一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1017  八尾にて我を待つのか酔芙蓉   猛

2013年09月03日 | 

 9月1,2日、越中八尾おわら風の盆、俳句吟行の旅に行って来ました。

「風の盆」は、昭和30年代ぐらいまでは、ほとんど近隣の人たちしか知らないローカルな祭りで、見物人も大して多くなかったそうです。

 ところが、1985年(昭和60年)に、高橋治の小説「風の盆恋歌」がベストセラーとなり、一挙に火が付き、今では人口2万人の町に、3日間で30万人が訪れるそうです。

 ですから、この句を鑑賞するには、どうしても「風の盆恋歌」を読まないと始まらないのです。小説の影響で、今では八尾の町のいたるところに「酔芙蓉」が植えられています。

コメント (2)
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