神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

シルティジョンのお弔い

2017年01月09日 18時27分48秒 | フーテンの寅ねこ わんにゃん

ジョンの前に亡くなったペットは「ごん太」という名前のヨークシャーテリアとマルチーズのミックス

今から12年くらい前のこと、それから2年後に、今のジョンとボスが1日違いでわが家に来た

ごん太の時は、お尻に腫れ物ができて可哀想だったが、ジョンは本当に静かに老衰で逝ったのだ

ごん太は近くの山の寺に葬ったが、ジョンは地元の愛犬家の推薦があって隣町の寺院のペット火葬場にした

親鸞聖人が開祖という大寺院で本願寺より建立が古いとの事です。

「広いでしょ、この寺は本山なんですよ」と案内をしてくれたこの寺の方が説明してくれた。

あいにくの雨だったが、その中で傘一本指して、あちらこちらと丁寧に案内をしてくれた。

受付の事務所に案内されて入ると、事務員の感じの良い女性が応対してくれた、脱いだ靴もちゃんと

そろえていただき、さすがだと思った。

午前中に電話しておいたのだが位牌までできていたのには驚いた、ここで葬儀料と火葬料を支払って

葬儀室へ案内してもらって若いお坊さんの読経で焼香した。

案内してくださった中年の男性はまことに親切で、今後の事についても、またペット供養のあれこれ

エピソードなど歩きながら話してくれた。

一年中、猛吹雪の日でも花が絶えないという共同墓地、立派なお墓、その他にも個々の供養室も

あるとのことで、「落ち着いてからいろいろご相談ください」と言ってくれた

女房殿も満足で、「ジョンもいいところで喜んでいるでしょ」

まずは一段落と言ったところだが、ボスがどれくらい理解しているのか、昨夜から落ち着かず悲しい

声で泣き続けている。

もう数日経てば、また元通りの生活に戻るだろう。

 


愛する者の死

2017年01月09日 10時44分45秒 | フーテンの寅ねこ わんにゃん

昨年は「永遠のマドンナ(手が届かない憧れ)」の突然の訃報で終わり

新年は早々に愛犬の死で始まった

夕べ女房殿から電話で「ジョンが死んだ」と連絡が来た

今週いっぱいもたないだろうとは言っていたのだ、しかしこんなにもあっさりと死んでしまうと・・

7日に家に戻って用事をしていたら、よろよろと部屋から出てきて私の両足の間に顔を埋めて

じっとしていた、ずっと体や頭をなでてやっていた、それをジョンは二度繰り返した

女房殿に言ったら「お別れの挨拶をしたんじゃないの」と言ったが全く同感だった

夕べも店に戻る前に「何も食べないし水を含ませて口を潤してやれば」と言って

「医者に頼んで注射の一本もしてもらえば回復するんじゃないか」と言ったら

「そんなことして痛い思いさせなくても・・」と言う

ジョンは安らかな顔で寝ている、「そうだな今は穏やかな顔をしているし、どこも痛いわけでないし

もう歳が来て、老衰なんだから、このまま逝かせてやろう」

と話して家を出た、それから3時間くらいでジョンは死んだ。

 

2007年7月の「中越沖地震」の翌春に、被災地の近く柿崎で保護(逮捕)されたジョン

迷子犬やネコを一時保護する施設に収容され、元の飼い主や、新しい飼い主を待っている

一定期間その両者が現れなければ「薬殺処分」、い一度救われた命は、救った施設によって再び失われる

ジョンは運良く、わが女房殿によってその命を救われた

その時にはもう5~7歳くらいの中型犬の成犬だった、犬種はイギリスの牧羊犬「シェットランド.シープドッグ(シルティ)」

しつけができていて、飼い主の動きをいつも見てから言われたとおりに行動する、歩くときは自分からは動かず、飼い主が

動き出すと一緒に歩く、大人しくて、吠えることも無く(声が出なくて吠えることができなかったこともある)

いつも落ち着いて行動しているが、走るとさすがに早い

ここに来たときは何かに怯えていた、臆病でちょっとした物音でも飛び起きてキョロキョロする、おそらく地震に遭ったときの

後遺症だったのではないだろうか。

元の飼い主は現れなかったけど、飼われていた犬であることはそのしつけをみてわかった。

わが家に来て一月後に隙を見て逃げ出し、50日間の放浪をしたことはすでにここで書いた(「シルティジョンの放浪記」

「わんちゃんにゃんこ」参照)

その後、まだ生まれてまもなくわが家にやってきたキャバリアの「ボス」の兄貴となって良く面倒を見たし

最近、迷子子猫でわが家にやってきた「Pねこ」のおじいさんになって可愛がってくれたジョン

本当に穏やかで優しい犬でした・・・・天国でもきっと穏やかに過ごすことでしょう