ワーキングプアーだとか子供の貧困だとかいわれるが、今の日本では餓死する人間は滅多にいない。生活保護も手厚いものがある。それでも離婚による母子家庭の増加などでシワ寄せが子供にまで及んでいることは否定できない。とくに最近になってクローズアップされているのは、教育をまともに受けられない子供たちの問題である▼待ってましたとばかり、額に汗しないマスコミ関係者が、さもしたり顔に子供の貧困のことを取り上げている。だったらば自分たちがワークシェアして、多くの人に仕事を提供すればいいのである。それはせずに、自分たちは年収1千万円を超え、勝ち組として君臨しているくせに、同情しているようなふりはすべきではない▼人生は勝ち負けが付き物である。敗者のために政治は何をなすべきかを考えなくてはならない。セーフティネットをどうするかが問題なのである。日本の将来を担う子供たちについては、機会均等の条件を整備すべきだろう。親が金持ちであるかどうかで将来が決定するようなことがあってはならない▼それを実現するにあたっても、今は日本の政治の安定が最優先されるべきで、混乱は最小限にとどめなくてはならない。世界経済が今後どのように推移するか見当が付かないからだ。国政選挙で共産党と組むような民進党が議席を伸ばすことだけは、断じて阻止しなくてはならない。マスコミの報道に惑わされてならないのである。とんでもないとばっちりを受けるのは私たち日本国民なわけだから。
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