループ+2回転サルコウとミスなし。情熱的なコレオシークエンス。
 4回転を1本に絞り、できることを全てやり尽そうとしたプログラム。ほっとして少し涙ぐんでいた。

イ・ジュンヒョン(韓国) SP:64.51(24) FS:133.01(18) 合計:197.52(19)
 「オペラ座の怪人」♪ 同じ曲が続いてしまったが^^;こちらもジャケットで手袋なし。トリプルアクセルを軽やかに決め、ルッツ・トウ3-3、ダブルアクセル+3回転トウループと入る。後半のフリップ・トウ・ループ3-2-2もきまり、3回転ループで少しステップアウトぎみだった以外ノーミス。
 コレオシークエンスは若々しく元気のいいファントム。

マイケル・クリスチャン・マルティネス(フィリピン) SP:67.03(22) FS:125.35(20) 合計:192.38(21)
 「オペラ座の怪人」♪ なんと3人連続同じ曲って^^; こちらはゴールドをたっぷり使って。トリプルアクセル+3回転トウループ、トリプルアクセルと序盤の大技決まった! 丁寧なステップ、ダブルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウも決まる。足を高く上げる動作のあとにジャンプを跳ぶなど、いろいろ工夫がある。
 つなぎのイナバウアー、コレオシークエンスのクリムキンイーグル、最後は代名詞のビールマンスピンでフィニッシュ。
 終わって両手でほほを押さえる仕草、可愛い。

アレクサンデル・マヨロフ(スウェーデン) SP:67.53(21) FS:109.02(23) 合計:176.55(23)
 「Archangel」♪ 骨と翼が描かれた黒。トリプルアクセル+3回転トウループをなんとか着氷、次のトリプルアクセルで転倒。両手をついたり2回転になったりと、ジャンプの調子はいまいち…。ちょっと重めの曲が、表現しづらそうだった。

ヤロスラフ・パニオット(ウクライナ) SP:69.09(20) FS:105.43(24) 合計:174.52(24)
 「アルビノーニのアダージョ」「Palladio」♪ 黒系に赤い刺繍。冒頭に4回転トウループ+3回転トウループを決めた! トリプルアクセルも着氷。両手上げルッツを2本跳んで、1本は手をついたが2回転トウループをつけ、もう1本は転倒。
 後半疲れたか、スピンの回転もあまり速くなかった。まだ17歳、スタミナが今後の課題かな。

<G2>
ロナルド・ラム(林昭霆)(香港) SP:72.66(14) FS:141.70(14) 合計:214.36(14)
 「オペラ座の怪人」♪ 本日4人目のファントムはワインカラーのジャケット。4回転トウループはステップアウトしたが回転していた。トリプルアクセルを決め、ルッツ・トウ3-3、フリップ・トウで3-3-2まで! スローパートのステップもなかなか見せる。
 ほとんどボーカルが入らない曲の使い方で、最後はしっとりとスピン。キス&クライではコーチが「この人はロナルド!」と売り込みまくり ノーミスでベスト更新。

ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:70.36(17) FS:124.21(21) 合計:194.57(20)
 「アメリ」「Micmacs」「Iris」♪ 白シャツにベスト。最初のジャンプは4回転予定らしいのが2回転に。次の4回転下りた!トリプルアクセルはオーバーターン。2本目は3回転トウループをつけてコンビネーションに。
 ちょっと滑っては跳び、という感じに見えるプログラムだったけど、それなりに力は出せたかな。
 ご挨拶のとき、投げ込まれた大きなぬいぐるみを無事に拾うのを確認してから。キスクラではバラをくわえておどけた。

ジョシュア・ファリス(アメリカ) SP:73.52(13) FS:149.52(10) 合計:223.04(11)
 「シンドラーのリスト」♪ 白っぽいカットソーで。4回転は転倒したが、トリプルアクセルは2本、1本を3連続で。ピアノの哀切なメロディで見せるステップ。この人のスケーティングにぴったりの曲。

マクシム・コフトゥン(ロシア) SP:70.82(16) FS:159.88(6) 合計:230.70(7)
 「エクソジェネシス交響曲」♪ ブルー系。人気があるとみえ、大きな歓声のなかへ出て行く。4回転サルコウ成功!4回転トウループは転倒になったが、次の4回転サルコウ+3回転トウループ決まった! トリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウも決まる。
 ピアノの音でしっとりしたステップも、この人は上手い。最後はフライングアップライトスピン。終わって両腕をつきあげた。

