港が見える。
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2017、競技は全て終わった・・・
見ごたえ十分、見に来てよかった
競技最終日の18日(土)は、アイスダンス・フリーと女子フリー。また出かけるのが遅くなって、アイスダンスの第1滑走は見逃した でも日本チームの深瀬理香子/立野在には十分間に合いました
直前のドイツのカップルが「アダムス・ファミリー」で派手に動いて受けたプログラムだったので、日本の2人は地味に見えたかも。しかし、ゆったりと大きくグライドする滑りのステップを最初にしっかり見せて、技術力が上がったところをアピール。
前より難しい、肩の上に乗せてから前に回してホールドするリフトをこなしている。「王様と私」の有名なダンスシーンを彷彿とさせるステップ、じわじわ盛り上っていく。ラストはスプリットポジションのローテーショナルリフト。
ノーミスの演技で自己ベスト更新 昨年の19位から13位にジャンプアップ これでジュニアは卒業だが、胸をはってシニアに上がれる。楽しみ
優勝は僅差でレイチェル&マイケルのパーソンズ兄妹(アメリカ)。ロボダ/ドロズド(ロシア)がめっちゃ力強かったが、力で振り回す感じも多少あって 上手いんだろうけどあまり好きになれないな、と思っていたら、パーソンズがかわした
銅メダルは第3グループで滑ったカレイラ/ポノマレンコ。「エクソジェネシス」の世界を叙情たっぷりに演じて、美しかった。
昨年のチャンピオン、マクナマラ/カーペンター(アメリカ)はショートに続いてフリーも調子が出ず、、、まさかの7位。ジュニアグランプリファイナルに出場したアバチキナ/トロン(フランス)も8位どまり。ジャンプがないアイスダンスでこれだけ波乱も珍しい
女子フリーは、第1滑走からミスが少ない演技が続いて、さすが44人から勝ち抜いた24人だけのことはある。ぎりぎりでフリーに残れた選手は、残れたことが嬉しくて楽しみながら滑れているのかもしれない。
昨季、ジュニアグランプリファイナルで優勝しながら世界ジュニアは直前の怪我で棄権、今季はJGP2連勝でジュニアグランプリファイナル進出を決めたのに怪我で辞退していた、ポリーナ・ツルスカヤ。ショートで転倒と回転不足があって11位と出遅れた。フリーもパンクや回転不足があって伸ばせず、、、やはり怪我の影響が大きいのかな。
地元台湾のエイミー・リン(林仁語)、大声援を受けて渾身の演技。1つ転倒があった以外はジャンプにミスなしと思ったが、回転不足2つと転倒したジャンプのダウングレード及び+REP(3回転以上の同じジャンプで2回目も単独の場合、基礎点が70%)が響いた。世界選手権で巻き返せるか? 五輪出場枠を期待されているだろう・・・
最終グループは6人中3人が日本勢。その中で最初に登場した白岩優奈、腰痛をおしての出場だったが、頑張った 氷をしっかり捉えて滑っていて、1つ転倒があったが力を出し切れた。
韓国のリム・ウンスが美しい「ミス・サイゴン」を演じて、韓国女子の未来に光
そして本田真凜。全てのジャンプを完璧に下りた。プログラム全体が美しかった。切ない悲恋を全ての動きで語っていた。会場を一つにした演技で、得点待ちの間に高得点を期待する手拍子が起きていた。自己ベストを大きく更新する133.26、トータル201.61。
その直後に登場したアリーナ・ザギトワ、強かった
いつもどおり、前半にはスピン1つとステップしかない。後半に全てのジャンプを完璧に跳び、ルッツ・ループ3-3やフリップ(両手上げ)・トウ(片手上げ)・ループ(片手上げ)など構成が凄い。回転不足の1つもなく、ジャッジスコアにマイナスもない。当然!の優勝
体力より技術より、精神力が半端ない選手。来季15歳になってシニアに上がってくるとなると、、、五輪に出てくるかも
その後に出る坂本花織、、、こちらも強い!後半ジャンプこそ2つだけだが、ノーミスで跳びきった。スピードに乗って跳び上がって、下りてからぐーんと伸びていく大きなジャンプ、会場で見るとよくわかる。表現も自然にこの曲に溶け込んでいた。
優奈、真凜、花織、3人とも素敵で、見てて涙がうるうる
優勝ザギトワ、2位本田、3位坂本。日の丸が揚がった。
日本は3枠余裕、ロシアも3枠。アメリカ、韓国は2枠変わらず。レア・ヨハンナ・ダスティヒ(ドイツ)が8位、イー・クリスティ・リョン(香港)が9位と、地味に2枠をゲットしているのがなんか嬉しい。
結局、大会を通じて「君が代」は流れなかったが、日本勢はどの選手も実力を出せたと言っていい。それが何より
