草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

中東の安定のため狂暴なイスラム国を誕生させたアメリカ!

2014年09月18日 | 国際問題

シリアやイラクで勢力を拡大しているイスラム国なるテロ集団は、国際社会から見放されており、それほど長くは続かないだろう。皮肉なもので、それによって中東に安定がもたらされる可能性すらある。あまりにも理不尽なテロ集団であるだけに、中東の国々が結束して対抗せざるを得ない。そこでの利害の一致を確認することで、敵対していた国家同士で、対話が成立するからだ。アメリカは地上軍の投入を検討しているが、ロシアも中共もそれを容認するはずだ。イスラム国の成り立ちは、アルカイダと同じように、当初はアメリカのテコ入れで誕生した。そして、いつしかモンスターと化した。哀れなのはイスラム国の構成員である。自分たちがスケープゴートされるのに気づいていない。アメリカは自国の利益のためには手段を選ばないのである。日本にとってはアメリカは最大の同盟国であり、その関係を見直す必要は当面はない。しかし、アメリカ性善説に立つのではなく、時には助言する関係にしなくてはならない。中東の安定のためには、とんでもないモンスターをつくりだす。そんな荒っぽいアメリカと付き合うには、それ相応の覚悟が求められるのである。ヒューマニズムにあふれた民主国家ではなく、国益を最優先にしたそれこそ普通の国家だ。時には日本が一線を画することだってあるわけだから。

   

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