9月1,2日、越中八尾おわら風の盆、俳句吟行の旅に行って来ました。
「風の盆」は、昭和30年代ぐらいまでは、ほとんど近隣の人たちしか知らないローカルな祭りで、見物人も大して多くなかったそうです。
ところが、1985年(昭和60年)に、高橋治の小説「風の盆恋歌」がベストセラーとなり、一挙に火が付き、今では人口2万人の町に、3日間で30万人が訪れるそうです。
ですから、この句を鑑賞するには、どうしても「風の盆恋歌」を読まないと始まらないのです。小説の影響で、今では八尾の町のいたるところに「酔芙蓉」が植えられています。