サヨクというのは、人間的な温かみに欠けるというが、まさしくその通りである。小沢一郎憎しだけで政局が動いているからだ。民主党の代表に再選されたことで、してやったりと菅直人はほくそ笑んでいるようだが、権力への執着は人一倍で、好きになれないタイプの筆頭だ。菅にコロリと騙された鳩山由紀夫は、どの顔下げて世間に申し開きができるのだろう。小沢は小沢で、反撃のきっかけを待っているに違いないが、喧嘩の仕方がメチャクチャなのがサヨクである。手加減することができないのだ。70年学園騒動のときもそうであった。寄ってたかって袋叩きにして、平気で人を殺したわけだから、手が付けられないのである。菅を担いだグループは、少しばかり調子に乗り過ぎだ。窮鼠猫を噛むことになり、小沢グループだって、黙っているはずがない。しかし、昨年の総選挙における国民の責任は大きい。国の舵取りの権限をサヨクに与えてしまったからだ。今のような状態が3年間も続けば、日本は破滅するだけだ。何をしでかすか分からない民主党政権は、国家公安委員長に、サヨクの女闘士を据えた。国家解体に手を貸すような人事である。警察の警備も驚いただろうが、刻々と日本の危機は迫っているのである。今こそ三島由紀夫の叫びを、自らの叫びとすべきなのである。
「われわれは戦後の日本が、経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失い、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながら見ていなければならなかった」。
(三島由紀夫の檄文の一部)
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「われわれは戦後の日本が、経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ、国民精神を失い、本を正さずして末に走り、その場しのぎと偽善に陥り、自ら魂の空白状態へ落ち込んでゆくのを見た。政治は矛盾の糊塗、自己の保身、権力欲、偽善にのみ捧げられ、国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を涜してゆくのを、歯噛みをしながら見ていなければならなかった」。
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