ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2023.6.20 波乱万丈一泊旅のその後、治療日前日の過ごし方

2023-06-20 22:30:18 | 日記
 昨夜は夫がお風呂も入らずに「もう寝る」と早々に寝室に行った。その後、私はもろもろ片付け等をしながら息子に1番風呂を譲る。
 リビングで眠る支度を整えてから、お風呂から出て来た息子とあれこれ今回の反省会にあいなった。うーん、27歳、強健な男子がもうじき90歳になる体重33kgしかない老女の身体を想像するのは、62歳なりたてステージⅣのがん患者である私が想像するよりよほど難しいことだろう。そして私にとって親だからこそ、その衰えを目の当りにすることは、実に滅入ることである。もちろん目を背けているわけではないのだけれど・・・。切ない。

 ということで、入浴も遅くなり、リビングの電気を消したのは1時過ぎのことだった。
 今朝、夫が起きてきた物音で目が覚める。5時間近くは眠ったのか。背中も腰もバキバキして痛む。
 夫はとりあえず熱は下がったとのこと。良かった。とはいえ、相変わらず首や肩は相当痛いようだ。ロキソニンテープやバンテリンの湿布を張り替えてあげる。

 母にMeet通話をするが、いくら鳴らしても出ないので固定電話に切り替える。眼は覚めたけれど、ぐずぐずしていて今寝室から出てきたとのこと。
 冷えピタで3本指を固定していたが、酷い痛みがあるわけでもなく、3本一緒に動かすのは問題ないという。昨日の夜、私が持っていたロキソニンを飲んでもらったおかげなのかどうか。ひとまず3人でほっと胸をなでおろす。
 昨日約束した通り、朝一番でヘルパーさんがいらしたら、冷えピタを取り換えてもらい、その時の様子を報告するように依頼して電話を切った。

 朝食の支度を済ませ、午前中は休めない、と言う夫を案じつつ送り出す。やはり痛くて気もそぞろなのか携帯を忘れていった。時間差で息子を送り出す。

 朝食後は仕上がった洗濯物を干す。3日分の3人分、大量である。
 何とか干し終える頃、母からスマホに電話がある。ヘルパーさんに冷えピタを張り替えてもらった時、薬指にしている指輪がいつもはゆるゆるなのに、(腫れているのか)きつくて外れないとのこと。無理せずに整形外科で相談するように言う。骨には異常がなさそうなのが何より不幸中の幸いか。その後、皆さんに迷惑をかけてしまったと言う母に対して、可哀想だが心を鬼にして延々とお小言を言うことになった。私が言わなければ誰も言わないから、仕方ない。ヘルパーさんが帰ったら整形外科に行くことを確かめて電話を切った。

 明日は5週間ぶりのエンハーツ治療のため、前泊だ。夫と息子の夕食の下ごしらえ。いつものようにお米を研いで、サラダの準備だけ。

 昨日終日車に乗って移動したせいか、リビングで眠ったせいか、身体中が痛むし、肩凝り、首凝りも酷い。
 簡単ランチの後、T先生の易しいフローヨガに参加した。今日スタジオに行っておかないと、先週土曜日から行けていないので、また2週間行けないことになってしまう。
参加者は17人。両隣もフリーでのびのびだった。座りポーズ、四つん這い、立位バランス等、だんだんきつくなってきて汗をたっぷりかいた。最後のシャヴァーサナでほっと一息。シャワーを浴び、なかなか汗が退かないまま真っすぐ帰宅し、汚れ物を片付け、洗濯物を取り込み、畳み、収納するのに一苦労。そして食洗器を片付け、花の水を替え・・・と家事や目に見えない雑用はてんこ盛り。断捨離どころではなかった。着替え、身支度を済ませて前泊の用意をして、出かけられたのは予定より大分遅くなってしまった。駅に行く途中、出張直帰の夫とすれ違ったのにはびっくり。

 整形外科から帰った母の報告によれば、指を1本ずつレントゲン撮影して頂いたが、骨には異常なし。まだ腫れるかもしれないので、と塗り薬を処方され、もし痛むようなら又来るように、とのことだったそうな。そして指輪は女医さんがジェルを使ってトライしてくれたそうだが、やはり外れなかったそうだ。腫れが退く迄そっとしておくほかないようである。やれやれ。

