一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

89   枯れてゆくことも喜び冬構

2010年12月09日 | 

この句、「枯れ」と「冬構」が季重ね。又、「喜び」の主人公が、木なのか作者なのかが不明だ。しかし、これはこれでいいと思っている。

 

落葉樹は、夏に木陰を作り、冬は日射しを通してくれる。人間にとって実に有難い存在だ。

つまり木の葉が散って、日射しが当たり暖かくなり、見晴らしも良くなり広々となることを、作者が喜んでいる、というのが本意。

 

太平洋側の暖地では、冬への備えはそれほど必要ないが、私の場合は来シーズンの薪割りが唯一欠かせない「冬構」。

 

 

 

コメント
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