一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

972 ぶんぶんの一つ覚えの死んだふり  妙子

2013年07月12日 | 

 虫たちの死んだふりを「擬死・ぎし」という。カナブンを初め、コメツキムシやタマムシ、クモなどは擬死をする。知らないが哺乳類にもあるらしい。

  いづれにしても、擬死をする動物が現存しているということは、擬死によって数億年を生き延びて来たのであり、有効な生存手段に間違いはない。

 踏みつけられれば簡単に死んでしまうのに、それでも絶対に死んだふりをしている虫を踏みつける人間は、たぶん少ない。つまり、本能の大部分はかくの如く「種保存の本能」であろう。

ミソハギ

コメント
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