一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

904  マラソンの過ぎゆく土堤に蓬摘む   茂

2013年04月16日 | 

(マラソンの すぎゆくどてに よもぎつむ)

  ボストンマラソンで、あってはならない爆発事件が起こった。平和の祭典が一瞬にして恐怖の場へと変わったわけだ。犯人は単なる社会への不満分子かもしれないし、アルカイダのような政治的な反米テロかもしれない。

 いづれにしても、アメリカが、例えばベトナムで100万人、イラク・アフガンで22万人という大量の殺戮を行ったことは事実だから、世界中の人々に相当の怒りと憎しみを与えたことは間違いない。

彼らに、正当な大義名分などあるはずはないが、一体いつまでこんな殺戮を繰り返すのだろう。これでは、世界中のマラソン大会が中止になるかもしれない。

この句のような平和な光景が、有難く尊く思えて来る。

ノビル(野蒜)  ネギ属の多年草

コメント
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