今日、家族で栃木県の那須に出かけてビックリしたのは、その放射線量の高さであった。駐車場に止めてウトウトしていたらば、突然線量計の音が鳴り出した。ウクライナ製で1時間あたり0・3マイクロシーベルトを超えると鳴るが、いくら福島県の会津地方だって、そこまでの経験はない。セシウム134やセシウム137で汚染された地図を見たことがあり、那須まで影響が及んでいるのは知っていたが、それほどまでとは思わなかった。福島県以外でも、福島第一原発による被害は出ても不思議ではないが、風評被害を恐れるあまり、国も地元もそれを隠そうとしているのではないだろうか。那須からの帰りは、私が住んでいる喜多方市までチェックした。走行中の車内で計測したもので、いずれも1時間あたり。那須では0・26マイクロシーベルト。塩原温泉では0・14マイクロシーベルト。尾頭トンネルを抜けた上三依では0・11マイクロシーベルト。県境を越えて山王トンネルを抜けた南会津町では0・09マイクロシーベルト。それは会津若松市大戸町まで同じであった。ただ、会津盆地に入れば入るほど数値は高くなり、湯川村で0・16マイクロシーベルトに達した。那須が深刻であるのは、郡山市や白河市方面から放射性物質が流れてきたからだろう。ほとんどが0・09マイクロシーベルトである下郷町でも、一部それよりも高い場所があったが、それは白河市と結ぶ道路に面していた。
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