 今日の宿は久しぶりに温泉・岩盤浴付きだ。明日に備え、昨日今日の疲れをとって体調を整えたい。

 さて、「東北在住の合唱団同期S君が出張で上京するのに合わせてプチ同窓会を開くのだけれど」と永久幹事のRちゃんから連絡があったのは先日のこと。あいにく治療前泊のため、都心での会合に参加するのは叶わない、と欠席の連絡をしていたところ、Teamsでオンライン参加出来るように設定してくれた。パリ在住(ランチタイムの生中継)と大阪在住(実際には上京してリアル参加)の2人も同じようにオンライン参加するのだという。実に良い時代になったものだ。5分でもいいから顔を見せてくれると嬉しいとのこと。本当に有難いことである。
 ホテルチェックイン後は、コンビニで調達した夕飯をパパッと頂き、スマホを繋いだ。
 皆が入れ替わり立ち替わり近況報告してくれた。定年退職後もほぼ全員が嘱託再雇用で働いているようだ。親を看取り、子供達の結婚や、孫の誕生等で、皆が大忙し、八面六臂の活躍中。還暦越え、まだまだゆっくりしてはいられない人達だ。
 結局、参加者全員の顔を見られ、話を聞けたところで1時間ほどで退出した。

 岩盤浴も温泉もサウナもほぼ貸し切りで堪能した。汗がなかなか引かないが、早めに休めそうである。

 
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2023.6.19 旅は2日目、買い物後帰京したものの・・・

2023-06-20 06:50:51 | 
 昨夜は夫たちの部屋で4人でお茶をした後、解散。母と私はすぐに温泉へ。部屋に戻って、母に軽くマッサージをしてあげた後、日付が変わる前にコテンと眠った。一方、夫と息子は日付が変わるまで線路を眺めて長湯をしていたそうな。

 今朝。明るくなってきた頃、母がゴソゴソし始める。喋るとそのまま起きる羽目になるので、少し粘る。6時半にかけた目覚ましが鳴る前に起きて、お風呂に行くかと尋ねると「貴女が行くなら」というので準備して出かける。
 珍しくそれまで一度も起きなかった。母はといえば夜中に2回お手洗いに起きて云々、知らないくらいよく眠れたのだから、やはり疲れていたのだろう。

 昨日のチェックイン後や、就寝前と比べて今日の温泉は一番混雑していた。皆、朝風呂が好きなのである。残念ながら目の前に広がっている筈の富士山はすっかり雲に覆われて裾野しか見えない。
 こんなに近くに来ているのに、ホテルからしっかり見えたのは最初に泊まった時だけだった気がする。

 部屋に戻って朝ドラを視て、約束の時間に連れだってレストランへ。
 和洋ビュッフェの朝食はついつい目が卑しくて色々取ってしまうが、まずは母の分を取り、次に自分の分を、と2往復すると結構な運動量である。
 伊豆らしい食材が豊富で、夫がチョイスした鯵の干物は特大サイズでびっくりした。お腹一杯になって部屋に戻る。

 依頼されていた母の介護保険等の書類を書き終え、必要なコピーをコンビニで取り、すぐに投函出来るように準備する。そのついでにお土産屋さんで必要なお土産を購入し、部屋に戻って荷物をまとめ、チェックアウト。

 息子がエントランスに車をつけてくれて、予定通りアウトレットモールへ出発だ。
 高速に乗ると1時間足らずで到着。さすがに路線バスとはかかる時間が違う。月曜日、それほど混雑はしていないので、駐車場にもすんなり入ることが出来たが、それでもそこそこの人出である。ここでも富士山の姿は拝めず。

 息子は私達と離れ、自分の欲しいものを母(祖母)にねだるために物色。夫は初秋用のスーツを探す。幸い、気に入ったものを試着すると、サイズも良く、すぐに丈詰めもしてもらえるということで、即決した。

 丈詰めをしてもらっている間に、カフェで皆で人心地着く。1時間で無事受け取り、少し私の物も物色するが、何分断捨離中なので、本当にどうしても欲しいという気持ちがあるわけではないが、夫と同様、初秋用のブラウススーツが必要なので、目星を付けておく。

 可哀想なのは母だ。頑張ってえっちらおっちらついてくるが、まあ、自分の物は全く見ることなく、ひたすら私達に付き合っているわけで、気の毒といえばそれ以外の何物でもない。
 お店の中は冷房が効きすぎていてすぐに寒くなるようだし、では外のベンチで座っているとなると、クッションがついている椅子ではないので、お尻の肉がついていないため、直ぐに痛くなるらしい。

 息子が欲しいというジャケットをチェックしに行ったが、あまりに奇抜過ぎるのでは、とOKサインは出さず。
 朝たっぷり頂いたとはいえ、お昼抜きというのも・・・と言うが、息子はもう少し一人で見たいというので、私達3人はハンバーガーショップに入って、ホットドッグとお茶。
 ところが、混雑してはいるもののファストフードとは思えない時間のかかりようで夫がしびれを切らし、カウンターに行く。今出ます、とのことだったが、なんといっても30分近く待たされた上、氷少な目とお願いしたレモネードも氷だらけ。なんだかなあ、である。

