草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「プロレタリア民主主義」は共産党独裁の恐怖政治だ!

2014年07月03日 | 国際問題

台湾に続き今度は香港が暑い夏を迎えている。民主的な制度に慣れ親しんできた香港は、間違っても共産独裁国家の中共の一部になることを望んではいない。中国共産党に指導された香港警察は2日、抗議活動に立ち上がった学生ら511人を拘束した。日本の方では集団的自衛権行使容認をめぐって、サヨクのデモが行われたが、逮捕者が出たとは聞いていない。それほどまでに、中共と日本とは違うのである。香港では次期の行政長官の選挙において、中国共産党が反中共派を排除しようとして必死になっている。民主化を求める香港の人たちと、真っ向から対決をしようというのだ。これに対して民主グループは、香港の中心部を占拠することも考えており、ウイグルやチベットに続いて、新たな火種として香港が注目を集めつつある。読売新聞はそれを大きく報道しているが、朝日新聞や毎日新聞、さらに東京新聞などは黙殺をしている。特定アジアの代弁者であることを、そこでも証明しているのだ。昔はよく「プロレタリア民主主義」とか言っては、「ブルジョア民主主義」よりも優っていることが強調された。そう主張する学者が結構いたものだ。真面目な顔をしてそれを説明していたのだから、愚かにもほどがある。被支配階級やそれに立脚した政党が権力を握るのだから、支配階級の政党など存在しなくてもいい。単純明快な論理なのである。社会発展の法則によって説明するわけだから、それなりの説得力があった。しかし、それを容認すれば言論の自由は奪われ、討論を通じて物事を決定するといった民主主義は否定される。ソ連の歴史的な失敗にも学ばずに、中共は独裁を強めようとしている。歴史の流れに反するのは、共産独裁国家中共なのである。

  

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