韓国の朴槿恵大統領が窮地に立たされている。もはや逆転ームランは難しいだろう。亡命者が相次いで北朝鮮がガタガタしてきたと思ったらば、今度は韓国である。朝鮮半島で明日何が起きても不思議ではない。アメリカが韓国の民主化を助けた結果、反日政権が次々と誕生して、日本を敵視するの当然のごとくなってしまった。アメリカが誤った戦略を選択したがために、取り返しがつかないのである▼北朝鮮の韓国への浸透工作は目に余るものがある。それに対抗するどころか、朴槿恵大統領はあろうことか、北朝鮮の背後にいる中共に接近したのである。愚かにもほどがある。しかし、そうした流れを見逃してきたアメリカこそが問題なのである。中共の覇権を容認し、北朝鮮の核開発に待ったをかけられなかったからだ。韓国が日本への敵愾心をエスカレートさせたのも、アメリカの優柔不断さにある▼徐々にアメリカが東アジアから手を引くのであれば、ドミノ式に中共の属国になるしかない。地政学的にみれば、朝鮮半島は日本の生命線である。いかなる事態が起きても、それを切り抜けることを日本は考えなければならない。韓国の政治的な混乱に付け込んで、北朝鮮が南に攻め込めば、朝鮮半島が大動乱になるのは必至だ。難民が押し寄せてくることも想定しておかなくてはならない。日本がアメリカに頼っていればよかった時代は終わったのである。
←応援のクリックをお願いいたします。