 ようやく食事を終えようかというタイミングで息子がやってきて目星をつけたというスニーカーをチェックに行く。
欲しいものはサイズがなかなか合わず。デザイン的にこれなら、というものは少し緩めだったがインソールを使ったらOKということでひとまず購入を決めた。

 既に到着してから滞在時間は4時間半ほど経っている。母に同行させるのはもう限界といった感じ。私の物はどうでもよかったのだけれど、大丈夫だから、というので最初に目星をつけていたブラウススーツを購入し、駐車場に向かう途中で息子のシャツを買い足し、息子は自分のシャンプーを買って、終了。息子は昼抜き。5時間近くも滞在したことになる。

 高速に乗り、一番大きいPAで息子だけ軽くお腹に入れて、一路実家に向かう。途中で若干の渋滞はあったが、なんとか無事に一般道へ。雨が降らずによかったね、と言いあうが、そこからが結構渋滞した。実家近くのファミレスで夕食を摂ることに。

 ここから夫は急激に体調が悪くなった模様。食事を終えたか終えないうちに口も利かなくなってウトウトし始める。逆に母は家が近くなったら少しほっとしたのか元気になってくる。
 私には誕生日プレートのプレゼントもあったが、お腹一杯で息子にほぼ横流し。

 お天気が下り坂だと思ったら、外に出るとなんと本降りの雨である。息子にエントランスまで車をつけてもらったところまでは良かったが、ここでアクシデント。夫が乗り込み、いざ母が乗り込もうとしたところ、「痛い」といってなかなか乗り込めない。
 後に続く私は、一体何かと思ったら、夫が締めようとしたドアに母が手をかけて伝い歩きをしようとして、左手の中指から小指を3本挟んだようだった。一瞬何が起こったのか分からず。青痣になっていたようだが、暗くてよく分からない。シートベルトもろくに締めないまま実家へ。

 小さな晴雨兼用傘しか持っておらず、母の荷物とお土産をなんとか家に入れ、挟んだ指の様子を見る。曲げたり握ったりすることが出来たので、骨に異常はないようだったが、急いで冷えピタで冷やしてテープで固定する。
 念のため、明日ヘルパーさんが来た後は、整形外科に行ってもらうことにする。
 折角の1泊の度、最後になんだか後味が悪いことになってしまった。自分でシートベルトを着脱することもままならず、ドアの開け閉めはおろか、乗り降りもちゃんと出来ないようでは、今後車で一緒に出かけるのは難しいのではないかと息子が言う。まあ、実にその通りである。

 雨の中、何となくどよんとした雰囲気で自宅まで戻り、急いで荷物を取り込む。
 母には無事着いたと電話を入れる。母は夫に嫌な思いをさせてしまって申し訳ないというが、本当にお互いタイミングが悪かった。
夫は寝違えたのか朝から首が痛いと言っていたけれど、帰宅後、7℃の微熱だという。葛根湯を飲んでアイスノンと冷えピタをし、首にはロキソニンテープを貼って寝てもらった。
 私は夫が風邪だったらもらってはまずいので、リビングで眠ることに。

 というわけで、1泊2日の三世代旅行、買い物までは何とか良かったが、最後の最後になんだかケチがついてしまった。
 色々思う所があるが、これからはこういう旅行は厳しいかな、と思わざるを得ない結果になってしまった。
 母も夫も明日、無事に復活出来ることを祈りたい。


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2023.6.18 祝・ダブルの誕生日と父の日 久々の三世代一泊旅スタート

2023-06-18 22:17:26 | 

 昨夜も息子の帰りは遅く、入浴後ベッドに入ったのは日付が変わってからになった。
 そして今朝、いつもの時間に目覚ましが鳴る小一時間前、お手洗いで目が覚める。そのまま眠れず、目覚ましを消してリビングへ。
 いいお天気で、今日も都内は真夏日の予報だ。今日から1泊、年末の息子コロナ騒ぎで延期になった母を連れての旅のリベンジ、息子の運転で出発である。
 朝食を済ませ、パッキングとはいえないほどゆる~く袋に入れただけの荷物を載せて、実家まで母のお迎えに移動する。

