やっぱり権力を握っていた方が強かった。民主党代表選において、小沢一郎は菅直人に大差で敗れた。もはや民主党にいては小沢の芽はなくなる。一日も早く離党して、政界を再編の起爆剤になるしかない。50人程度であっても、党を割れば、キャスティングボードを握れるからだ。菅直人を担いだ前原誠司国土交通大臣などは、古い自民党そのままだと小沢を批判している。そこまでけなされても、党にとどまるつもりなのだろうか。今の菅直人政権は、統治能力が皆無である。中共に対しても、毅然たる態度がとれない。経済政策でも右往左往している。それだけに、チャンスはまだある。満身創痍の小沢には、その気力があるかどうかは分からないが、保守の心が少しでも残っているのなら、民主党をぶちこわすべきなのである。サヨク政権を誕生させた責任は小沢にもあるわけだから、その落とし前は付けるべきだ。小沢が敗軍の将となったことで、小沢グループが根絶やしにされることは、誰の目にも明らかだ。その前に攻勢をかけるのである。検察審査会の決定によっては、小沢が起訴される事態も想定される。それ以前に、討ち死に覚悟で飛び出すのである。それが結果的には、政治家小沢一郎の有終の美を飾ることにもなるわけだから。
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小沢一郎が代表選に立候補した時点で、民主党は終わっているのである。半分近くの国会議員が支持を表明しているというのも、国民世論とかけ離れている。豪腕だとかいわれているが、結局は、鈴木宗男の二の舞になりたくないのだろう。根は小心者なのである。さらに、小沢を支持した鳩山由紀夫にしても、親から多額の「子ども手当て」をもらった疑惑が一件落着したわけではない。たまたま総理の座にいたために、起訴されなかっただけなのである。蒸し返すことだつてありうるのではないか。今回の民主党の代表選は、小沢に大義などあるはずもなく、塀の向こう側に転落するのを恐れたのだろう。田中角栄、竹下登、金丸信の直系である小沢は、自民党から飛び出すことで、かろじて政治的な影響力を保ってきた。しかし、金竹小といわれたダーティな部分が拭い去られることはなかった。それでいて、改革派であるかのような発言で、国民を騙し続けてきた。かつては、それが「政治改革」であり、現在は「脱官僚」に、スローガンを変わっただけなのであり、あくまでも方便でしかなかった。小沢が糾弾されるべきなのは、金に汚いからではない。そんな政治家は、これまでたくさんいたからだ。手が汚れているにもかかわらず、改革派を演出してきたのが問題なのである。民主党が致命的であるのは、そんな小沢の手を借りなければ、政権交代ができなかったことである。
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