ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.1.21 フェソロデックス1回目その後、メリハリの効いた季節

2013-01-21 19:56:58 | 読書
 先週水曜日に、新しいホルモン治療薬・フェソロデックスを初めて注射した。
 その後の体調であるが、翌日まで少し痛みが残り、火照りが気になった以外は特に変わったところはない。
 痒かったり、硬くなったり、ということもなく、どこが注射跡だったのだろう、と探してもわからないほどの呑気さだ。
 このまま殆ど副作用を感じることなく奏功して続けられたらどれほど有難いことだろう、と思う。欲張りすぎだろうか。

 それにしても今年は本当に寒い。
 今日も夜遅くから雪になり、明後日も降るという天気予報だ。先週の大雪の残りが日陰ではまだ溶けきらずアイスバーンのままになっているというのに・・・。
 昨夏は暑さが厳しかったから、今春は花粉の飛散量も昨年より多いと聞く。夏は暑くて冬は寒いというのは、四季がある国に住んでいるのだから、メリハリが効いているといえばそうだけれど・・・。

 振り返れば、私の子ども時代、昭和の夏はもっと暑かったし、冬はもっと寒かった記憶がある。
 夏の暑い盛りにクーラーを入れてもらえるようになったのは、いったい幾つの頃だったろう。扇風機の生ぬるい風、網戸、団扇がせいぜいだった。夏休み、学校のプールから帰ってきて、汗をかきつつお腹にタオルケットをかけてもらってお昼寝していたものだ。
 冬は冬で、石油ストーブの臭いにちょっと頭が痛くなったり、炬燵に入ってしまえば出るのが億劫になって叱られたり。それでも炬燵の中でうたた寝するのはなんとも幸せな時間だった。ホットカーペットはまだ贅沢品だったようにと思う。
 そんなこと平成生まれの息子には通じないのだろうけれど。

 さて、年末年始の休み中に読んだ本、最後となる6冊目は諸田玲子さんの「思い出コロッケ」(新潮文庫)だ。
 帯には「向田邦子に捧ぐ 愛と笑いが食卓を包んでいたあの頃―。昭和の残り香漂う作品集」とある。裏表紙にある通り、「昭和を舞台に大人の恋、男女の情愛、そして家族の真実を描いた静謐な7篇」だ。
 私の好きな向田さんの代表作「思い出トランプ」を彷彿させるが、文字通り向田さんの没後25年特集をきっかけのトリビュート小説だそうだ。
 食べることが好きでいらした向田さんへのオマージュとして、食べ物をタイトルにしたという。表題のコロッケ、黒豆、パエリア、ミートボール・・・。実際に書いてみたら、トリビュートというより自分の世界になったと書いておられる。
 諸田さんの本を読んだのは初めて。時代小説の名手で、あとがきによると現代ものは書かないつもりでおられたというが、なかなかどうして。私より7歳お姉さんであるが、舞台である1981年(向田さんが亡くなった年)当時、私は大学生だ。懐かしい昭和の香りが随所に溢れ、堪能した。
 ああ、恐れ多くも、私も向田さんの享年を超えてしまったではないか。結婚式の披露宴で、好きな作家は向田邦子さんなどと言っていた私が、気づけばなんとも恥ずかしい51歳・・・である。
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2013.1.20 センター試験終了の大寒の日に

2013-01-20 20:55:13 | 読書
 昨日に続くセンター試験2日目。大寒でもある。
 受験生にとっても大学職員にとっても、あの大雪が1週間ずれていなくて本当に良かったと思う。
 今回は2日間とも動員がかからず、お休みすることが出来た。昨日は穏やかないいお天気だったが、何もする気が起こらず、家事らしい家事は何も出来なかった。
 息子は夕方から、センター同日模試で文系科目をこなし、昨夜は遅くに帰宅した。今日の理系科目はパスだという。
 今朝早く、昨日の記事を読んで私のことを案じてくださったプチ虹のサロンのKさんからメールを頂いた。ご心配をおかけして申し訳ないと思いつつ、やはり心は晴れない。

