暑さが続いたと思ったら、最近は毎日雨降りが続いている。
ジューンベリーが元気がないのはそのせいかなと思いながらふと枝を見たら、
ものすごく大きな青虫が今しもむしゃむしゃと葉を食べているところ!
太さは1.5センチほど、長さは10センチ以上ありそう。
頭を向こうへ曲げているので、上の写真で見るより実際はずっと長い。
いつも青虫や毛虫をつまんでいるピンセットでは
幅が狭すぎてとてもはさめない。
それで、ゴム手袋をはめた手で取ることにした。
ところが、半端じゃない力で枝にしがみついている。
まるで蛸の吸盤のようだ。
ようやく引き剥がしたら、今度はゴム手袋にかみついてきた。
固い口吻がゴムに当たる感触まで感じられた。
ミントや青ジソについている小さい毛虫だったら、
踏んづけたり、枝ごと切ってゴミ袋に入れて捨てたりしているが、
この大きさの青虫を踏み潰す感触は想像するだけで気持ち悪い。
かといって、ポリ袋なんかでは、噛み破って出てきてしまいそうだ。
始末に困って、けっきょく道路の真ん中に投げ捨ててしまった。
車が轢いてくれれば助かるし、鳥が見つけてくれればもっといい。
もっとも、スズメにはちょっと手(くちばし)に余るかもしれないなあ。
ともあれ、道路の脇まで避難できたとしても、うちの石垣を登って
もう一度ジューンベリーに達するのはぜったいに無理。
うちの前の道路は、車の通りが少ないから、
きっと逃げてしまっただろうなと思いながら、
30分くらいしてから見に行ったら――
道路の真ん中で轢かれていた……。
ごめんよう。
でも、かわいいジューンベリーのほうが大事だから。