草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

史上かつてなき独裁国家北朝鮮を甘くみてはならない!

2018年05月17日 | 思想家

金正恩はかなり焦っている。当初はトランプを簡単に丸め込めると思っていたはずだ。そうは問屋が卸さないのに気付いて、米朝首脳会談に応じるかどうかで迷っているのである。6月12日にシンガポールで行われる予定にはなっているが、実現は微妙である。アメリカはリビア方式での解決を主張しており、北朝鮮の思い通りにはならないのは明らかである。独裁者を好意的に評価したマスコミや野党は、今後の成り行きをどう考えているのだろうか▼トロツキーは『裏切られた革命』(藤井一行訳)において、ソビエトロシアを痛烈に批判した。「それは史上かつてなかったような強制の機構へと肥大化した。官僚は大衆に席をゆずって消滅するどころか、大衆の上に君臨する無統制の権力と転化した。軍隊は武装した人民におきかえられるどころか、元帥を頂点とする特権的な将校階級をその中から生みだした。一方、『武装した独裁のにない手』たる人民は今日のソ連では刀剣類の武器を携行することさえ禁じられている」▼北朝鮮はソビエトロシアよりもさらに深刻なのである。独裁者が世襲であり、民主的な手続きは一切無視されている。我が国が国家として北朝鮮に身構えることは、それこそマルクスも容認するだろう。平和を守り抜くためにも、我が国は断固とした姿勢を貫くべきなのである。絶対に甘い顔をすべきではない。

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コメント (3)
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