一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

914  哀しみの砂に沁みたりぶうらんこ   正太

2013年04月28日 | 

 鞦韆(しゅうせん)ぶらんこ、ふらここ、は、公園など一年中どこにでもあるが、春の季語である。季節感が薄い季語の代表格かもしれない。

 さて、この句の作者の哀しみが、どのようなものなのか、想像する術はない。しかし、一般論として、多くの他者である人々に思いを馳せれば、このぶらんこに乗って涙を流した多くの人々がいた歴史は、間違いなくあるに違いない。

 更にそれを世界中のぶらんこにまで想像が及べば、その人々の数は計り知れない。

イカリソウ(碇草、錨草 ) メギ科 イカリソウ属 の落葉多年草。

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