ネットの若い人たちは保守的だと評される。行動する保守の人たちにも若い人はいるが、動画サイトで見る限りは、それほど多くはないような気がする。若い人たちは、まだまだネットから一歩踏み出そうとせず、表舞台に出る機会を待っているのでないだろうか。すでに思想的な基盤は固まってきており、保守的な考え方は微動だにしなくなっている。教育現場での浅はかな教師の発言を陰では笑っている。時には糾弾する勇気も持っているのだ。進歩派と呼ばれる者たちは、先の戦争について日本悪者論を展開した。それが事実にもとづかないために、少し勉強をすれば反論するのはたやすい。最初は少数派であったのが、ネットでまったく別な情報を手にできるようになり、これまでと状況は大きく変わったのである。しかし、街頭を制圧するまでには、もう少し時間がかかるだろう。どこにでも出かけて行って意思表示をする。ツールは全て準備されていても、そこまで駆り立てられるには、今まで以上に大きなきっかけが必要なのである。70年安保騒動が幕を下ろした時点で、すでに予想された事態が今起きているのだ。ゲバ棒で革命ではなく、日の丸を手に国家の再建を訴える。アメリカの影響力が後退し、それ以外に選択肢がないのをネットの若者は熟知しているからだ。ただし、その場合においても、投げやりな捨て身の行動をするのではなく、あらゆるネットワークを通じて、日本を動かすことになるだろう。何がきっかけになるかは予想がつかないが、危機的な状況のなかで、若い世代のネット保守の行動や発言が、未来の我が国をリードするのである。
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