ジェレミー・テン(カナダ) SP:72.28(15) FS:111.51(22) 合計:183.79(22)
 「ハレルヤ」♪ ベージュの柔らかな衣装。現役最後かもしれない演技。4回転トウループに挑んだが転倒、ダウングレードになった模様。頑張って3-3コンビネーションを跳んで転倒、さらにループでも転倒。
 ジャンプは不調だったが、静かなボーカルと溶け合いながら、きれいなスケーティングだった。

シャフィク・ベセギエ(フランス) SP:70.27(18) FS:129.57(19) 合計:199.86(18)
 「Road Game」「You and Me」♪ Yシャツにほどいたボウタイ。いきなり4回転トウループ+3回転トウループが決まった!次は抜けて2回転に。トリプルアクセルは少しオーバーターン。
 なんとなく印象に残りづらいプログラムになってしまった感じ

<G3>
ナム・グエン(カナダ) SP:77.73(9) FS:164.86(4) 合計:(5)242.59
 「道」♪ 黒白縞々、今大会最年少の16歳。得意の4回転サルコウ決まった!トリプルアクセル+3回転トウループも決まる(ちょっと構えすぎだけど^^;)。2本目のトリプルアクセルも入ると、もう完璧モード。
 あくびをする仕草やサーカスのような振付のステップ、高橋大輔の「道」とはまた違う、かれの「道」を作った。

ミハル・ブレジナ(チェコ) SP:76.84(10) FS:136.99(15) 合計:213.83(15)
 モーツァルト「フィガロの結婚」/マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーノ」より「間奏曲」♪ モーツァルトが着てたような(?!)衣装。トリプルアクセルが決まり、4回転予定のトウループが2回転に。得意の4回転サルコウに2回転トウループをつけた。しかし2本目のトリプルアクセルにまた2回転トウループをつけてしまい、、、3回目の2回転トウループで、このコンビネーションが無効0点に
 終盤少し疲れが出たか、3-1-3予定と思われるフリップ・ループ・サルコウが2-1-2に。本当はもっと素敵なプログラムになるはずだったのに、、、と思ってしまう。

アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:74.98(12) FS:134.28(16) 合計:209.26(17)
 「ノストラダムス」♪ 黒系の衣装で、昨季からおなじみの曲。4回転トウループ決まった!トリプルアクセルはステップアウトと転倒。ルッツ・ループ・サルコウ?の3-1-3などジャンプは頑張る。最後までパワーで押し切るプログラム。

フローラン・アモディオ(フランス) SP:80.84(7) FS:148.78(11) 合計:229.62(9)
 映画「ブラッド・ダイアモンド」より/映画「ライオン・キング」より♪ 手袋につけた“目”で目隠しをするポーズから。4回転予定?のサルコウは3回転になったが、トリプルアクセルなどをかなりスムーズに決めていく。
 今日はスケートがよく滑り、アフリカのリズムと一つになって踊りきれた。

ミーシャ・ジー(ウズベキスタン) SP:78.52(8) FS:156.37(7) 合計:234.89(6)
 「シェルブールの雨傘」♪ 顔がプリントされたブルーの衣装。いきなりトリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウを決めた!さらにトリプルアクセル、ルッツ。イントロの間にこれだけ決めて、メロディが始まると、エッジに深くのりながら美しいステップを見せる。スケーティング自体がよくなっているので、ジャンプの安定感が昨季とは桁違い。
 全てのジャンプを決めると、激情のコレオシークエンスに。心の奥底をかきたてるように滑り、軸のしっかりしたスピンでフィニッシュ。

アダム・リッポン(アメリカ) SP:75.14(11) FS:154.57(8) 合計:229.71(8)
 リスト「ピアノ協奏曲第1番」♪ 身体にぴったりした白いシャツが、滑走姿勢を美しく見せる。冒頭のルッツは2回転になったが、トリプルアクセル2本を決めてきた。両手を上げる“リッポン”ルッツも、お手本のよう。
 イーグルなどエッジに乗る動きがきれいで、それだけで絵になる。スピンの姿勢も他の男子には難しい柔らかさ。
 フリーのシーズンベスト更新。

 暫定トップのナム・グエンが、待機ラウンジ?で何度も映されて、しまいに照れていた。
 ミーシャ・ジーがプレゼントのぬいぐるみで、グエンの「くまもん」とダンスさせたり

<G4>
セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) SP:84.70(4) FS:133.71(17) 合計:218.41(13)
 「This is a Man's Man's Man's World」「Come Together」「At Last」「Big Time Boppin’ (Go Man Go)」♪ 革っぽい黒。4回転のはずが3回転になった最初のトウループ。トリプルアクセル+3回転トウループを決めたが、後半のアクセルがシングルに。終盤の3連続ジャンプが、3種類目の?

