(マラソンの すぎゆくどてに よもぎつむ)
ボストンマラソンで、あってはならない爆発事件が起こった。平和の祭典が一瞬にして恐怖の場へと変わったわけだ。犯人は単なる社会への不満分子かもしれないし、アルカイダのような政治的な反米テロかもしれない。
いづれにしても、アメリカが、例えばベトナムで100万人、イラク・アフガンで22万人という大量の殺戮を行ったことは事実だから、世界中の人々に相当の怒りと憎しみを与えたことは間違いない。
彼らに、正当な大義名分などあるはずはないが、一体いつまでこんな殺戮を繰り返すのだろう。これでは、世界中のマラソン大会が中止になるかもしれない。
この句のような平和な光景が、有難く尊く思えて来る。
ノビル(野蒜) ネギ属の多年草