日韓連携を深めるためには、まず相互理解が必要だが、いつも日本を悪しざまにののしるくせに、助けて欲しいときだけ手を差し出すのは、あまりにも理不尽ではなかろうか。、外貨を融通し合う日韓通貨スワップの枠を700億ドルにまで拡大することで、野田佳彦首相と李明博大統領が合意したという。日本としては、金融危機に見舞われている韓国への支援策であるが、そこまで絆を強化するのであれば、一方的な日本パッシングは慎むべきだろう。自国の子供たちに、徹底した反日教育を行っていることについて、後ろめたさを感じないのだろうか。中野剛志の『恐慌の黙示録』には、ケインズの立場を解説している箇所があり、共感を覚えてならなかった。自由放任主義と決別し、機能拡大を是としながらも、「必要な社会化の手段は、漸進的に、社会の一般的な伝統と断絶しないように、導入することが可能である」とのケインズの言葉を引いて、中野は「ケインズは、伝統や生活様式の保守のために政府の積極的な介入が必要だと考えているのである」と述べている。守るべき価値観がまずあって、それを保守せんとして、政府の介入が正当化されるのである。今の民主党政権の経済政策は、それとはまったく無縁である。日本という国柄を破壊しようする外国勢力と手を握り、彼らからよく思われることが、経済のグローバル化だと勘違いしているのである。お気楽な連中ではないか。
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