 今日は午前中、予約していたリフレクソロジーに出かけ、少し気分がリラックス出来た。エッセンシャルオイルはジュニパーとベルガモットからの選択だった。気力を奮い立たせてくれ、解毒作用のあるジュニパーにしてみた。
 相変わらず目、耳、肩、腰の反射区がかなり張っており、右の鼠蹊部のリンパや左腕のリンパの流れが滞っているとのこと。それに加え、今回は腎臓の反射区も痛みがあった。ここ数年間殆ど休むことなくいろいろな薬を入れているから、腎臓には負担がかかっているのだろうな、と思う。
 とりあえずすっかりほぐして頂いた後、冬季限定のぽかぽかブレンドハーブティでほっとした。

 さて、年末年始に読んだ本の5冊目は、平山瑞穂さんの「あの日の僕らにさよなら」(新潮文庫)。
 帯には「会えないからこそ燃えるのが、大人の恋。昔の恋人に電話したくなる本№1!」とある。主人公の男女の出会いは17歳。あれから11年・・・再会を果たした2人の交錯する運命は痛々しいほど。文字通りの恋愛小説だ。「冥王星パーティ」が文庫化に際して改題されているという。平山さんの作品を読んだのはこれが初めて。
 うーん、若い頃の痛い思い出―恋愛―は語ることは辛いことだろう。10年以上経過しているとはいえ、かさぶたからはまだ血が滲み出しそうだ。
 ライターの瀧井朝世さんが解説を書いているとおり「思春期の負の遺産からの卒業は、著者にとって重要なモチーフなのである。今現在の行動のモチベーションが、過去に生じたコンプレックスやマイナス感情に起因しているとしたら、それは不幸なことではないだろうか。記憶に刻まれた、自分を苛む苦い経験を乗り越えて、建設的な今を築いていくためにはどうしたらいいのか。タイトルは傷を抱えた人生を歩む人の背中を押す言葉。」である。
 そう、この小説を読んで元気をもらって一歩踏み出す人はきっと沢山いるのだろう。

 明日からまた新しい1週間が始まる。今月唯一病院に行かずにすむ週だ。5日間のフルタイム勤務。無理せず乗り切らなくては。
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2013.1.19 sakuraさん・・・哀しすぎる知らせ

2013-01-19 12:13:25 | 日記
 昨日、昼休み前にスマホのメールランプが点滅しているのに気付いた。誰からだろう、と思って差出人の名前を見てはっとした。
 ブログを通じて知り合ったsakuraさんからのもの。(あ、メールが出来るようになったのだ。)と思うと同時に、一瞬嫌な予感がしたけれど、でもそんなことがある筈はない・・・と開けて、・・・固まった。

 彼女、ではなく、彼女のご主人からのお知らせ。
 一昨日、17日の夜、彼女が天に召されたというものだった。

 私より2つ年下で、まだ40代。4月生まれでいらしたので、あと3カ月で50歳のお誕生日を迎えられる筈だった。そして、私と同じ頃から再発治療を続けていた。メールをやりとりするようになり、びっくりするほど共通点があって、不思議なご縁に驚かされることが沢山あった。思い切って実際にお目にかかったところ、思った通りの素敵な方で、古くからの友人のように、すぐに打ち解けて話が弾んだ。ウイットに富み、思いやり溢れる心優しい言葉にどれだけ励まして頂いたかしれない。

