(つむじある こうしのひたい かぜひかる)
旋毛には、右巻(63%)、左巻(31%)があり、旋毛のない人や複数ある人もいるらしい。変わり者、ひねくれ者など性格の悪いのを「つむじ曲り」と言う。
さて、季語の「風光る」であるが、ある解説によると、
うららかな春の日に、やわらかな風が吹きわたる、その明るさをいう。春になると、陽の光も強くなり、吹く風にゆらぐ風景もまばゆく明かるい。いきいきと輝く自然の陽光と風の様相は、新しい春の息吹を感じさせる響きがあり、生々の気に満ちている。それが「風が光る」である。
この30年、なんとなく受け入れて来た季語「風光る」であるが、いざ考察してみるとこの季語の曖昧さに戸惑う始末だ。私は単純に、「森の木々の若葉が、春風にゆらめき、陽光に輝いている様」と考えていたが、そんなに具体的なことではないようだ。私のつむじが曲っていたのかもしれない。
クサイチゴ(草苺) バラ科キイチゴ属の落葉小低木