草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

民団やサヨクと組んで墓穴掘った小沢一郎

2010年09月15日 | 思想家
 民主党代表選で小沢一郎が負けたとはいえ、彼の政策の全てが間違っていたわけではない。子ども手当てを始めとして、政策のほとんどは大衆迎合主義であったが、米国のポチとまで酷評されていた小沢が、最近になって日本の自立を主張したことは、それなりに評価されるべきだろう。小沢の間違いは、それを実行するにあたって、民団やサヨクと手を結ぶことを優先させたことだ。さらに、大アジア主義という理想を掲げても、イデオロギーとしては、もはや過去の遺物でしかないし、今の日本を見渡しても、北一輝や宮崎滔天のような人物はいない。中共と手を組もうとしても、相手が覇権国家の道を歩もうとするのだから、こちらが身構えるしかないのである。しかし、今のままの日本では、米国の属国というよりも、一つの州になりかねない。それを阻止するには、独自の防衛力の増強が不可欠なのである。沖縄の米軍基地の移転にしても、自衛隊を配置して、国民の生命と財産を守るのが筋だ。その足りない部分を米国に補ってもらえばいいのだ。米ソ冷戦の崩壊によって、世界が平和になるというのは、まったくの幻想でしかなかった。日本は国家としてのかたちを維持し、米国依存から脱却し、同盟国としての対等な立場を築くべきだろう。小沢の政治生命が今後どうなるかは分からないが、米国のポチでなかったことだけは認めてやりたい。

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民主党の政権ごっこで日本沈没

2010年09月15日 | 政局
 今回の民主党代表選で明らかになったのは、政権ごっこにあけくれている政治家のお粗末さだ。政権与党として、責任があるという自覚がまるっきりない。円高で株安、中共からは舐められっぱなしなのに、コップの中の嵐にばかり時間をとられていたからだ。菅直人首相が再選したわけだから、すぐに国会で論戦に入るべきなのに、そこまで頭も回らないようだ。一年間で三回も首相を交代させられないからとか、小沢一郎よりはましだとか、それだけで選ばれたのだから、期待する方が無理なのだろう。しかし、政治空白が長引くことで、国民生活はより深刻になっている。菅首相は野党政治家の域を脱していないし、取り巻きだって、ろくな人材がそろっていない。たまたまそのポストに就任しただけで、実力がともなっていないのである。さらに、日本の政治を難しくしているのは、反転攻勢をかけるべき自民党が、ガタガタになっていることだ。60の小選挙区で立候補予定者が決まってないのだという。常在戦場で臨むべきなのに、後手後手に回っている。このままでは政権ごっこしかできない民主党に、メチャクチャにされるだけだ。失われた政治への信頼を取り戻すには、まだまだ時間がかかりそうだ。

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