 年末、sakuraさんからメールが届いた。
 「年末の忙しい時期なのに、検査のため大事をとって入院することになりました。」と。
 時節柄、すぐにお見舞いに伺えそうになかったので、心ばかりのお見舞いをお送りした。安静にしているだけで退屈していらしたご様子で、検査の前日までは、頻繁に可愛いテンプレートのクリスマスメールやらデコメやらを頂いていた。
 が、検査前夜、「明日は頑張ってくださいね。」と応援エールを送った時、いつもは長い返事が来るのに「ありがとうございました。言葉が出てきてくれません。」という短い返事だった。嫌な予感がした。一体どういう意味だろう・・・と。
 夫に問いかけたところ「そのくらい嬉しいっていうことじゃない?」と能天気な返事だった。

 その翌日、検査お疲れ様でしたメールをお送りしたところ、ご主人から、「本人は返信出来る状態でなく呂律が回らない・・・」との返信が来た。言葉がなかった。
 昨夏にお目にかかった時にも楽しくランチをしたのに。私が9月から始まったEC治療でご無沙汰してしまったが、治療が一段落した年明けには是非再会を、と約束していた。
 それなのに、そんなに急変するものなのか。確かに秋は体調がすぐれず、治療が出来ない日が続いているとは伺っていたけれど。

 年が明けて、ご主人と連名の年賀状を頂き、無事に年を越されたのだと安堵していた。メールするのはご迷惑だろうと遠慮していたが、とりあえずそのお礼と、案じていました、というメールを差し上げた。
 ご主人からお正月は実家で過ごされ、2日から再入院しました、との返信を頂いた。相変わらず失語状態が続いている、とも。それが今月4日のことだった。

 そして昨日。2週間も経たないうちの突然の訃報だ。
 若すぎる、早すぎる哀しい知らせ。あまりに衝撃が大きい。体も心もまた固まってしまいそうで、受け容れるのに時間がかかりそうだ。

 ご主人からの「○○の分まで長生きしてください」という言葉に涙が滲み、息苦しい。その後はじっとしていると泣けてきそうで、大車輪で仕事をした。職場では気が張っていたけれど、帰宅すると、がっくりきた。
 夫にも知らせていた。夫は彼女のために、と赤い薔薇を一輪買ってきてくれた。彼女を偲び、飾った。

 病気になったからこそ、こうした数々の素敵な出逢いに恵まれ、この齢になって新しい友人を作るという幸せに恵まれた。けれど、同時にこの病気になったからこそ、こうして同じ病の友を、辛くやるせない思いで見送らなければならない、ということか。



お読み頂いている皆様へ

 この記事を書くかどうか、そしてハンドルネームとはいえ、sakuraさんが天に召されたということをこの場で明らかにすることについて、とても悩みました。
 けれど、一昨年の11月から1年以上、このブログのコメント欄でのやりとりがあったsakuraさんのことをご存知の方は多いのではないかと思います。その人柄が滲み出るような、控えめで思いやりに満ち心温まる素敵なコメントを数多く頂いておりました。
 秋以降、彼女からのコメントが途絶えていることを心配されていた方も多かったことと思います。そして年末、彼女から久しぶりにコメントがあった時には一緒に喜んで頂けたのではないでしょうか。
 彼女からのコメントは12月24日が最後になりました。その日、既に入院されていたにもかかわらず、携帯から入れて下さったのだと思います。「なんでもない事が幸せです。家族でクリスマスイブを過ごす事が案外、贅沢なイベントかも知れませんね?」というコメント。実際に彼女が一人病室にいらしたことを思うと、あまりに重く、言葉がありません。

 今回、あまりに突然に、あれから1か月も経たないうちに、こんな哀しすぎる記事をアップしなくてはならなくなり、胸が潰れる思いです。
 おひとりでも多くの方に、sakuraさんのご冥福をお祈り頂ければ、と思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。

合掌。
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2013.1.18 家では、見た目“高校球児”

2013-01-18 20:32:00 | 日記
 昨夜、塾での自習から帰宅した息子のこと。
 耳鼻咽喉科での診察結果を「どうだった?」と聞くと、なんと“外耳炎”だったそうだ。とりあえず放置しておかなくて良かった。
 「仮病なんかじゃなかったんだからな!」と豪語していた。先生からは「早く来てくれたから、薬を飲めばもう来なくても大丈夫でしょう。」と薬を塗って頂き、点耳薬と、4日分の抗生剤と鎮痛薬を処方されたという。医者好きは夫譲りである。