 スムーズに実家に到着した後は、先日来の旅行のお土産や購入したパジャマを渡して、さあ出発だ。GWに海老名に遊びに行った時と同じ道を通り、途中で高速に乗って静岡方面へ。
 途中PAでお手洗い休憩を取り、車を進めた後は、函南の立派な道の駅で途中下車。宮古島を訪れた時に機内から真っ白に雪を被って見えた富士山は、もう一筋か二筋の雪の跡が残っている程度。僅か3週間ちょっとで、すっかり山々は夏に近づいている。

 売店やレストラン、ステージ等なかなか充実している。さすがにまだ昼食には早いので、道の駅を後にして、今回の目的地、碧テラスへ移動。ところが、下調べが悪かった。ロープウエイがメンテナンス中で、山上まで上がることが出来ないという看板が出ている。
 どうりで車が皆引き返してくるわけである。では、山道を登って行ってみるか、と息子が挑戦するも、かなりの細い山道で退散。

 では、とかつて息子が保育園児だった頃、父の運転で訪れたことのある「虹の郷」に。特にどうしても行きたいところがあるわけでなし、懐かしさもあり、お任せである。
 駐車場からは富士山が良く見えるが、出発してきた時の青空は消え、曇天になっている。なんとなく蒸し暑いが、カンカン照りよりは良かったと思うことにして、日傘はそのまま差して歩く。

 入場券を購入して、ゲートをくぐると、そこは古き良きイギリスの街並み。スタッフの方に4人一緒の記念写真を撮って頂いた後は、15インチゲージのロムニー鉄道に乗って、イギリス村からカナダ村まで移動する。
 伊豆市と、森と湖の国カナダのネルソン市は姉妹都市。湖のほとりの美しい街はネルソン市をモデルに作られているという。鉄道がクーテニー鉄橋を渡るシーンは絶好のシャッターチャンスで、散歩道を歩く人たちが手を振ってくれる。

 7分ほどの本格的な鉄道のショートトリップから降り、可愛らしい洋館レストランでランチタイム。パスタやピラフ、グラタン等それぞれ好きなものを注文して、ちょっとずつ味見。珈琲も飲んでお腹一杯になった後は、お腹ごなしに、万華鏡の博物館を覗いたり、美しいフェアリー・ガーデンで満開のバラや温室のブーゲンビレア等を愛でたり。
 この先は坂道なので、母と私はベンチで座ってお喋りをしながら、アジサイの群生地を抜けてブランコに乗りに行った息子と夫の帰りを待つ。

 帰りは英国ムードたっぷりな真っ赤なクラシックバスに乗って、再びエントランス付近まで戻ってきた。私達4人の貸し切りで、ドライバーさんがハンカチの木やプラタナス、ポプラ並木等の紹介をしながら特別にガイドをしてくださった。
 チビの頃も大ハッスルで楽しんだレールウエイミュージアムもほぼ貸し切りで見学。行き交う人は少なめで、緑あふれた広い園内をマスクなしで楽しめて有難かった。

 ショップを冷やかしながら、再び駐車場まで戻る。ホテルに入る前、ここから近いからせっかくだし、修善寺温泉まで行ってみようという温泉フリークの息子の発案で進路は温泉街へ。
 駐車場を出ると、河原湯(足湯)がある。かつては共同浴場として親しまれていたが、10年ほど前に足湯としてオープンしたという。トライしたかったが、タオルも持っていないし、と諦めて、竹林の小径を目指す。
 母が頑張ってえっちらおっちら歩いてついてくる。桂川に沿う遊歩道の左右に見事な竹が立ち並ぶ。中央には竹製の円形ベンチがあり、仰向けになって空を仰ぐと空の青と竹の緑の景色が素晴らしいという。
 残念ながら今日は、空はいまいち灰色だ。そこから朱色の橋、楓橋を渡る。初夏の新緑が映えるフォトスポットである。さすがに草臥れてきて「お茶しよ~よ、あんみつ系がいいな。」と夫が言う。

 川端康成が「伊豆の踊子」を執筆したという由緒正しい旅館に近いカフェに入って小休止。3人は黒ゴマぜんざいや湯葉ぜんざい等の等和風のデザートをチョイス、私だけ塩麴のキャラメリゼケーキとミルクティのセットにした。甘いものを頂いたら俄然元気になった。

 駐車場に向かってぶらぶら歩いていると、修善寺が見えてくる。目の前に立ちはだかる石段にちょっとたじろぎながら、足元が悪いので、母には階段下で待っていてもらうことにして3人でささっとお参りを済ませる。
 桂川で病父を洗う少年に心打たれた弘法大師様が独鈷(仏具)で川の岩を打ち、霊湯を湧き出させ、温泉療法を伝授したと伝わる修善寺温泉のシンボル、伊豆最古の温泉、とっこの湯の見学も済ませる。

