ようやく日本でもファイザー製ワクチンの接種が始まった。手始めに医療関係者から行われ、65歳以上の高齢者も優先的にその対象となる▼朝日新聞の昨日のデジタルニュースによると、イスラエル保健省は20日、ファイザー製のワクチンを2回接種して未接種と比べた場合に、死亡を防ぐ効果は99%だったことを明らかにした。重症化を防ぐ効果は99・2%、入院は防ぐ効果は98・9%、感染を防ぐ効果は95・8パーセントであった。1週間後では若干低くなったものの、それでもかなりの効果があった▼これから日本は本格的な春に向かっていく。夏までは感染拡大が抑えられたとしても、それ以降は予断を許さない。感染力の高い変異株が広まることも予想される。基礎疾患のある人は自分から申し出れば、早期接種を受けられることになっている。感染拡大を防ぐにはワクチンしかなく、それに期待するしかないのである。何もしなければ冬には第4波が予想され、いつになっても新型コロナウイルスとの闘いは終わらない▼先行している欧米からの副反応の情報も入ってきており、それを参考にしながら、対処すれば、最悪の事態は最小限にすることができるはずだ。恐れては何も変わらない。勇気をもって私たちは一歩前進すべきなのである。
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