草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

山本太郎の根拠なき処理水批判をコミュニティノートがファクトチェック

2023年08月26日 | ネットの世界
 ツイッターの機能として追加されたコミュニティノートによって、より正確な情報が手にできるようになった。誤解を招く可能性があるツイートに対して、ツイッターユーザーが協力して詳しい情報を発信することで、ファクトチェックが行うことが可能となった。
 福島第一原発の処理水の海洋放出については、れいわの山本太郎代表が「汚染水にタンクに入っている物は210種類の核種が入っているんです。そのうちALPSで除去できるもの60種類程度なんです。全部なくすことができないんです。海洋生態系のなかで濃縮していくことを考えなくてはならないんです。IEAE(国際原子力機関)のお墨付きは意味がありません」と不安感を煽っている。
 そうした山本代表の主張に対してのコミュニティノートの反論は秀逸であった。核種30種類しか調べないのは、放射線の現象機関の身近い核種まで測定する必要がないため。タンクに放置できないのは、老朽化によって漏洩する危険や、廃炉作業の障害になるため。IAEAは核不拡散条約を推進する国連の派生機関。PIF(太平洋諸島フォーラム)参加国もIEAE報告を支持している。海洋生物の生態系で濃縮が起きないことは科学的に立証済み。放出は安全基準以下の処理水。そうしたエビデンスを列挙されては、山本代表はぐうの音も出ないのである。
 マスコミがまともな報道をしてこなかったから、遅れに遅れて今になってしまったのである。私たちは、デマを流すことで、日本国民を混乱させようとする者たちに、断じて騙されてはならないのである。

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