 日枝神社の階段もかなりハードそうだったので、登らずに道なりにご挨拶だけ済ませる。最後にもうひと踏ん張り坂道を上ってハリストス正教会の外観だけ拝見して、アジサイを愛でつつ駐車場まで戻った。
 さすがに草臥れて、車の中で息子には申し訳なくもウトウトしてしまう。

 一時間もかからず無事ホテルに到着し、エントランスで荷物を降ろすと、ポーターさんがピックアップしてくださる。母と私が先に降り、チェックインを済ませる。2人は少し離れた駐車場へ向かって、4人揃ったところで11階の隣同士の部屋に案内された。

 部屋で荷ほどきだけ済ませ、まずは汗を流すために最上階の温泉へ。2,3人の先着がいたが、露天風呂も内風呂もほぼ貸し切り。ずっと車に乗って縮こまった手足を伸ばしてなんという極楽。サウナにも少し入ってすっかり満喫した。夫と息子の方が一足先に出ていて、待っていてくれた。外には真正面に富士山が見える筈だが、雲隠れである。

 30分ほどしていつものお寿司屋さんに夕食に繰り出す約束をして、さて、時間に訪ねたが2人ともお夕寝中だったらしく、まだ支度が出来ていないという。少し待っていると、今度はロビーにいるとのこと。慌てて母とエレベーターで降りて合流し、お寿司屋さんを目指す。
 4人席に案内され、夫と息子はビールやホッピーで乾杯。セットだけでは飽き足らず、アラカルトであれこれ足す息子はご機嫌で赤い顔をしている。

 皆で満足してホテルに戻り、部屋で珈琲タイム。この後は、もう一度ゆっくり入浴をして1万歩近く歩いた今日の旅の疲れを癒したい。
 明日は、息子が買い物を楽しみにしているアウトレットに寄って帰京の予定である。



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2023.6.17 誕生日の土曜日はヨガの学び&断捨離の濃~い1日

2023-06-17 22:11:26 | ヨガ
 昨夜は、1日フル回転だったので、ソファで一体化しながらドラマの録画を視、暫しリラックスして入浴。

 今朝はいつもの時間に目覚ましが鳴り、すっくと起きる。
 朝食の支度をしていると、起きてきた夫がバトンタッチしてくれたので、洗濯の準備。
 Sさんのオンライン瞑想ヨーガクラス6月2回目、動きのあるクラスの日だ。ウエアに着替えマットを敷き、簡単にお化粧を済ませる。

 開始5分ほど前にZoomに繋ぐ。常連のメンバーが揃って定刻にスタート。Sさんから「今日がお誕生日ですね~」とお祝いの言葉を頂く。有難いことである。
今日は熱を取り、眠気を覚ましてくれる、火照る時期のお薦めのシータリー呼吸を行うとのこと。最初に舌をストローのような形に丸める説明がある。鼻でなく口で行う珍しい呼吸法だ。

 ॐ(オーム)を3回唱え、今日も美しい朝が来て、あらゆる事がうまく進んでいることに感謝する。静かに自分を観察してショートメディテーション。正座からスタートし、四つん這い、膝立ちのポーズを経て、胡坐になってシータリー呼吸。会陰や下腹部を閉めバンダトラヤを行う。
 今日は前回の続き、ドゥルガーのキールタン。今日初めての新しい部分はなかなか発音が難しい。その後、感想タイム。

 私は、久しぶりに行ったシータリー呼吸で涼しくなったことを実感したとお礼。ストローの形で息を吸った口を閉じた後の舌の位置を確認する。解いてOKというお応えを頂いた。
 Mさんから「終わった後、涼しくなるというよりカーッと熱くなったが・・・」に対してSさんは「動いているので血流の流れが良くなり、筋肉も動いているので良いことだ」とのコメント。
 Hさんは「痛みを感じることも観察出来、(痛みが)気にならなくて良かった」とのこと。
 Nさんは「シータリー呼吸の後、眠くなった。キールタンは異国の地にいるような感じだった。」とのこと。
 Jさんは「クンバカの後、熱い感じがしたが良いのか」との質問で、OKとのこと。
 次のクラススタートまで1時間を割っている。ご挨拶をして退室。
 
 出来上がったシーツ等大物の洗濯物を急いで干し終え、寝坊助の息子も起こして3人で朝食を済ませる。
 食後、夫と息子は、息子が出かける迄の時間限定で衣類等の整理。私はリビングのダイニングテーブルでノートPCを開く。2人の話し声が響いてきてつい気になってしまう。

