草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本を守り抜くために求められるのは意志と気魄だ!

2018年05月04日 | 思想家

北朝鮮が韓国に攻め込んだのは昭和25年6月25日であった。そのときには自衛隊の前身である警察予備隊も発足しておらず、日本人はまさしく無防備であった。日本国内では北朝鮮に呼応するような動きが活発化した。日本共産党がその中心であった。明日にでも革命が起きるかのような状況であった。日本が動乱にならずにすんだのは、祖国を守り抜く気概が当時の日本人にあったからである▼哲学者の和辻哲郎は「われわれの立場」というエッセイを書いている。朝鮮戦争が勃発して間もない頃である。そこで和辻は「防衛の手段は武力のみに限らない。武力的には無抵抗の態度を取っても、人格としては屈服しないことができる。それはただの意志の問題、気魄の問題である」と主張した。占領下という異常な中にあって、日本人の魂に訴えたのである▼私たちは和辻のその言葉を思い出すべきだろう。全体主義国家である中共や北朝鮮の手先になっている者たちの跳梁跋扈を許さないためには、それに立ち向かう勇気が求められるからだ。今の日本には自衛隊があって、アメリカ軍と共同して防衛にあたっている。しかし、それだけでは万全ではない。日本が日本であり続けるためには、日本人が団結して危機に対処すべきであり、失われた内なるパトリアを再建しなくてはならない。日本の分断を策する勢力に断じて負けてはならないのである。

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