一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

978  夜濯ぎのおはりを待てる大欠伸  佳津

2013年07月19日 | 

(よすすぎの おわりをまてる おおあくび)

  「夜濯ぎ」とは、夜の洗濯のことで夏の季語である。昔よく使われた、板に多くの溝を付けた「洗濯板」が思い出される。もう何十年も見ていないが、今でもプラスチックやガラス、木製の洗濯板が市販されているらしい。

  とはいっても、今時の夜濯ぎは、やはり電気洗濯機であろう。但し、この句の洗濯機は、洗濯・脱水までだから、待って干さなければならない。

 今では、1台で乾燥までやってしまう、究極の洗濯乾燥機が働く主婦たちに普及し始めているそうである。

コメント
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