 Sさんのオンラインヨーガスートラ講座は、最終章第4章4回目。今日が最終回、修了日である。開始5分前にZoomに繋ぐ。
 これまで講座が開催される第3土曜日は必ずと言っていいほど治療直後の体調不良日に当たってきた。だが、治療を5週間隔にしたことで、体調が一番良い週末、さらには62歳(!)誕生日という記念すべき日に修了を迎えられたことは本当に嬉しい。
 ちなみに今日は息子にとって生まれて1万日目なのだそう。最近若い人たちはそんな日をお祝いするという。全く知らなかった。
 確かに生後100日は赤ちゃんだし、1000日でも3歳に満たない。10万日生きられる人間がいないことを思えば、1万日は祝うに値する日なのかもしれない。

 クラスは常連の皆さんたちが次々と入室されたところで、定刻にスタート。
 ॐ(オーム)三唱から開始。Sさんと一緒にパタンジャリを讃えるシュローカを唱え、深い呼吸をガイドして頂きながら瞑想タイム。周りの環境に影響を受けないで“ただいる”だけの瞑想を行う。終わる頃にはすっかり休めた感じだ。
 
 サンスクリット語でSさんが先に唱え、それを私達受講者が2,3回繰り返しながら進めていくこれまで同様の学びが始まる。今日は4章27節から再開だが、その前にちょっぴりおさらいをしてから、以下の8節を。

 4-27 このカイヴァリヤ(独存)の境地に向かう最中には隙間があり、サンスカーラ(潜在印象)から他の想念が生じる
 4-28 サンスカーラ(潜在印象)を取り除く方法は先に述べたクレーシャ(苦しみ)を取り除くやり方と同じだ(2章の関係節が紹介される。①クリヤーヨーガの実践、②瞑想する、③ヴィヴェーカ(識別力)を育む)
 4-29 また瞑想で得られるものにさえもこころを奪われることなくどんな状況においても識別力をもつようになるとダルマメーガ・サマーディの境地が現れる
 4-30 ダルマメーガ・サマーディによってクレーシャ(苦しみ)とカルマは消滅する
 4-31 その時、全ての覆いと汚れがなくなり知識は果てしなく広がるので、知られるべきものはわずかとなる
 4―32 こうして目的を果たしたグナ(この世界の全ての物を構成する3つの性質:純性、動性、暗性)の転変の連続は完了する
 4-33 刹那と密接に結びついており、転変の終わりにおいてこそ理解できるもの、それがクラマだ
 4-34 プルシャのためにという目的を果たしたグナが源へと戻り全てが一つの意識の源に至ることをカイヴァリヤ(プルシャの独存)という

 これまでの学びをまとめれば「あなたは純粋な愛そのもの 全ては純粋な愛で出来ている」とSさんは言う。
 ヨーガの定義は心の動きを静めるもの。心の動きが鎮まる時、本来の姿(セルフ)へ戻ることが出来る。ヨーガの最終境地はカイヴァリヤ(独存)。人生の苦しみをどのように解消するかだが、無知こそが苦しみの根本的原因。人生の苦しみは、瞑想を通して取り除くことが出来る。ヨーガ的に見たこの世界は、あなたに楽しみ(経験)を与え、真の自己に戻れるようにすること。

 “全章修了、おめでとうございます”と。共有画面が切り替わる。皆、拍手。最後は皆でオームを1回唱え、全員が一言ずつ感想を述べる。参加者の皆さんから次々にお礼の言葉とともに感想が述べられる。私は、まとめて頂いた内容に尽きる、とお話する。
 Sさんからは今日が誕生日というご紹介もして頂いたので、今日という日に皆さんとともに最後まで学びを続けられたことのご縁に感謝したいとお話する。

 この難解なスートラを1人だけで読み解くのはとても無理だった、というのは皆さん共通のコメント。
 復習のため、7月から1年間限定で録画が見られるようにしてくださるとのこと。そして10月からの瞑想ヨーガ講師養成コースのご紹介もあった。オンラインでOKなのは今年だけ、とのこと。
 予定時間を30分ほど超過して、名残惜しくも退室した。

 息子は講座の途中でデートに出かけ、夫は一人で静かにしていてくれた。さて、あと2時間ちょっとで断捨離トレーナーのMさんの来訪である。

 朝干した洗濯物がすっかり乾いたので取り込んで、畳む。綿毛布等を入れてもう一度洗濯機を廻し、出来る限りの片づけをする。夫は掃除機をかけてくれたり、気になる部分の汚れを落としてくれたり。瞬く間に昼になる。
 急ぎレンチンランチを摂り、Mさんがいらしている間は席を外すという夫を送り出す。ぱぱっと2回目の洗濯物をベランダに干す。
 予報の通り、外は良いお天気、まるで夏の暑さである。

