国際社会で生きていくためには、それなりの覚悟が必要なのである。イスラエルの特殊部隊が23日、去る6月にイスラエルの少年三人を誘拐殺害した犯人二人を射殺した。「目には目を歯には歯を」という原則を貫いたのである。やられたらやり返すのである。それにが最善の防御になるのを知っているのが、イスラエルなのである。パレスチナ自治区に潜入し、ハマスに属する犯人と銃撃戦になった。草の根を分けても探し出し、そして報復する。そこまで徹底しなければ、イスラエルという国家は存続が難しいのだ。日本もまたイスラエルに学ぶべきだろう。世界の警察官としての役割に嫌気がさしたアメリカは、東アジアから手を引きつつある。日本が自立した国家になることが今こそ求められているのだ。それはお花畑の平和主義とは異なる。それこそ拉致事件が発生したりすれば、武力で奪還することも一つの選択肢となるのである。周辺国の核の恫喝に対しては、核によるか、それと同等の武器の開発に手を付けることにもなる。イスラエルの場合は、アメリカが味方をしてくれるとは言っても、そこに全面的に依存しているのではない。やるだけのことはすべてやるし、核だって独自に開発をしたのである。身構えることで、かろうじて存在を維持しているのだ。日本も安倍首相になって、ようやく身構えつつある。しかし、それはまだ道半ばであり、明日にでも大変な事態になれば、混乱してしまうのは必至である。国家の使命は国民の命と財産を守ることである。その点を考慮すれば、イスラエルのような危機管理を手本にすべきなのである。
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