デニス・テン(カザフスタン) SP:85.39(3) FS:181.83(1) 合計:267.72(3)
 「十面埋伏(中国伝統楽曲)」「Vocussion」♪ 深い青。4回転トウループとトリプルアクセルで軽くステップアウトしたが、4回転トウループ+3回転トウループ、3回転フリップ+1回転ループ+3回転サルコウなど軽々と決める。
 ゆったりした中盤の柔らかなコレオシークエンス、終盤ほとんど助走なしでダブルアクセル、そして怒涛のステップシークエンスは、オリエンタルの響きのパーカッションで。
 エッジの乗り方、フリーレッグの動かし方、なんて素敵なんだ、、、

羽生結弦 SP:95.20(1) FS:175.88(3) 合計:271.08(2)
 「オペラ座の怪人」♪ きりっとした顔で動き出す。4回転サルコウが2回転に、4回転トウループでまさかの転倒。しかしもう失敗しない。ルッツ2本も問題なく、後半のトリプルアクセル+3回転トウループ、トリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウと決めきった。
 仮面に手をやる仕草を交えながら、語るようなステップ。スピンの姿勢のひとつひとつを丁寧に、思いっきりのイナバウアー。
 最後は仮面を引き剥がす仕草でフィニッシュ。4回転以外は、完成形の「オペラ座の怪人」だった。あとはスピードがもう少し出せれば、、、来季、万全の状態を作って新たに挑戦

ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:92.74(2) FS:181.16(2) 合計:273.30(1)
 ロッシーニ「セビリアの理髪師」♪ 余裕のある滑り出しで、4回転トウループを完璧に下りると、4回転サルコウで転倒。トリプルアクセルを決め、後半の4回転サルコウに2回転トウループをつけた。
 コミカルな振付もオペレッタを見ているよう。スケーティングも安定していて、今日は見事だった。
 得点を見て、笑いが止まらなくなっている 羽生をかわしてトップに立った。

閻涵(Han YAN)(中国) SP:84.45(5) FS:144.90(13) 合計:229.15(10)
 「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」♪ 白いドレスシャツに黒ベスト。どこまで跳んでいく?といいたくなるトリプルアクセルに3回転トウループをつける。4回転トウループ転倒、2本目のトリプルアクセル転倒。もう1回転倒があり、3-2-2は3-2-1に、ループが2回転と予定通りにはいかない。
 しかしローリー・ニコルの小粋な振付を、楽しげに踊っていく。もっといろいろなタイプのプログラムを来季以降見てみたい。

ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:84.32(6) FS:163.97(5) 合計:248.29(4)
 「トリスタンとイゾルデ」♪ 衣装をすっきりしたものに変えてきた。トリプルアクセル+2回転トウループから入り、4回転こそないが、片手を上げたりウォーレイから跳んだり、ものすごい工夫がある。
 全ての動きが物語を伝えてくれるプログラム、最終滑走を堪能した

 結果、優勝はフェルナンデス。スペイン男子初めての優勝となった。2位羽生結弦、3位デニス・テン。
 4位ジェイソン・ブラウン、5位ナム・グエン、6位ミーシャ・ジー、7位コフトゥン、8位アダム・リッポン、9位アモディオ、10位閻涵。
 小塚崇彦は12位、無良崇人は16位まで順位を上げた。
 来年の枠は、スペインとアメリカが3、日本、カザフスタン、ウズベキスタン、ロシア、フランス、中国が2。チェコは2枠を守れず。
 小塚か羽生のどちらかがあと一つ上の順位なら、日本も3枠になるところだったが、残念
 実は今大会も2枠を持っていたスペインだが、ミニマムテクニカルスコアをクリアした選手がいなくて、1人の出場になっていた。来年はクリアする選手が出るだろうか。

 なんだか予想外のドラマが満載の大会だったかな
 明日はエキシビション

 

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