 原因が分かって治療をして頂けたからか、思いのほか元気で食欲も旺盛。ネットサーフィンまでして夜更かしするくらいだった。試験の結果はそれなりだったようだけれど。
 とにかく、1人で学校帰りに新しいクリニックにも寄れるようになってくれたとは本当に有難い。何かといえばクリニックに同伴していた事を思えば天と地である。大きくなったなあ、と思う。

 が、今朝のこと。点耳薬を差すと10分ほどそのままじっとしていなければいけないのだけれど、その後もぼーっとしていて、朝食が全く進まないでうつらうつらしている。「遅刻するから早くしなさい!」と言っても全然ダメ。「寒いし調子が悪い」と言い出す。
 あわや遅刻!という時間、ぎりぎりに家を出たと思ったら、すぐにまた帰ってきて「チャリ鍵がない!」と騒ぐ。いつものことだが、鍵が見つかったのか、とりあえず私が家を出る時に見ると、自転車置き場に彼の愛車はなかったので、無事行ったことは行ったのだろうけれど。
 多分遅刻になったのだろうなと思っていたが、ダッシュで滑り込んで危機一髪で間に合ったとのこと。一体どうやってあの距離を走り切ったのか。まぁ、凄いことだと恐れ入った。

 我が子ながらやけに繊細というかナイーヴなところがある。試験だなんだというとかなりの確率で当日の朝、体調が悪くなる。思えば私も学生時代まで、試験日に電車に乗ると過敏性大腸炎よろしくお腹が痛くなって・・・ということが、一度や二度ならずあった。こうした部分が遺伝してしまうのかなぁと思う。まぁ、体は正直だと言えば正直なのかもしれないけれど、来年の受験までにもう少し図太くなってほしいものである。
 「最近塾に行くと、高3がピリピリしているのでなんだか嫌。」とも。それこそせっかく塾に行っているのだから、来年の自分をイメージトレーニングするつもりで、そういう雰囲気を味わってきたら良い、と私は思うのだけれど。

 そんな息子の前では、私の禿げ頭はこれまで見せずに来た。タキソテールの時はもっとツルツルだったから長いこと帽子のお世話になっていたけれど、今回は、早くも既に芝生のようになってきている。かなり柔らかく細く弱い髪の毛ではあるけれど、この1週間くらいで随分黒々としてきた。それでも、思春期の息子の前では室内帽を被っていたのだけれど、昨日は帰宅していきなりリビングの扉を開けられ、帽子を被っていないところをチラリと見られてしまった。
  「見た?」と訊くと「うーん、ちょっと見えた。」というので、もういいや!、と帽子を取って見せた。
 彼いわく「●●(甲子園で活躍した同級生のエース君)君と同じ感じだね。まだらであちこち抜け落ちてるって感じじゃないから、いいや。」と許可が出た。

 かくして、外ではかつらのお世話になることに変わりはないけれど、家では夫だけでなく息子の前でも素頭でいられることになった。
 家では、見た目“高校球児”の母である。
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2013.1.17 フェソロデックス翌日雑感

2013-01-17 20:19:29 | 読書
 今日も念のためレインブーツで出勤。近道の裏道を通ったら、やはりまだガチガチジャリジャリのアイスバーンだった。これでまた昨年に続いて“すってんころりん”ではたまらない。

