もう5年半以上カスピ海ヨーグルトを作りつづけているのだが、
きのうの朝作るとき、種になるヨーグルトを入れるのを忘れてしまった。
この季節なら、朝仕込めば夕方にはでき上がる。
ところが、きのうは夕方になっても全然固まっていなくて
種菌を入れるのを忘れたと気づいたのだった。
10時間以上常温に置いておいた牛乳は変質していそうで
もったいないなーと思いながらも泣く泣く捨てた。
牛乳500mlを惜しんでおなかを壊したらたまらない。
単に、牛乳に種になるヨーグルトを混ぜるというだけなら、
入れるのを忘れることなどありそうにないと思えるだろう。
ところが、わたしは乳酸菌数が多くなるように、
牛乳にスキムミルクを混ぜて、そこへ種菌を植えつけている。
しかも、朝、ヨーグルトを食べるときにその作業をしている。
だから、ヨーグルトをガラスの器に入れたあと、
ヨーグルトを作る容器にもヨーグルトを少し入れるのを
うっかり忘れるということはありうるのだ。
スキムミルクを混ぜるためにかき回しているから
ヨーグルトも入れた気になってしまって……
入れ忘れたのはじつはこれが3度目だ。
とはいえ、5年と8ヵ月のあいだ、2、3日おきに作っていて
失敗が3度なら、まあそれほどうっかり屋というわけでもないかな。
気づいたときは、けっこうショックだったが。