一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

101  あれもせにゃでもまぁいいか年の暮  疏水

2010年12月21日 | 

あれもせにゃ でもまぁいいかとしのくれ)

 

産業革命以来の技術革新によって、私達の生活は実に快適で楽になった。交通の発達や住宅、電気製品の普及が著しい。金属などの新素材の発見や技術による様々な製品が溢れている。

 

それによって、経済活動が活発化し、日本のような小国が、世界第二の経済大国になってしまった。

 

簡単に食糧や衣料が買えて、掃除洗濯も手軽にできる時代になると、大掃除したり、おせち料理を作ったりする必要がなくなった。してもいいけれど、しなくても一向に構わない時代なのだ。

 

そういう意味で、この句、実に現代的な俳句なのである。

 

でもね、疏水さん、あんまり楽をしていると、細胞は退屈して死にたくなるそうですよ。お気を付け下さい!

 

 

 

コメント (2)
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