 今年も1月17日、5時46分がやってきた。阪神淡路大震災から18年。その日の夕方に生まれたという少年がテレビのニュースに出ていた。我が家の息子より1歳年上だ。どれほど大変な子育てだったことか、とまじまじとお母様を見て涙ぐんでしまった。
 家族や大切な方たちを喪った悲しみは、どれほど年数が経っても癒えることはないだろう。
 去年も一昨年もこのブログで書いたのだけれど、当日、私は研修の為日本にいなかった。それもあって、どことなく別世界で起こった出来事のように感じていたけれど、改めて、決して忘れてはいけない、きちんと語り継いでいかなければならないと思った。

 さて、昨日打ったフェソロデックス。さすがに針が太いし、薬液が多いので、それなりの痛みだった。特に右のお尻に打った2筒目の方が痛みが強く、帰路、歩きながらも痛みが気になった。帰宅後、何やらこれまで経験したことのないような右の腿がしびれるような痛みもあり、ちょっとドキドキしたがそのまま落ち着いてくれた。

 今朝起きたら、殆ど痛みは気にならなくなっている。腫れているかどうかは場所が場所なので未確認だが、椅子に座った時にあたって痛いという位置でもないので大丈夫そうだ。3日目頃からは、インフルエンザの注射を打った時のように痒みが出てくるようだ。看護師さんからは痒くても掻き過ぎて掻き壊さないように、とのコメントがあった。

 それにしても、ECと違って翌日から4日間寝込むなどということもないし、食欲もしっかりあるし食べ物の味もよくわかるし、便秘も下痢も今のところない。火照りはあるが、この程度の副作用ならないに等しい。本当に有難い。
 手帳を見ながら治療の後の仕事の日程調整をしたり、ということもなく、何より気持ちが伸び伸びしてくる。

 会議が長引いたり後始末があったりで、早速今日は残業をしてしまった。それにしても、会議室の寒いこと寒いこと。鍵を開けると室温10℃。1時間半前から暖房を入れたけれど20度設定なのでなかなか温まらない。結局、3時間半後の会議終了時にようやく20度になった。やれやれ、である。

 息子は今日明日と学校で校内模試、土曜日はセンター同日模試と模試続き。今朝起きると、「昨日の夜から耳の奥が針を刺されたように痛い。」とのたまう。試験前というと、どこかが痛くなったり不調になったりするのはいつものこと。が、何かあったら大変なので、花粉症でお世話になっている耳鼻咽喉科に行くように、と診察券を出してみると木曜日は休診。朝からドタバタとネット検索。隣の駅にあるクリニックが開いていることが分かりほっとした。今日はクリニック経由、塾で自習の予定である。特に連絡もなかったので、大事でないとは思うのだけれど。

 さて、引き続き年末年始に読んだ本のご紹介。
 4冊目は近藤史恵さんの「エデン」(新潮文庫)。
 大藪春彦賞を受賞した前作「サクリファイス」の続編である。今度の舞台はツール・ド・フランス。トリコロールの凱旋門をバックに駆け抜ける選手たちの写真が表紙になっている。
 文芸評論家の北上次郎さんが読売新聞の書評で「男たちの野心と裏切りと迷いと夢、そういう激しい感情が交錯する3000キロのドラマー今回も傑作だ。」と書いておられる。
 裏表紙には「あれから三年―。白石誓は唯一の日本人選手として世界最高峰の舞台、ツール・ド・フランスに挑む。しかし、スポンサー獲得を巡る駆け引きで監督と対立。競合チームの若きエースにまつわる黒い噂には動揺を隠せない。そして、友情が新たな惨劇を招く・・・。目指すゴールは「楽園」なのか?」とある。
 前作では自転車競技など微塵も知らず、全く興味もなかった私が、偶然手に取ったところ興奮しつつ一気読みをしたのが2年前の2月。まだ記憶に新しい。今回も再びあっという間に引き込まれて、読破後はちょっと放心状態。
 “「サクリファイス」と「エデン」を走り抜けた登場人物の知られざる過去と未来。感涙必死のサイドストーリー”が「サヴァイヴ」という単行本で発売されているという。うーん、文庫化されるのを待つか、悩ましい。
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