 時間通りにピンポンが鳴り、Mさんが到着される。
 温かいフレーバーティをお出しし、少しお話をしてから、誕生日祝いに、と昨日まで訪れていた高野山で買ってきてくださったというお土産を頂戴する。Mさんと同じシリーズのもので好きな方を、と選ばせて頂いた。有難いことである。さて、断捨離開始である。

 今日は収納の工夫がテーマということで、タオルにトライ。私がひとまず収納してみた写真を送っていたが、実物を見ると、大分印象が違ったようだった。
 まずはリビングで全て棚卸。フェイスタオルとバスタオルをそれぞれ3つ(夫、私、息子のもの)に分けることからスタート。色や肌触り、好みで分けて、処分するものを決めていく。原則、自分以外のものについては勝手に処分しないが、共用のものについては私の判断で、半分くらいに減らす。足ふきマットはほぼ新しいままのものが積んであるだけだったので、全て処分。さらになぜか四半世紀そのままだったベビーバスを処分することにすると、視界が開ける。

 先日洗面所の下の引き出しを断捨離したので、そこにフェイスタオルを収納するというアイディアを頂く。タオル置きのラックはバスタオル用に特化した。ぎっしり詰め込まず、それぞれの塊の間に通路を作る。びっくりするほどスッキリしたが、タオルは色も柄もバラバラなので、なんとなくまだ落ち着かない。本当は色も大きさも統一感があると良いのだろう。ひとまずこれでやってみて、使いにくいようなら、また工夫してみましょう、とのこと。

 大きな紙袋が2つ満杯になった。ここまでで1時間半ほど。冷たい羅漢果茶とお菓子で一休み。今回の断捨離の目標というより、最終ゴールとしてどんな家にしたいか、ということを話しながらノートに書く。

 残りの予定時間は1時間を割っているので、どこか簡単に済みそうな場所は・・・、とのことだったが、大胆にも台所上部の棚に着手しましょうとのこと。全て棚卸したら、もう後には引けなくなった。
 上部の棚は3段あるが、1番上と2番目は脚立を使わない限り私の手は届かない。夫が色々置いていたが、とても管理出来ていないし、今後は置かないスペースにしたいと思う。
 これまた頂き物やら箱に入ったままの何だかわからないものが続々と出てくる。存在すら知らなかったものはどんどん処分。あっという間に不燃ごみの特大袋が一杯になった。

 3時間半の予定が結局4時間になってしまった。夫がMさんがお帰りになっただろう時間に合わせて帰宅したので、ご挨拶してもらう。
 夫が片付けたテレビラックの下を見て、整理整頓としては十分アフターですね、と仰る。ただ、断捨離は整理整頓とは全く違うものであることを改めて実感した。七五三ならぬ7-5-1の法則とは、(蓋が閉まる)見えない収納は(最大入れたとしても)7割まで、見える収納が5割、見せる収納は1割までだという。
 次回のZoom断捨離と訪問日を決め、Mさんを見送った。

 夫が今月2回目のジムに出かけた後、まだ残っていた断捨離の残骸を始末しなければならず、ヨガスタジオに行くのは諦めた。4時間の断捨離(その前には片付け等も)、やはりがっくり疲れている。

 母にMeet通話をして、今日の断捨離等の報告。明日の打ち合わせを済ませて、夕食の支度にとりかかった。
 2時間ほどで夫が帰宅して、2人で夕食を摂った。

 というわけで、誕生日の今日は籠城蟄居。午前はオンラインでヨガの学び三昧、午後は断捨離特化で、ちょっと充実し過ぎた1日になった。

 FacebookやLINEなどで誕生日祝いのコメントを下さった方々、どうもありがとうございました。
 自分が62歳という年齢まで生きているとはとても思っていなかった、再発が判明した時の自分に「その後、治療をしながら15年以上生きているよ。なんとかなるよ。」と教えてあげたい気分です。

 今後何歳まで誕生日を祝えるかは神のみぞ知るではありますが、日々是精進でこれからも細く長くしぶとく日々を綴っていきたいと思います。


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2023.6.16 炊事洗濯ヨガのち断捨離 終日フル回転

