goo blog サービス終了のお知らせ 

草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

東北内陸部の盆地を原発事故避難者のベースチャンプに!

2011年10月18日 | 災害

 たった今、八戸市から帰ってきた。昨日宿泊した本八戸駅近くのホテルを出発したのが、午前8時過ぎであった。昨日は八戸名物の屋台村を覗いたりもしたが、そこでじっくり飲む時間はなかったので、うわべだけの観察にとどまった。しかし、会津への帰り道は、感動の連続であった。八戸インターから八戸道に乗って、安代ジャンクションから東北道を利用するというのは、昨日来た道を戻るだけであったが、晴天のにめぐまれたせいもあり、右側に望める岩手山は、裾野がどこまでも広がり、どっしりとした存在感で迫ってきた。それは東北の力を象徴しているかのようであった。同じ道の往復ではあまりにも芸がないので、北上ジャンクションから秋田道にハンドルを切った。東北内陸部の盆地を結ぶ一本の道を車で走ってみたかったからだ。横手盆地、湯沢盆地、新庄盆地、山形盆地、米沢盆地、会津盆地と続いたが、アクセスが整備されていないだけで、まだまだ人が住める余地があるように思えた。暮れなずむ空にくっきりと浮かび上がった蔵王や吾妻の山々も、無性に愛着を感じてならなかった。もはや太平洋岸や国道4号線沿いにこだわるべきではない。そうした一本の道は、古代からの道であり、危機的状況のときには、東北内陸部の盆地へと避難する道だったのではないか。それだけに、東北人であることにこだわりたい私としては、放射性物質によって汚染された地域から去るにしても、できればそこをベースキャンプにして欲しいのである。

 人気ブログランキングへ  

             ←東北内陸部の盆地を避難民対策に活用すべきと思う方はクイックを

 にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ
 にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島大学の志望者激減が象徴する福島県の惨憺たる現状を直視せよ!

2011年10月18日 | 災害

 いくら国が躍起になって沈静化を図ろうとしても、多くの国民は福島県について、危険な地域だというイメージを抱いている。そのせいもあって、福島大学などは、受験者の人数が多い前期日程の志望者は、前年比で29パーセント減になっているという。河合塾の模擬試験でそれが明らかになったもので、asahi.comでもそのことが記事になっていた。それを風評被害とかいってすます段階ではなくなっているのだ。その一方では、政官マスコミが一体となって、福島の食べ物は安全です、とかいうキャンペーンに必死である。その先頭に立っているのがNHKを始めとする日本のマスコミだから、ころりと騙される情報弱者も出てくるのである。その一方で海外メディアは、それとはまったく別な見方をしている。とくに脱原発にハンドルを切ったドイツのテレビ局などは、福島県の現状に警告を発している。国がつくった暫定基準値があまりにも高すぎるので、県民が放射能まみれの食べ物を口にしているのを、驚きをもって伝えている。実際に安全であるかどうかは、2、3年もしないうちに白黒がつくだろう。しかし、お上の言いなりになっている日本のマスコミというのは、あまりにもお粗末である。福島県お抱えの医師が安全安心を振りまいたように、国民の命などはどうでもいいのだろう。それでも、いかなる策を弄しても真実は隠しようがないのである。とくにネットが行き渡っている今の世の中では、それは無理な話なのである。だからこそ、福島大学も存立の危機に瀕しているのである。高濃度汚染地帯に位置するだけに、癌を発症する大学生の確立が高くなることは明らかであり、それを念頭に置いて大学を選ぶことは、当然の成り行きではなかろうか。

 人気ブログランキングへ

             ←避難を最優先にすべきだと思う方はクイックを

  にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ
  にほんブログ村

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする