今日行われた衆参の予算委員会での「外交・内外の諸情勢」に関する集中審議をみていて、維新や無所属クラブを除く野党にはガッカリした。相も変わらず「モリカケ」しか追及できず、まさしく印象操作の嫌がらせのレベルである。国民民主党の玉木雄一郎や大塚耕平は決め手を欠いていた。経済や安全保障の問題にもっと時間を費やすべきであった。立憲民主党の小川敏夫や社民党の福島みずほは、同じことの繰り返しで新鮮味がまったくなかった▼米朝首脳会談の見通しについて、もっと突っ込んだ質問をすべきではなかったか。それを受けて日朝首脳会談も予定されており、最悪の場合は日本人の命にかかわる大問題なのである。「モリカケ」に終始するのは、外交や安全保障を語るだけの識見がないからだろう。朝鮮半島情勢について楽観ムードが高まっているが、本当に安心していいのだろうか▼金正恩がトランプの要求に応じなければ、アメリカは軍事オプションに踏み切るはずだ。事前にそれを察知した北朝鮮が暴発する危険性もある。なぜ真剣な議論をしないのだろう。もはや憲法9条の改正は間に合わない。自衛隊は手足を縛られている。我が国は無防備のままで戦争に巻き込まれることになるのでないか。あまりにも能天気でむなしい国会の質疑であった。そんな国会議員を選んだ私たち国民が悪いのである。
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