2023-06-16 22:25:33 | 断捨離

 昨夜は「食べてくれば良かった~、お腹空き過ぎた」と帰宅した息子が夕食を摂り始めたのが11時近く。いやはや、本当にお疲れ様なことである。

 夫が、今朝出かけるのが早いから、と入浴を急かされる。2日連続のお出かけで疲れてもいたので、ベッドに行くとすぐに眠りについた。CDプレイヤーの調子が悪く、勝手にヴォリュームが最大になって、そうなると電源オフにしないと直せない。
 そのため、マントラCDをBGMに静かに聴きながら寝る、ということが出来なくなっている。

 今朝、6月も折り返しの金曜日。いつも通りのスマホアラームと目覚ましが鳴ってリビングへ移動すると、夫は朝食を始めている。外はいいお天気だ。これは溜まった洗濯をしなければ、と準備。
 瞑想ヨーガを終えると、息子が起きてくる。朝食の支度をしてあげる。デザートは桃が初物。上品な甘さだ。先日、佐藤錦も頂いた。果物が美味しい季節になってきた。

 夕食のお米を研ぎ、サラダを作るルーティンをこなす。息子は今日は飲み会で夕食不要だそうだ。ミールキットは3人分届いているので、夫と一緒に消費しなくてはならない。

 夫が出かけ、時間差で息子が出かけ、朝食を摂り終えると1回目の洗濯物が出来上がる。毎度のことながら3人分3日目になると大量だ。ベランダが一杯になり、干し終えたら30分以上かかっていた。綿毛布等の大物を2回目で廻す。干す場所がないので、布団干し同様、ベランダの手すりに干す。

 嗚呼、疲れた~とメールチェックやネットで新聞を読む。
 天気予報で「急な雷雨があるので、洗濯物を干しっぱなしに注意」と言われた通り、いきなり黒雲が立ち込めて、あっという間に雨が降り出す。セーフで毛布を救出し、あとちょっとだったのに・・・、と恨めしく思いつつ乾燥機に入れる。

 1回目の洗濯物をなるべく内側に移動させるなど、働いていた頃は出来なかった小技を使っているとなんだか頭がクラクラしてくる。
 夫は用事が済んだら昼食を摂って帰宅する、とのことだったが、LINEで早々と「用事が済んだ、お昼にパンを買ったから待っていて」との連絡。お昼前に帰宅してびっくり。

 あれほどの酷い雷雨がほどなくして止んで、いきなり日が差してくる。いかにも暑そうだ。毛布を干し直すのは諦めて、ベランダの干し物を少し移動する。

 モタモタしているうちにお昼になる。カップスープを添えて、夫が買ってきてくれた、かつてよくお世話になったベーカリーのパンを3種類シェアして頂いた。

 気分転換にATMで記帳をしつつヨガスタジオへ。暑い。日傘を差していても、マスクが苦しい。
 金曜日の午後はY先生のストレッチングヨガだ。参加者は少な目で15名。のびのびだ。長雨の不調があるだろうとのことで、足の浮腫みを逃すように下半身を動かしていきますとのこと。
 仰向けの呼吸観察からスタートして座りポーズ、四つん這い、うつ伏せからダウンドッグ、立位バランスを経て、最後はシャヴァーサナ。今日もしっかり汗をかいた。
 シャワーを済ませて、夫と階下のカフェで合流。水分補給をして(夫は糖分補給も)人心地ついてから、ドラッグストアで買い物を済ませて帰宅した。

 すっかり洗濯物が乾いていた。夫と一緒に畳んで収納。そして、シーツも剥がして夏の寝具に替えてベッドメイキングを済ませる。
 また洗濯機が一杯になる。明日は断捨離トレーナーMさんが3回目の来訪だ。
 気になっていた押し入れを夫とともに見直す。よくもまあこんなに入っていたものだ、と恐ろしくなる。
 これも処分、これも処分と大きなひと塊の毛布やら枕やらあれこれ出しても、まだまだスカスカには遠い道のりだ。

 ひとまず資源ごみと燃えるごみ等に分けて特大ごみ袋2つを捨てる。MさんにはLINEアルバムで報告。

 だんだん顎が出てきて、とりあえず夕食の支度に逃げ込む前に母にMeet通話。「暑かったわね~」から始まって、押し入れの断捨離が大変だと報告しつつ、実家の押し入れのことも考えるだけで恐ろしい。おそらく何十年も空気が流れていないのではないか。
 明後日は母も一緒にお出かけのため、実家に寄ることになっているが、押し入れを見ていくほど時間はない。ひとまず自分で廃棄してよいものは決めておくようにお願いする。

 キットを活用しつつ、2人の夕食を終えた。朝から洗濯でてんやわんやした後はヨガで気分転換をし、その後は断捨離と炊事。ということで誕生日前日は終日フル回転だった。

 飲み会の息子は一体何時に帰って来ることやら・・・である。
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