草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

選挙を意識したパフォーマンスでは安倍政治は倒せない!

2019年11月30日 | 思想家

意味もない特定野党の騒ぎにNHKなどのマスコミが加担する。しかし、事実にもとづかいない攻撃であったことが暴露され、またもや腰砕けになって右往左往している。ジャパンライフの社長が桜を見る会に招待されたのは、2015年のことであって最近ではない。家宅捜査は今年4月である。時系列を考慮しないというのは、あまりにも酷過ぎる▼サンディカリスムのジョルジュ・ソレルにとっては、反体制運動のエネルギーの源泉は神話であった。「諸々の大社会運動に参加する人々は、彼らの将来の行動をば彼らの主張の勝利する戦いという形象の形で心に描いているということである。私はこれらの構図を神話と呼ぶことを提議したが、これらの構図を知ることは歴史家にとっては、大きな重要性を意味するものである」(『暴力論上』木下半治訳)。ソレルからすれば、サンディカリストやマルクスの破局的革命というのも、一つの神話であり、それがあったからこそ世界を震撼させたのである▼今の特定野党にはそうした神話がない。尻つぼみになってブーメランに怯えることになるのである。安倍政治を倒すためには、いちゃもんを付けるだけでは駄目なのである。大衆の無意識の世界に働きかけて奮い立たせるべきなのである。与党と議会の場で論争することが無意味であると思うならば、ソレルのように徹底しなくてはならない。選挙目当てのパフォーマンスであってはならないのである。

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アキレウスの腱 (嫌韓有理)
2019-11-30 12:53:40
 アキレウスは、神の庇護を受けた「トロイア」戦争の英雄である。
 アニメでのアキレウスの特技は、英雄に必要なスキル全て。好きなものは、勝利と美女の微笑み、戦うこととされている。アキレウスのように、「地政学」的には、アメリカは非の打ちどころのない最強国家である。

 「ここ30年ほど、アメリカは衰退する、あるいはもう衰退しているという予測が流行した。その予測は過去から現在に至るまで、一度も当たったことはない。史上もっとも成功した国は、エネルギーを自給自足しようとしている。傑出した経済力を持ち続け、NATO加盟国の総軍事予算を上回る額を軍事研究に当てている。ヨーロッパや日本とは違い、高齢化も進んでいない。2013年のギャラップ調査では、移住希望者の25パーセントが第一希望としてアメリカをあげていることがわかった。(中略)
 プロイセンの政治家オットー・フォン・ビスマルクは、1世紀以上も前に、両義に取れる言葉を残している。『神は酔っ払いと子ども、そしてアメリカ合衆国をとくに大切に扱う』。これは現在も変わらないようだ。」(T・マーシャル)

 そして、アメリカは、さらに強くなる。
 「米エネルギー情報局(EIA)が11月29日に発表した統計によると、9月の原油・石油関連製品で輸出量が輸入量を1日当たり8万9千バレル上回った。ブルームバーグ通信によると輸出が輸入を上回るのは70年ぶり。米国が石油の『純輸出国』となることで中東やロシアなどへのエネルギー依存度が減り、地政学的なバランスが大きく変わる可能性がある。
 月次で輸出が輸入を上回るのはEIAの統計でさかのぼれる1973年以来初めてで、ブルームバーグによると1949年以来になるという。米国はかねて輸入超過国で、2005年後半には1日当たり1330万バレル輸入が輸出を上回っていたが、米国での原油生産が増えるにつれ輸出入の差が縮まっていた。
 米国からの石油輸出量は右肩上がりで伸びており、9月の月間輸出量は前年同月比で18%増えた。一方で9月の輸入量は12%減った。地域別にみると、石油輸出国機構(OPEC)加盟国からの輸入が47%減、ペルシャ湾地域からが約40%減となるなど中東からの輸入減が目立つ。
 米国は2018年、シェールオイルの増産により原油生産量で45年ぶりに世界首位となった。20年には年間で原油などの『純輸出国』となる見通しだ。」(2019/11/30 日本経済新聞)

 英雄アキレウスに弱点があったように、最強アメリカにも“アキレウスの腱”がある。
 ひとつ目は、世界最大のヘッジファンド運用者で資産家のレイ・ダリオが言うように「世界は狂いシステムは壊れた」のだから、とんでもない金融的経済的惨事がありうるだろうということ。
 ふたつ目は、メキシコ麻薬カルテルのアメリカへの本格的な侵出である。メキシコは、麻薬カルテルとの「麻薬戦争」で完敗した。
 直近の例では、「 メキシコの治安省は10月19日までに、同国シナロア州クリアカンで麻薬組織『シナロア・カルテル』の幹部の捕捉(ほそく)作戦に踏み切り一時拘束したものの、市民の安否が気遣われる激しい銃撃戦に発展したためその後釈放したと発表した。
 作戦中止を受け、カルテル側は銃撃戦で拘束した軍兵士や治安執行機関要員の計9人を解放したという。同国のアルフォンソ・ドゥラソ治安相などによると、終日続いたとされる治安部隊と同カルテルの間の銃撃戦で、住民らは家内などに身を隠す苦難を強いられた。
 17日の銃撃戦に伴い、カルテル構成員5人と市民1人を含む7人が死亡。ロペスオブラドール同国大統領は記者会見で『犯罪者の捕獲は多数の住民の命以上の価値はない』と述べた(引用者注:言い逃れるための建て前だ。なぜなら、カルテルは毎日、多数を殺しているから)。記者団に迫られ、幹部を釈放したことを否定しなかった。
 この幹部は同国で『麻薬王』と呼ばれ米国で服役中のホアキン・グスマン受刑者の息子であるオビディオ・グスマン・ロペス容疑者(28)。米財務省によると、シナロア・カルテルを仕切る中心人物の1人となっている。
 米司法省は今年2月、米国への麻薬密輸容疑で兄と共に訴追していた。今回の捕捉作戦は米国への身柄送還が狙いだった。作戦は同幹部らが潜む民家の制圧を図るために開始。機関銃など治安部隊を上回る兵器で武装したカルテル構成員が駆け付けて激しい銃撃戦になったという。CNN系列局『AND40』によると、カルテル側は装甲車両も動員し、激しい砲撃も浴びせた。」(CNN)
 メキシコを裏で牛耳る麻薬カルテルが、アメリカの大都市で地元ギャングを駆逐して北米大陸に侵出しつつある。麻薬戦争にアメリカは勝てるだろうか。
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