といいつつ、大きい香港の旗を振り、香港の選手にプレゼントを投げてた私(失敗して下の通路に落ちた)。隣の台湾人たちが「香港の人なのね」と喋ってた その後、小さい日の丸を振って大声出して、「日本人だわね」と言われてた
明日はエキシビション。それまでの間、どこへ行こうかな
フィギュアスケート・世界ジュニア選手権2017の現地観戦、今日は女子ショートプログラムとペア・フリー。
女子は日本の3人が絶好調で 活力に溢れる坂本花織、らしさを存分に出した白岩優奈、全てを包み込むような本田真凜。見ててうるうるしちゃった
ペアの三浦璃来/市橋翔哉、スロージャンプを投げそこなうというミスが しかし、即座に立て直したのは偉い。ショート46.90、フリー73.29、トータル120.19で13位と自己ベストでまずは実績を残した。
三浦選手が15歳になったので、来季はシニアに上がることも可能だが、、、市橋選手が19歳なのであと2シーズンジュニアに出られる。平昌オリンピックがあるからと慌てずに、次の北京を目指してじっくり積み上げてもいいかも
そして歴史を切り開いたのは、、、オーストラリアのペア、エカテリーナ・アレクサンドロフスカヤ/ハーリー・ウィンザーが優勝
ISUの選手権で、オーストラリアの選手が優勝するのは史上初だそうだ。世界ジュニアの歴史を見てみたら、第1回1976年大会でエリザベス・ケイン/ピーター・ケイン兄妹が銅メダルを獲得していた それ以来、オーストラリアの世界ジュニアでメダル獲得はなく、実に41年ぶり
(ちなみにピーター・ケインはアメリカ代表で活躍するアシュリー・ケインのお父さん。今はアレクセイ・クラスノジョンのコーチをしていて、テクニカル・スペシャリストとしても活躍中)
実はアレクサンドロフスカヤ/ウィンザーは、ショート3位フリー2位で、どちらも1位を取っていない。しかし、勝負はトータルで決まる。両方自己ベストをそろえたのは強かった。
アレクサンドロフスカヤはロシアから移籍してまだ1シーズン目、練習もモスクワとシドニーの両方でしているので、英語はまだあまり話せないようだ。優勝インタビューはほとんどウィンザーが答えて、彼女は"Me, too."とか
世界選手権も出場が決まっているこのペア、平昌五輪の出場権獲得なるか? 日本の須藤澄玲/フランシス・ブードロ=オデに新たなライバルが
古くからの強豪国以外から強い選手が出るって、わくわくする
昨年の四大陸選手権に引き続き、世界ジュニア選手権観戦に台北へやってきた。
仕事があったので15日(水)の初日は見られなかったが、残りは全部見るぞ~!と意気込んでいたのに、今朝は出かけるのに手間取って、アイスダンス・ショートダンスの第1グループに間に合わないという、痛恨のミス
というのは、香港のカップルが第1グループだったから。ほとんど実績ないから、フリーに進めない可能性が高かったのに(そして実際進めなかった)。
しかし、終わってから私の席から近いところに座ってしばらく観戦している姿を見ることができた。そろって中2?くらいの、ジュニアに上がりたてらしい小柄な2人。今回は見逃したけど、続けてくれたらいつかどこかで見られるかな・・・
男子フリーは、第1グループの第1滑走からしっかり実力を発揮する演技で、いい流れになった。地元開催の大会でジュニアを卒業する台湾の選手が渾身の演技を見せ、SPで失敗した昨年のチャンピオンがシーズンベストで巻き返す。
複数の4回転は当たり前で、、、かつて宇野昌磨がジュニア歴代最高得点を出したが、そんな点ではもう表彰台にも乗れないという凄まじさ。それでいて、ジュニアならではの瑞々しさ、溌剌さがある。
ヴィンセント・ジョウが第4グループの最初に神演技を見せれば、ペトロフが4回転を成功させて洒脱に踊り、サマリンが勢いよく跳びまくる。ジャンプにミスがあってもただ美しいチャ・ジュンフアン、技術と表現を見事にリンクさせて男子をしめくくったアリエフ。
見ごたえがあった~ 友野一希、島田高志郎も力を出し切って2枠を守った
一人一人のレビューはいずれまた。明日も観戦頑張るぞ
WBC(ワールドベースボールクラシック)、キューバがバシバシ点を取って、追いついても追いついても先行されるから、今日は厳しいのかと思いきや、、、
やるじゃん、侍ジャパン
「負けたらハラキリか?」なんて長男がぬかしてたが 準決勝進出に大きく前進
そして、さっき気づいたこと。J SPORTSで日本以外の試合も放送してた けっこう見たい試合があったのに~~~。
明日からしばし日本を離れてしまうので、、、残念
まあ、帰ってきたころに日本が決勝に進んでるか?! 頑張れ~~~
長男がお土産にもらってきた。上海蟹、北京ダック、四川料理、ウーロン茶…
まだ味みてないけど、本当にそんな味?! なんか不思議(^^;