文語体へのあこがれを抱いた歌。小学校の唱歌でした。
鳴くやひばりの声うららかに かげろう燃えて野は晴れ渡る いざやわが友うち連れ行かん 今日はうれしき遠足の日よ 右に見ゆるは名高き御寺 左に遠くかすむは古城 春は絵の事我等をめぐる 今日は楽しき遠足の日よ
里の秋、故郷 蛍の光・・・・・
中学校で習った美しい歌・・・・・眠りの精、釣り鐘草
月の光に花も草も 夢を追いつつうなじ垂れぬ 声をばひそめて 枝はさやぐ 眠れ眠れ眠れ 我が子よ 小鳥楽しき歌をやめて 小さきふしどを慕いゆきぬ 野辺には虫の音 ひとり告ぐる 眠れ眠れ眠れ 我が子よ 眠らぬ子らを求めつつぞ 眠りの精は訪い来ん 怪しきその手の見えぬ暇に 眠れ眠れ眠れ 我が子よ
小緑の森の下影 目を覚まして釣り鐘草は ・・・・・・・ ひとり微笑む 実はこの歌はおぼろげにしか覚えていません。ただ焼き付けられた美しい情景を忘れることができません。
椰子の実、夏は来ぬ、荒城の月・・・・・
美しい音が人を美しくすると思います。美しい言葉を選ぶことができるように、大切な我が子と美しい歌を歌ってほしいと思います。